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Word Online で Insights for Office を利用可能に — Web の情報をドキュメントに活用

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(この記事は 2014 年 12 月 11 日に Office Blogs に投稿された記事 First look at Insights for Office in Word Online—bringing the knowledge of the web to your documentの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)


今回は、Office チームのプログラム マネージャーを務める Rukmani Gopalan の記事をご紹介します。

マイクロソフトは先日 Word Online が Insights for Office に対応 (英語)したことを発表しました。これは、ドキュメントに必要な情報を利用するための新機能で、シームレスに統合されたエクスペリエンスによって作業中でも調べ物 をすることが可能です。この記事では、Insights for Office の詳細と、Word Online で作業中のコンテンツへの理解を深めるためにこの機能がどのように役立つのかについて説明します。

Word Online で任意の単語を右クリックして [Insights] を選択するか、または操作アシスト ボックス (英語)に単語を入力すると、Insights for Office が Bing を使用して Bing Snapshot (英語)WikipediaBing イメージ検索な どのさまざまなソースから関連性の高い情報を取得し、作業中のコンテンツの隣に見やすい形で表示します。また、ドキュメントを読んだり書いたりする際には 辞書の定義も重要であるというご意見を参考に、最高品質のソースとしてオックスフォード英語辞典も Insights for Office で使用できるようにしました。

Insights を使用すれば、情報にさっと目を通して概要をつかんだり、知りたい情報について [Wikipedia] セクションで調べて気になる関連記事を読んだり、単語の定義を調べたり、[Quick Insights] セクションで興味深い情報を入手したり、[Images] セクションで Bing イメージ検索の結果を確認したり、[Web results] セクションで Web 上の情報を調べたりなど、簡単な調べ物から詳細な調査まで、さまざまなレベルで使用可能です。そして、そのすべての操作をドキュメントから直接実行できま す。

ドキュメント内で「Lunar」を選択して右クリックすると、
アポロ月着陸船の情報が表示されます。

 

使用方法

Insights for Office は Word Online の編集表示で使用できます。まず [View] タブをクリックして、[Editing View] が選択されていることを確認します。

Insights for Office は Word Online の編集表示で使用できます。

調査対象の単語 (複数も可) にカーソルを置いて右クリック メニューから [Insights] を選択するか、または [Review] タブで [Insights] ボタンをクリックすると、Insights が起動します。

ドキュメント内に存在しない単語の情報を調べる場合は、Insights で検索したいトピックを 操作アシスト ボックス (英語)に入力すると、同様に検索が実行されます。

Insights for Office には 3 とおりの使用方法があります。

 

従来の検索機能を超える Insights for Office

ユーザーがドキュメント内の単語について検索しようとすると、Insights for Office はドキュメントの内容に基づいてユーザーがどんな情報を求めているのかを理解します。たとえば、ここに「オリンピック山脈 (Olympic Mountains)」と「オリンピック国立公園 (Olympic National Park)」の両方を含んだ文章があります。どちらの「オリンピック」を選択した場合にも、Insights for Office はその単語に応じて適切な情報を取得します。

オリンピック山脈の「Olympic」を選択した場合の Insights の検索結果

オリンピック国立公園の「Olympic」を選択した場合の Insights の検索結果

それではもう 1 つ、「フタコブラクダ (Bactrian camel)」を Insights for Office で検索した場合の例を見てみましょう。


検索結果を一見しただけで、フタコブラクダは中東地域に生息している 2 つのコブを持ったラクダであることがわかり、どのような姿をしているのかを画像でも確認できます。また、[More quick insights] をクリックすると学名などの豆知識が得られます。[More from Wikipedia] をクリックすると、一般的な家畜のフタコブラクダについてだけでなく、フタコブラクダの野生種や、フタコブラクダとよく知られたヒトコブラクダとの混雑種 など、近縁種についての記事も表示され、興味のある情報に目を通すことができます。[Images] セクションには Bing イメージ検索で取得された画像が、[Web results] セクションには Web 上に存在する記事が表示され、[Define] セクションを開くと、選択した単語が辞書でどのように定義されているのかを参照できます。

操作アシストと Insights for Office

今年初め、Office Online に操作アシスト (英語)機能が追加され、このボックスに実行したい作業内容を入力すると必要な情報が得られるようになりました。しかし、さらに詳しい情報が表示されることを多くのユーザーの皆様からご期待いただいていたため、Insights for Office を操作アシスト (英語)でも利用できるようにしました。調べたい単語を操作アシスト ボックスに入力するだけで、適切な情報が取得されます。次のスクリーンショットは、操作アシスト ボックスに「望遠鏡の発明者 (Who invented the telescope)」と入力して [Discover insights on who invented the telescope] をクリックしたときの Insights の検索結果です。

 

皆様のご意見をお待ちしています

ユーザーの意図に合った情報を確実に提供できるようにするためには、お客様のご意見がたいへん重要です。Word Online にはこちらのリンクを クリックするだけでアクセスできますので、ぜひ右クリック メニュー、リボン、または操作アシスト ボックスから Insights をお試しください。Insights のエクスペリエンスについて、機能強化のアイデアや、意図したとおりに動作しなかった事例、この機能でお気に入りいただいている点などがありましたら、スマイルアイコンをクリックして皆様の声をお聞かせいただければ幸いです。

Insights for Office 機能の詳細については、ぜひ Bing ブログ (英語)もご覧ください。


【情報更新版】プロキシ/ファイアーウォール等で IP /URL ベース フィルタリングを行っている場合は変更情報にご注意ください

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この記事は 2013 年 4 月 20 日に Office 365 コミュニティブログに投稿された記事『【重要】プロキシ/ファイアーウォール等で IP /URL ベース フィルタリングを行っている場合は変更情報にご注意くださいに、実際にお客様からいただいたお問い合わせを基にした追記、また参照先の更新を加えた「更新記事」です。

 

対象:

旧Office 365 , ,

新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business

マイクロソフトでは、お客様によっては社内のネットワークからインターネットへの接続には、特定の許可されたものにしか行わせたくない、と思っていることを認識しています。これを実現するために、ファイアーウォールやプロキシサーバーによるフィルタリングを行っているかと思いますが、そのような環境から Office 365 に正常に接続するためには、Office 365 のリソースと接続する際にはフィルタリングを回避できるように設定を行う必要があります。

 

フィルタリングのために利用していただくための Office 365 リソース 情報として、ドメイン名 (URL) と IP アドレスの両方を公開していますが、アクセスのフィルタリングをするにあたっては、なるべく URL ベースのフィルタリングを行うことをお勧めします。これは、IP アドレスのほうが変更頻度が高くなる可能性があるためです。

この設定が正常に行われていない場合、たとえば以下のような現象が発生したり、あるいはサービスに全く接続できなかったりといったことが発生します。

 

  ・SharePoint Online、Outlook Web App や Office 365 ポータルで一部の画像が表示されなかったり、画面が崩れたりする

  ・Lync で IM はつながるけれども音声やビデオがつながらない

  ・Outlook クライアントを利用して Exchange Online のメールボックスへ接続できない

  ・Lync クライアントからのサインインができない

  ・各種ツールや Office Pro Plus のダウンロードができない

  ・Office 365 管理センターや、Outlook Web App などの画面にて、一部分が表示されない、リンクが正常に動作しない

  ・ADFS 環境にてクレームルールを利用したアクセス制御を行っている場合に、認証そのものが正常に行えなくなる。

  

また、クラウドサービスは利用を開始した後も常に進化をしていますので、マイクロソフト データセンターの拡張や他社のインターネット アクセラレーション テクノロジーの利用など、サービスのリソースは常に変化する必要があります。そのため、 Office 365 に限らず、パブリッククラウドのサービスに対して社内ネットワークからのアクセス制限環境で利用しようという場合は、定期的に設定内容を見直す工数を考えておく必要があります。

 

最近の更新情報とサービスアップグレード

Office 365 の URL と IP アドレスの範囲については、以下のページにまとめて記載されております。情報は随時翻訳されておりますが、必要に応じて英語のページも併せて参照することをお勧めします。


【日本語】Office 365 の URL と IP アドレスの範囲

【英語】Office 365 URLs and IP address ranges

含まれる内容(2014 年 12 月 2 日更新時点)

  • Office 365 ポータルと ID

  • Exchange Online

  • Lync Online

  • SharePoint Online

  • Exchange Online Protection (EOP)

  • Office 365 リモートアナライザーツール

  • Yammer

  • Office 365 ProPlus

  • Office Online

  • Office for iPad

  • Office Mobile

 

これらの更新情報の通知を受け取るには、以下の RSS を購読してください。

http://onlinehelp.microsoft.com/ja-jp/office365-enterprises/o365ip.rss.xml

 

今後、特にサービスアップグレードが行われていくにあたり、サービスがホスティングされているサーバーが移動する可能性がありますので、URL や IP アドレスにも変更が出てくる可能性があります。サービスアップグレードが行われるまでは特に、これらの更新情報を十分にウオッチしていただき、更新があったら適切な設定変更をしていただくようにお願いいたします。

 

ガレージ シリーズ: SharePoint に導入されたデータ損失防止と、新しい iOS および Android 用 Office 365 Message Encryption Viewer の紹介

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対象: 新Office365 Office 365 EnterpriseOffice 365 BusinessOffice 365 Education

 

(この記事は 2014 年 12 月 17 日に Office Blogs に投稿された記事 Garage Series: Bringing Data Loss Prevention to SharePoint and first look at new Office 365 Message Encryption Viewers for iOS and Androidの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

今回は、情報保護チームのリード エンジニアを務める Asaf Kashi を再びゲストに迎え、Office 365 に適用される情報保護の更新内容をご紹介します。さらに、近日追加予定の SharePoint および OneDrive for Business のデータ損失防止機能、今後公開予定の Office 365 コンプライアンス センター、暗号化されたメールを表示するためのワンタイム パスコード、リリースされたばかりの iOS および Android Office 365 Message Encryption Viewer のデモをお見せします。

(Please visit the site to view this video)

 

前回 Asaf Kashi を招いたのは、今年 5 月の情報セキュリティと情報保護に関する更新について取り上げた回 (英語)でした。その際、Asaf から SharePoint および OneDrive for Business にデータ損失防止 (DLP) が追加される予定だという話がありましたが、今回はそのトピックについてさらに掘り下げ、DLP の概要と実際のユーザー エクスペリエンスおよび管理者エクスペリエンスをご覧いただきます。この機能を利用すると、今後公開予定のコンプライアンス センターで一元的にポリシーを定義し、Exchange、SharePoint、OneDrive for Business を制御することができます。つまり、1 か所でコンプライアンス ルールを作成するだけで、そのルールを複数のサービスに適用できるのです。Asaf が所属する情報保護チームでは、現在 SharePoint 向けの DLP を構築中なので、近日公開される機能のプレビューをご紹介します。

また、DLP とは別に、暗号化された Office 365 メールを表示する新機能が先日追加されました。10 月に発表された、Office 365 Message Encryption (OME) で保護されたメールに使用できるワンタイム パスコードです。ワンタイム パスコードを使用すると、暗号化された Office 365 メールを送信する相手が Office 365 または Microsoft アカウントを利用していない場合にも、期限付きのパスコードを提供して、ブラウザーで安全にメールを開いてもらうことができます。また、先ごろワンタイム パスコードの有効期限を 12 時間に延長しました。日々多数の OME メッセージを受信する場合も、12 時間以内であれば毎回パスコードを入力する必要はありません。

今回はさらに、新しい iOS および Android 用 Office 365 Message Encryption Viewer アプリについても取り上げます。これらのアプリを使用することで、暗号化されたメールのやり取りを iOS や Android でも安全に行うことができます。ビデオの 11 分 40 秒の時点から、任意のメール サービス (デモでは Yahoo メール) を使用してメールを受信して Android 用 Office 365 Message Encryption Viewer で暗号化されたメッセージを閲覧する方法のデモをご覧いただけます。iOS および Android 用 Office 365 Message Encryption Viewer は、以下のリンク先にてダウンロード可能です。また、詳細情報についても、こちらからご参照ください。


iPhone Office 365 Message Encryption Viewer のスクリーンショット

 

ぜひビデオをご覧いただき、実際の動作をご確認ください。2014 年中のガレージ シリーズは今回が最後になります。来年も、Office 365 のテクノロジにご興味がある皆様に向けて、マイクロソフトの各担当者からさらに多くの情報を発信していく予定です。

どうぞ良いお年をお迎えください。2015 年にまたお会いしましょう。

Jeremy Chapman

 

参考情報

SharePoint Online、OneDrive for Business、Windows ファイル共有、Office アプリケーションにデータ損失防止 (DLP) を拡張

Google Play ストアで Office 365 Message Encryption Viewer を入手

iTunes で Office 365 Message Encryption Viewer を入手

ガレージ シリーズのビデオ チャンネル (英語)

ガレージ シリーズ第 1 期のブログ記事のアーカイブ (英語)

Twitter で @OfficeGarage をフォローする (英語)

Windows Phoneおよび Windows 8用 Office 365 ガレージ シリーズ アプリ

PowerShell を使ってサービス毎にアクティブ ユーザー数を見てみよう

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今回は、昨年 10 月に新しく追加されたライセンスと利用率を表示するための PowerShell コマンドレットをご紹介します。

組織で導入した Office 365 で、いったいどれくらいのライセンスが消費されどれくらいのユーザーが実際に利用しているのか知りたいと思ったことはありませんか?管理者であれば、PowerShell を実行して概要を取得することができる Get-LicenseVsUsageSummaryReport コマンドレットが用意されています。昨年 10 月に Lync Online の クライアント デバイス レポートを取得するための Get-CsClientDeviceReport コマンドレットなど、いくつかのコマンドレットが追加されていますが、今回利用するものはそのひとつです。

引数の説明などはリファレンス記事を参照いただきたいのですが、Exchange Online に PowerShell で接続した後、「Get-LicenseVsUsageSummaryReport」と引数なしで実行すると、それぞれのサービス (Workload) について有料ライセンス (NonTrialEntitlements)、試用版ライセンス (TrialEntitlements)がどれくらいのユーザーに割り当てられているか、そして実際に利用している (=ログオンして使っている) ユーザーがどれくらいいるかを一目で把握することが可能です。

 

PS C:\> Get-LicenseVsUsageSummaryReport

 

Date               TenantGuid                  Workload NonTrialEntitlements TrialEntitlements ActiveUsers
----               ----------                  -------- -------------------- ----------------- -----------
2014/10/31 0:00:00 16cfc456-281b-49ae-92ce-... EXO      16                   25                3
2014/10/31 0:00:00 16cfc456-281b-49ae-92ce-... LYO      7                    25                0
2014/10/31 0:00:00 16cfc456-281b-49ae-92ce-... SPO      16                   25                2
2014/10/31 0:00:00 16cfc456-281b-49ae-92ce-... Yammer   16                   25                0

 

サービスは Exchange Online (EXO)、Lync Online (LYO)、SharePoint Online (SPO)、Yammer についてアクティブなユーザーがどれくらいいるかを把握できます。

上記の例では、試用版ライセンスは 25 ライセンスがすべてのサービスで、有料版ライセンスは Lync Online 以外は 16 ライセンスが、Lync Online は 7 ライセンスが使用されていることが分かります。ただし、その中で実際にこの期間に利用していたユーザーは Exchange Online が 3 ユーザー、SharePoint Online が 2 ユーザーだけでした。そのため、組織に対して利用促進の施策をどのサービスに行えばいいかが分かりますね。

また、その他にも Office 365 ではいろいろなレポートを PowerShell を介して入手することができます。今回、新しく更新された「Office 365 PowerShell ガイド」に追記されています。

正月休み明けに、ご利用中の Office 365 テナントの現状把握をされてみてはいかがでしょうか。

 

参照

Office Delve にボードを導入 — 新しい方法でドキュメントの整理と共有が可能に

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対象: 新Office365 Office 365 EnterpriseOffice 365 BusinessOffice 365 Education

 

(この記事は 2015 年 1 月 7 日に Office Blogs に投稿された記事 Introducing boards in Office Delve—a new way to organize and share workの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

Office 365 のビジネス ユーザーの皆様に対して Office Delveの提供が進む中、皆様がこの新しい革新的なエクスペリエンスをどのように利用して、ご自身やチームの業務に関連するコンテンツを見つけ、把握しているのかについて、ご意見をお伺いすることができ、たいへん嬉しく思っています。Delve では、Office 365 上のコンテンツや会話に機械学習を適用するインテリジェントなファブリックである Office Graph が使用されており、ユーザーは適切なドキュメントに再びアクセスしたり、共有された関連性の高いコンテンツを見つけ出したり、興味のあるテーマに関連する情報を検索したりできます。

次のステップとして、Delve に表示されるすべての有用なコンテンツを簡単に整理できるようになりました。今回ご紹介する Delve の新機能「ボード」は、コンテンツを整理するための機能です。これを利用すると、必要なときにすぐにアクセスできる状態になり、他のユーザーとの共有も簡単に行えます。

Delve では、ボードを使用して、関連ドキュメントをグループにまとめ、共有できるようになります。たとえば、ボードを作成して、チームが取り組んでいる特定のプロジェクトに関連するすべてのドキュメントを収集、整理できます。組織内のすべてのユーザーは、既存ボードの表示や編集、新しいボードの作成を行うことができます。ただし、表示したり、開いたりすることができるのは、アクセス権限を付与されたドキュメントのみです。

ボードを活用して Office 365 のさまざまなコンテンツを整理する方法については、以下のビデオをご覧ください。

(Please visit the site to view this video)

 

自分のボードに追加する、新しいボードを見つける

他のユーザーと共同作業を行うと、情報が錯綜してしまいがちです。しかし、心配はありません。ボードを使用すれば、簡単かつ効果的な方法でアイデアやトピックを整理できます。そのためには、[+ Add to board] をクリックし、新しいボード名を入力するか、既存のボードの一覧から選択します。

ドキュメント、サイト、ビデオなど、Delve に表示されるあらゆるカードをボードに追加できます。

 

ボードを使用すると、トピックやプロジェクトに関連するコンテンツを把握できるほか、重要なコンテンツに再びアクセスすることも簡単になります。Delve では、ボードを検索したり、ボードをフォローして最新情報を随時入手したり、他のボードを見つけたりできます。いずれの場合も、個々のコンテンツの保存場所を把握する、あるいは記憶しておく必要はありません。

自分のボードにはいつでもすぐにアクセス可能です。自分のボードに追加したり、新しいボードを見つけたり、ボードをフォローして最新情報を随時入手したりできます。

 

協力して自由にアイデアを収集する

すべてのボードは、それぞれがアイデアや情報をまとめた、ただ 1 つだけのグループであり、他のユーザーが検索および編集することができます。Delve の他のビューと同様に、ボードには閲覧権限を持つコンテンツのみが表示されます。

また、共同作業も簡単になります。ボードの URL を共有するか、ボードから直接 [Send a link] をクリックすると、チームと共同作業を行えます。やがてチームが作業を進め、ドキュメントを更新したときにも、ボードには常に最新の状態が反映されます。

 

今後の予定について

ボードに関する取り組みは、Delve を使用してドキュメントの共同作業を行ったり、新しいコンテンツを見つけたりした際に、情報の整理に役立つ機能を実装したいという思いから始まりました。今後は、Office 365 Video の導入に伴い先日概要が発表された次世代ポータルのビジョンに沿って、[Add to board] 機能をベースとした Office 365 における新しいコンテンツのキュレーションやナレッジ管理などのシナリオを実現できるようになる予定です。

Office 365 チームでは、皆様のご意見をお待ちしております。ぜひ Office 365 コミュニティ ネットワーク (英語)にご参加いただき、また、UserVoice ページ (英語)にフィードバックをお寄せください。

 

よく寄せられる質問

Q. Delve でサポートされ、ボードに使用できるコンテンツの種類を教えてください。

A. Delve では、Office Graph が提供するインサイトに基づいて関連性の高いコンテンツが表示されます。Delve で見つかるコンテンツはすべてボードに追加できます。先行リリースプログラムに参加されている Office 365 ユーザーの皆様への Delve の提供を進めている期間中は、Office Graph に Office 365 全体からのシグナルと、主に OneDrive for Business、SharePoint Online チーム サイト、新しい Office 365 Video ポータルの各コンテンツが取り込まれます。今後数か月の間に、電子メールの添付ファイルや Yammer のソーシャル ニュースフィードといった追加のシグナルおよびコンテンツも取り込まれるようになる予定です。

Q. 私の Office 365 環境では、Delve および新しいボード機能はいつから利用できるようになりますか。

A. Office 365 先行リリースプログラムに参加されているお客様には、Delve が提供される際に、Delve の一部としてボードが提供されます。既に先行リリースに参加されている場合は、今後数日以内に新しいボード機能が表示されます。先行リリースのお客様への提供が完了した後、2015 年初頭までには、対象となるすべての Office 365 ユーザーの皆様に Delve をご利用いただけるようになる見込みです。

Q. 今後、ボードはどのように Office 365 全体に統合される予定ですか。

A.ボードに関する取り組みは Delve を使用して共同作業を行ったり、コンテンツを見つけたりした際に、コンテンツのキュレーションや整理に役立つ機能を実装したいという思いから始まりました。今後は、さらに幅広い種類のコンテンツをサポートすることで Office 365 の他のエクスペリエンスにもボードが統合されるほか、既存の SharePoint のメタデータ管理機能も活用できるようになる予定です。

メールボックスの新しい復元方法

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(この記事は 2015 年 1 月 13 日に Office Blogs に投稿された記事 A better way to recover a mailboxの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

ハイブリッド環境またはクラウドのみの環境に存在するユーザーやメールボックスを削除したとき、その復元作業には手間がかかることがあります。また、復元処理の結果、1 人のユーザーが複数のメールボックスを使用することになったり、一部の電子メールが失われたり、他のサービスと関連付けられているデータが破損してしまったりすることもあります。このような状況になると、多くの場合、トラブルシューティングが難しく、マイクロソフト サポートの支援が必要となります。

Exchange Online には以前から「削除済みアイテム フォルダーへ移動」という機能があり、この機能を使用した場合には、非常に簡単にメールボックスを復元できます。それでは、メールボックス復元の実行方法についてご説明します。

 

シナリオ: 誤ってユーザーをメールボックスごと削除した場合

まず、削除されたユーザーがオンプレミスで管理されていたか、それともクラウドで管理されていたかを把握する必要があります。

ユーザーがクラウドで管理されていた場合

ユーザーがクラウドで管理されていた (つまりオンプレミスの Active Directory から同期していない) 場合、管理ポータル (http://portal.office.com) から復元できます。[ユーザー]、[削除済みのユーザー] の順に選択すると、「ユーザーを復元する」というオプションが右下に表示されます。

オンプレミスの AD から同期されていた場合

ユーザー アカウントがオンプレミスから同期されている場合、オンプレミスでユーザーを復元する必要があります。メールボックスへの再接続は自動的に行われます。

重要な注意事項: オンプレミスでユーザーを再作成すると、復元処理に使用されるグローバル一意識別子 (GUID) が変わるため、まったく同一にはなりません。

削除されたユーザーを復元する詳しい方法については、http://support.microsoft.com/kb/2619308の記事を参照してください。記載されている操作を実行すれば、ユーザーを復元できます。

 

この操作では復元できない場合

「削除済みアイテム フォルダーへ移動」の操作で削除した場合でも、ユーザー アカウントを復元できないことがあります。その例としては、ユーザー アカウントが破損している場合、ユーザー アカウントが永続的に削除されている場合、ユーザーは既に退職しているが、そのメールボックスが業務に関連したメールボックスとして使用されていて新しいユーザーからアクセスできる必要がある場合などがあります。

このような場合には、New-MailboxRestoreRequest コマンドレットを使用できます。このコマンドレットでは、あるユーザーからデータをマージしたり、メールボックスを他のユーザーにアーカイブしたり、アクティブなメールボックスをアーカイブしたりといったことが可能です。前述の復元手順 (こちらが最良の方法です) と異なり、New-MailboxRestoreRequest を使用する場合は、「削除済みアイテム フォルダーへ移動」を行ったメールボックスから、別のアクティブなメールボックスやアーカイブ メールボックスにデータをマージします。

 

この手法のメリット

以前は、ユーザーとメールボックスの両方を復元できなかった場合、メールボックスを物理的に削除するというサポート対象外の手順を実行する必要がありました。この手順は信頼性が低く、また SharePoint や Lync などの他のサービスに影響が波及するおそれがあるだけでなく、この手順が成功しなかった場合には、非常に限定的な対応しかできなくなり、最終的にはサポートに問い合わせなくてはなりません。

重要な注意事項: Get-RemovedMailbox および New-Mailbox –RemovedMailbox を含め、従来のメールボックス復元手法は今後無効化される予定です。この手法が使用できなくなるときに備えて、新しいオプションの使用方法を把握しておくことをお勧めします。

 

新しいオプションの使用方法

この手法は、メールボックスを持つユーザーを新規作成し、データをマージするだけで完了です。メールボックスを持つユーザーを作成する方法は、DirSync を使用する場合と Microsoft Online ポータルを使用する場合で異なります。

1. ユーザーとメールボックスを作成します。

DirSync を使用する場合

       オンプレミスの Exchange 管理ツールからユーザーとリモート メールボックスを作成します。

       ディレクトリの同期を強制実行します。

DirSync を使用しない場合

       Microsoft Online ポータル (http://portal.office.com) にログインします。

       ユーザーを作成し、ライセンスを付与します。

2. コマンドレットを実行してアカウントをマージします。この操作は、Exchange Online に接続されている PowerShell から実行します。

A) PowerShell を Exchange Online に接続します。詳しい方法については http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj984289(v=exchg.150).aspxを参照してください。

B) 次のコマンドを実行し、「削除済みアイテム フォルダーへ移動」操作から復元するメールボックスの GUID を取得します。
Get-Mailbox -SoftDeletedMailbox

C) 次のようなコマンドレットを実行してメールボックスを復元します。
New-MailboxRestoreRequest -SourceMailbox <手順 2B で取得した GUID> -TargetMailbox <手順 1 で取得した GUID>

注 1: 復元元または復元先のメールボックスがアーカイブである場合、次のスイッチを使用します。
(-SourceIsArchiveおよび/または -TargetIsArchive)

注 2: 手順 2C の値には、アカウントの GUID を含める必要がありますが、SMTP アドレスや UPN の値も使用できます。復元元と復元先の混同や競合が発生する可能性を低減するために、マイクロソフトでは GUID の使用をお勧めしています。

制限事項

このマージ機能にはいくつかの制限事項があります。たとえば、復元元がアクティブなメールボックスである場合、ここからデータをマージすることはできません。Jane というユーザーが、ライセンスを保持した状態で電子メールを使用しているとします。新しい手法では Jane のデータを Tom のメールボックスにマージできません。この新しい手順はバックアップや複製を目的としたものではなく、復元のみを目的として作成されています。

また、メールボックスが物理的に削除された場合もこのツールは使用できません。Office 365 から手動でユーザー アカウントを削除し、その後ごみ箱からユーザーを削除した場合、メールボックスは物理的に削除されます。この場合には、先に簡単に述べたとおり、復元できない可能性があります。繰り返しになりますが、このマージの手法は「削除済みアイテム フォルダーへ移動」を行ったメールボックスが通常の復元オプションでは復元できない場合を目的としたものです。

Timothy Heeney

SharePoint にプロジェクトを保存する方法、再度開く方法 - パート 1

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(この記事は 2015 年 1 月 6 日に Office Blogs に投稿された記事 Saving Projects to SharePoint–and opening them again! Part 1の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

*** 2015 年 1 月 13 日更新 - ブログ記事の再編集を行うことはあまりないのですが、今回の記事は特にわかりにくかったため (読者の方からコメントを頂きました。ご指摘ありがとうございます!)、セクション タイトルとキャプションを追加しました。その他の部分には手を加えていません。***

「SharePoint にプロジェクトを保存する」―この言葉はシンプルなようで、実は多くの意味が含まれています。ですから、本題に入る前に、このブログ シリーズの方向性についてお伝えしておこうと思います。この話題を取り上げるにあたっては、あらゆるシナリオを網羅したいのですが、変化する要素 (ブラウザー、クライアント、バージョン、ドキュメント ライブラリ、SharePoint のタスク リスト、オンプレミスのサーバーであるかクラウドであるか、Project Server であるか、Project Online であるかなど) が非常に多いため、すべてを扱うことはできません。これについては、コメント欄で活発にご意見を交換していただければ幸いです。この記事では、一般的に発生している問題と、考えられる回避策やベスト プラクティスをご紹介します。説明する動作の中には、不具合と思われるようなものや、Word や Excel などの他の Office アプリケーションとは異なるもの、「そう動作するように設計されている」と説明するほかないものも存在します。そのような説明は聞いたことがない方もいらっしゃるかと思いますが、これは、製品の機能がお客様の期待するものと違う場合によく使用される言い回しです。また、設計時の配慮が不足していた場合や、予算や期間が限られていたために目指していた機能が完成しなかった場合、開発者がまったく意図していなかった方法で使用された場合などにも、耳にします。Word や Excel、PowerPoint と異なる点としては、まずプロパティ パネルが挙げられます。これは、SharePoint ドキュメント ライブラリに追加した列をアプリケーション内に表示する機能であり (Project や Visio にはこの機能はありません)、不具合とは見なされません。たとえば、Project のカスタム フィールドなどの要素が Word に存在しなくても不具合とは見なされないのと同様です。もう 1 つ異なる点を挙げると、Word や Excel、PowerPoint、Visio ではネイティブなドキュメント形式からブラウザーの編集画面が起動されますが、Project の場合は Project Server または Project Online からのみ可能で、mpp ファイルでは実行できません (ただし「タスク リストへの同期」でこの機能を実現していると考えることもできます)。それでは、主題である SharePoint への保存の話に入りましょう。

まず、mpp ファイルを SharePoint に保存する方法から説明します。後ほど Project Online および Project Server の場合にも触れますが、ここでは mpp ファイル形式の場合に限定して取り扱います。なお、この記事の内容は Project 2013 および SharePoint 2010/2013 のみを対象としています。

 

1. 「名前を付けて保存」で OneDrive for Business (SharePoint) のドキュメントフォルダーに mpp ファイルを保存する場合

Marketing Campaign Plan テンプレートで新規作成された mpp ファイルを、名前を付けて保存する場合について説明します。

[Save As] ダイアログに表示される項目数はユーザーによって異なります。1 番上に表示される [Sync with SharePoint] オプションについては、パート 2 で説明する予定です。続く 5 つのオプションは「サイト」に関するもので、それぞれ SharePoint の異なる場所を指しています。その下に表示される [OneDrive – Microsoft] は、私の作業用の OneDrive for Business アカウントであり、これも同様に SharePoint の場所です。[OneDrive – Contoso] および [OneDrive – LunchWithaLens] のオプションも同様に SharePoint から OneDrive for Business への接続で、それぞれ異なる Office 365 ログイン アカウントに対応しています。[OneDrive – Personal] は SharePoint ではなく、私の Microsoft アカウントのクラウド ストレージです。[Other Web Locations] にも SharePoint の場所が該当し、この場合には SharePoint 2010 のサイトがいくつか含まれています。

最初の例では、[OneDrive – Microsoft] の最近使用したフォルダー一覧に表示されている ____SyncTests フォルダーに保存してみましょう。

フォルダーを選択すると [Save As] ダイアログが表示され、ローカル ディレクトリと同じようにパスが表示されます。下矢印ボタンをクリックすると、ファイルの保存先である OneDrive for Business と接続された、SharePoint の個人用サイトの完全なパスを確認できます。

[Save] をクリックすると次のようなダイアログが表示され、プランが保存されます。

上記の手順では、適切に認証を得られること、Web クライアント サービスが実行されていること (またはサーバー OS でデスクトップ エクスペリエンス機能を使用しており、WebDAV クライアントを使用できること) など、いくつかの条件を満たしている必要がありますが、一般的には簡単に満たせる条件であり、これが SharePoint に mpp を保存するための信頼性の高い方法です。次に、ドラッグ アンド ドロップで保存する方法を説明します。

 

2. ドラッグアンドドロップで SharePoint ドキュメントライブラリにコピーする

次は、OneDrive サイトの同じ場所に、デスクトップから他の mpp ファイルをドラッグしてみましょう。

 

3. ドキュメントライブラリにマッピングされているローカルドライブにファイルをコピーする

他に、mpp ファイルを OneDrive for Business にマッピングされているローカル フォルダー (この場合は D:\Users\BriSmith\OneDrive – Microsoft フォルダー) にコピーする方法があります。

 

4. ファイルを開く際のオプション - Web ビューでファイル名をクリックする

さて、ここからは保存した mpp ファイルを開く方法についてご説明しましょう。OneDrive のブラウザー ウィンドウでプラン名をクリックします。

すると、下図の右上と [Info] に書かれているとおり、読み取り専用で開かれます。「このプロジェクトは読み取り専用モードで開かれています。編集するには、このプロジェクトを編集モードで開き直すか、[名前を付けて保存] を選択して別の保存場所を選択します」という回避方法も表示されています。また、「%20」という文字列についても注意が必要です。これは、空白文字を表示しないために Web ページでは一般的に使用されるもので、名前の中の空白文字が %20 という文字列に置換されます (場合によっては表示されないこともあります)。

 

5. ファイルを開く際のオプション - [Edit] オプションを使用する

編集する場合は、省略記号をクリックしてから [Edit] を選択します。

私の場合、このプランを読み取り/書き込みモードで開くことができます。ここで「私の場合」と前置きしたのは、この操作を行っても読み取り専用モードのままで表示される場合もあるからです。ファイルを開く操作には不具合が発生��ており、現在調査が進められています。しかし、その修正には非常に複雑な変更が必要となるため、通常の累積更新プログラムで修正する予定はありません。この動作は Word や Excel での読み取り専用ファイルの処理とも異なります。開発チームはこれらの処理が同じになるように変更することに取り組んでいますが、それぞれのアプリケーションで使用されるファイルの処理方法とファイル形式が大きく異なるために複雑な作業が必要であり、これも通常の累積更新プログラムで修正する予定はありません。ただし、この動作が統一されることをユーザーの皆様がお望みであることは承知しております。

 

6. ファイルを開く際のオプション - ローカルにマッピングされているドライブから開く

多くの方が実施できる回避策としては、このほかに、OneDrive for Business フォルダーのファイルをローカルにコピーし、mpp ファイルをクリックして読み取り/書き込みモードで開くという方法があります。同様に SharePoint の OneDrive フォルダーからコピー (ダウンロード) するという回避策もありますが、あまり便利な使い方であるとは言えません。ローカルの OneDrive フォルダーをご利用のお客様から、同期の信頼性に関するフィードバックを頂いたことがあります。スクリーンショットの撮影とシナリオの動作確認のために OneDrive の同期を修正する必要がありましたが、この方法では手間がかかることは認めざるを得ません。

さらに複雑なことに、マスター プロジェクトとサブ プロジェクトの作業を同一のドキュメント ライブラリで行おうとすると、問題が発生することがあります。この場合、作業対象のプロジェクトをすべて読み取り/書き込みモードで開くと正常に動作します。これは Project Server での動作とまったく同一です。プランを編集モードで開いていない場合でも (計算フィールドが更新されたなどの理由で) 「開かれている」メモリ内のコピーで変更することが可能で、保存を促すメッセージが表示されます。ただし、読み取り専用モードで開いていると、新規プロジェクトとして保存するように指示されます。これは、前述のとおり「そう動作するように設計されている」ためです。

 

7. ファイルを開く際のオプション - ログイン中のユーザー以外のドキュメントライブラリから開く

別のドキュメント ライブラリに移動してテストを続けます。他のアカウントを使用して接続する必要のある Office 365 サイト上に新しいドキュメント ライブラリを用意し、いくつかのドキュメントをドラッグして保存しました。なお、このテストには Google Chrome を使用しています。ブラウザーによる動作の違いはありませんが、異なる認証情報を使用して異なるサイトを開く場合は、異なるブラウザーを使用したほうが簡単です。省略記号、[Edit] の順にクリックします。

この例では、ファイル ダウンロードのダイアログや、この Office 365 サイトへのログインを促す [Switch Accounts] ダイアログなどが表示されます。ここではログイン情報がキャッシュされていない (同時に他のブラウザーでログイン状態になっていることが明らかである) とし、ファイルは読み取り専用で開かれていると仮定します。

これで読み取り専用モードで開くことの主な問題点がおわかりいただけるかと思います。ご自身のドキュメント ライブラリに使用しているのと同じ資格情報で PC にログインしている場合は正常に動作しますが、異なるアカウントでログインしている場合には、そのアカウントがキャッシュに保存されていて明らかに使用可能であっても、正常に動作しないことがあります (この場合でもドキュメントにはアクセスできます)。オンプレミスのインストール環境では通常、この問題は発生しません。しかし、SharePoint Online、Office 365、および Project Online では、シングル サインオンを使用していない場合、この問題が発生しやすくなります。この問題については引き続き調査し、その結果をパート 2 以降でご報告します。何らかの事実が判明した場合は、このブログで記事を公開しますので、ご確認いただければ幸いです。

パート 2 では、SharePoint 2010 での動作について説明します (パート 3 に続く可能性もあります)。また、SharePoint タスクとの同期においても、読み取り専用モードで開くことで同様に問題が発生しているため、これについても取り上げる予定です。

Yammer での Internet Explorer のサポートの更新

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(この記事は 2014 年 12 月 31 日に Office Blogs に投稿された記事Yammer Internet Explorer Support Update (12/31/14)の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

Yammer をお使いのお客様が最新のブラウザーへ移行できるよう、Internet Explorer 8 (IE8) のサポートを本来のサポート終了期限 (EOL) である 2014 年 4 月から、2014 年 12 月まで延長することを決定致しました。また、Internet Explorer 9 (IE9) の EOL も 2015 年 4 月とします。この期限以降では、Yammer のシステム要件は Office 365 のシステム要件と一致するようになります。Office 365 のシステム要件の詳細は次の Web サイトを参照してください: Office 365 のシステム要件

Yammer は最新または直前のバージョンの Internet Explorer または Firefox、最新バージョンの Chrome または Safari と動作するように設計されていますが、Yammer でのベスト エクスペリエンスを保証するために最新バージョンのブラウザーの使用を推奨します。

Microsoft では、古いブラウザーやクライアントを使って Yammer に接続することはお勧めしませんが、そのソフトウェアが製造元によってサポートされている期間中は、制限付きサポートを提供します。具体的には、古いブラウザーやクライアントを使い続ける場合、次のようになります:

  • Yammer では、サービスへの接続を意図的に妨げることはありません。
  • Yammer では、そのようなクライアントに関連する問題を解決するコード修正は提供されませんが、必要に応じてセキュリティ修正プログラムが提供されます。
  • ただし、ユーザー エクスペリエンスの質は次第に低下します。

Internet Explorer

Yammer では、2014 年 12 月に IE8 のサポートを、2015 年 4 月に IE9 のサポートを停止します。お客様の組織で古い Web アプリやサービスへのアクセスに IE8 を使用している場合は、Internet Explorer 11 (IE11) への更新およびInternet Explorer 11 の Enterprise mode の評価も考慮してください。更新することで、従来の Web アプリとの下位互換性も向上します。

FirefoxChromeSafari

Microsoft は、ブラウザーの製造元によってサポートされているバージョンのブラウザー (通常は最新版のみ) をサポートします。Firefox および Chrome の両ブラウザーは、6 週間毎にデバイスを更新するよう設計されています。これらのブラウザーに関する一般的な問題の多くは、次回更新時に解決されます。

 


Office 365 で DKIM と DMARC により、電子メールの保護を強化

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(この記事は 2015 年 1 月 20 日に Office Blogs に投稿された記事 Enhanced email protection with DKIM and DMARC in Office 365の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

今日、スプーフィングによる攻撃は、スパム メールの増加やフィッシング攻撃の激化につながるおそれがあり、多くの企業でその対策が問題となっています。Office 365 では、スプーフィングのリスクを軽減してクライアントの安全性を高めるために、受信したメールに対する IPv4 の DomainKeys Identified Mail (DKIM) と、ドメインに基づくメッセージの認証、報告、および適合 (Domain-based Message Authentication, Reporting and Compliance、DMARC) による検証に対応しました。この技術はどちらも、送信元が認証済みの信頼できるものであるかを確認し、認証に失敗した信頼できない送信元を識別する際に役立ちます。なお、Office 365 の各メールボックスに個別にフィルターを適用できる Exchange Online Protection (EOP) では、既に IPV6 での受信時の DKIM がサポートされています。今回追加された機能により、Office 365 ではお客様のブランドを保護する能力が強化され、より安全に使用できるようになります。

それでは、新機能について詳しくご説明しましょう。

 

ドメインに基づくメッセージの認証、報告、および適合 (DMARC)

DMARC は電子メールのスプーフィングに対抗する技術で、フィッシングの防止にも役立ちます。DMARC は、5322.From のメール アドレス (Outlook や Outlook.com などの電子メール クライアントで表示されるアドレス) を使用してスプーフィングを実行するフィッシング攻撃者に対し、特に有効です。5321.MailFrom のメール アドレス (バウンス メッセージの転送先として使用されるアドレス) が使用されたスプーフィングには Sender Policy Framework (SPF) が効力を発揮しますが、DMARC ではより高度な詐欺行為に対応できます。

金融機関を装ったフィッシング メールが DMARC により阻止された例

 

DMARC は、SPF と DKIM の両方を評価し、いずれかのドメインが 5322.From のアドレスと一致するかどうかを確認することにより、ユーザーを保護します。上記の例では、攻撃者が使用した phishing.com ドメインは SPF のチェックを通過しましたが、5322.From アドレスの woodgrovebank.com ドメインと異なっていたため、DMARC のチェックを通過しませんでした。

DMARC のチェック結果は Authentication-Results ヘッダーにスタンプされます。

Authentication-results: protection.outlook.com; spf=pass

(sender IP is xx.xx.xx.xx) smtp.mailfrom=phish@phishing.com

dkim=none (message not signed) header.d=none; dmarc=fail

action=quarantine header.from=woodgrovebank.com;

Office 365 はこの DMARC の結果を利用してメッセージをスパムとしてマークし、ユーザーの保護を強化します。詳細については、Office 365 での DMARC の利用について取り上げたこちらのブログ記事 (英語)をお読みください。

 

DomainKeys Identified Mail (DKIM)

DKIM では署名ドメインを所有する人物やロール、企業に許可を付与し、メッセージとドメインを関連付けることで、メッセージに対する責任の所在を明らかにします。送信者はメッセージの DKIM-Signature ヘッダーにデジタル署名を挿入し、これを受信者が検証に使用します。DKIM を使用するとドメインの評価を決定することができます。これは、電子メールを確実に配信し、送信元がなりすましと判定されないようにするうえで重要な役割を持っており、電子メールの保護において不可欠な要素です。Office 365 では、これまで IPv6 で送信されたメッセージに対して DKIM がサポートされていましたが、新たに IPv4 もサポート対象となりました。

DKIM の検証結果は Authentication-Results ヘッダーに記録されます。たとえば、DKIM-Signature ヘッダーの d= の部分に記載された署名ドメインが d=example.com である場合、次のようになります。

Authentication-Results: spf=pass (sender IPis1.2.3.4)

smtp.mailfrom=user@example.com; contoso.com; dkim=pass (signature was verified) header.d=example.com;

メッセージが DKIM の検証に合格しない場合、dkim=fail となり、かっこ内にはその理由 (本文のハッシュが無効、キーのクエリがタイムアウトした、署名のキーが存在しないなど) が記載されます。

Office 365 では、メッセージを受信したときに DKIM の署名を検証します。しかし、(ユーザーの受信トレイに届いたとき、オンプレミスのメール サーバーに中継されたとき、ポリシー ルールにより BCC として送信されたときなどに) メッセージがスキャンされると、その後通過する電子メール サーバーが再検証しようとしても、メッセージの一部が Office 365 により変更されているため、既存の DKIM-Signature ヘッダーが検証されることはありません。次期リリースの Exchange Online Protection では、この処理を変更する予定です。

DKIM の詳細については、RFC 6376 (英語)および dkim.org (英語)を参照してください。

デジタル署名が添付されたメッセージ

 

上記の 2 つの機能は、現在順次展開中であり、2015 年の第 1 四半期末までにはすべての皆様に適用される予定です。この機能により、Office 365 に対するフィッシングとスパム メールが減少し、サービスをいっそう快適にご利用いただけるようになります。さらに、マイクロソフトは引き続き Exchange Online Protection (EOP) の新機能の開発に取り組み、安全性を強化してまいります。

—Terry Zink (Office 365 チーム、プログラム マネージャー)、Shobhit Sahay (同チーム、テクニカル プロダクト マネージャー)

Power Query の 1 月の更新 — コネクタの追加と操作性の向上

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(この記事は 2015 年 1 月 20 日に Office Blogs に投稿された記事 Power Query January update—new connectors and usability improvementsの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

Power Query for Excel は、データの検出、アクセス、共同作業を簡略化して、ビジネス インテリジェンス (BI) エクスペリエンスを強化する Excel アドインです。Power Query チームは Power Query エクスペリエンスの向上に継続的に取り組んでおり、1 月の更新では新しいコネクタと操作性を改善する機能強化を数多く追加しました。

 

今回の更新内容

今回の更新では、下記の機能を追加または強化しました。

  1. ODBC コネクタ — この新しいコネクタを使用すると、汎用 ODBC データ ソースから Power Query にデータをインポートできます。
  2. [From Azure] リボン ドロップダウン メニュー — Power Query のすべての Microsoft Azure データ ソースを新しいリボン ドロップダウン メニューにまとめました。これにより、[Get External Data] リボン グループの項目が見やすく、見つけやすくなります。
  3. [Workbook Settings] ダイアログ — [Locale]、[Fast Combine]、[Relationship Detection] など、ワークブック固有の設定が表示される新しいダイアログです。
  4. リレーションシップ検出の有効化/無効化オプション — データ モデルにクエリを読み込む際に、テーブル間のリレーションシップを自動的に作成するかどうかを制御できます。
  5. クエリ エディターのプレビュー画面で列数と行数を表示 — クエリ エディターのプレビュー画面で列および行数が表示され、データの形状やサイズを瞬時に確認できるようになります。
  6. ワークシートを削除する際にクエリ削除の確認ダイアログを表示 — 1 つ以上の Power Query クエリが読み込まれているワークシートを削除するとき、クエリを削除するか、ワークシートへの読み込みを無効にするかを選択できます。

今回の更新版は Power Query のダウンロード ページからダウンロードできます。

各機能の詳細については、次のビデオをご覧になるか、今回の発表について取り上げた Power BI ブログの元記事 (英語)をお読みください。

(Please visit the site to view this video)

今回の機能強化と新機能が、皆様にご満足いただけることを願っています。ご意見やご提案がございましたら、Power Query の Smile/Frown 機能を使用してお知らせください。

さらに詳しい情報については、下記の関連記事にてご確認いただけます。

Twitter アカウント @MSPowerBI をフォローして #ExpressUrCells をチェックしてください。

Microsoft Azure & Office 365 金融機関向けクラウドサービス対応セキュリティリファレンス 公開

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(この記事は 2015 年 1 月 28 日に青い空の向うへブログに投稿された記事 Microsoft Azure & Office 365 金融機関向けクラウドサービス対応セキュリティリファレンス 公開 のクロスポストです)

 

金融情報システムに関する自主基準として、FISC (金融情報システムセンター: The Center of Financial Industry Information Systems) により 金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準・解説書 が策定されており、クラウド利用における安全対策基準として 第8版追補 が追加されています。

 

この度、Microsoft Azure および Office 365 に関して、この第8版追補の各項目に対する対応状況を整理した「金融機関向けクラウドサービス対応セキュリティリファレンス」が公開されました。FISC 安全対策基準の各項目(137の設備基準、108の運用基準、51の技術基準について、株式会社三菱総合研究所日本ビジネスシステムズ株式会社トレンドマイクロ株式会社、株式会社電通国際情報サービス の4社にて調査された内容になっています。

 

▶ FISC > 金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準・解説書(第8版追補)

▶ 金融機関向けクラウドサービス対応セキュリティリファレンス (各社サイトにてダウンロード可能)
株式会社三菱総合研究所 / 日本ビジネスシステムズ株式会社 / トレンドマイクロ株式会社 / 株式会社電通国際情報サービス

  

【1/30 追加】

▶ Microsoft Azure Japan Team Blog > 「金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準」(FISC 安全対策基準)に対する Azure の対応状況リストを公開 

あらゆる場所で Office を: iOS および Android 用 Office に関する最新情報

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今回は、Office プロダクト マネージメント チームのゼネラル マネージャーを務める Julia White の記事をご紹介します。

先日 Windows 10 の新しいエクスペリエンスが発表されました。その中で、Windows 10 の Office ユニバーサル アプリの新しいタッチ エクスペリエンスが、小型のデバイスから Microsoft Surface Hub までの各種デバイスに提供されることが紹介されました。これは、最近リリースされた Office for iPhone、Office for iPad の更新版、Android タブレット向け Office のプレビュー版に続くものです。これらの製品はすべて、Office をあらゆる場所で、あらゆる人に、あらゆるデバイスでご利用いただくという、マイクロソフトが掲げる目標への重要なステップとなっています。

Office は、これまでに全世界の iPhone ユーザーおよび iPad ユーザーにより 8,000 万以上ダウンロードされています。また、Office アプリは生産性アプリのランキングでトップ 10 に入っており、4+ の評価を得ています。Android タブレット向け Office のプレビュー版もリリース以降大きな反響をいただき、こちらも 4+ の評価を得ています。プレビュー版の Word、Excel、PowerPoint の各アプリは、33 の言語、110 を超える国で 25 万回以上ダウンロードされ、製品の改良や改善に役立つフィードバックをいただいています。多様な Android エコシステム全体で高品質かつ一貫性のある Office エクスペリエンスを提供するうえで、お客様からのご意見はたいへん重要です。

マイクロソフトはモバイル ファースト、クラウド ファーストの世界を目指して生産性に変革をもたらすために取り組んでいますが、これらのリリースは、その成果のごく一部にすぎません。今回、この取り組みに関して 2 つの重要な発表が行われました。

まず、Android 向け Office が「プレビュー版」ではなくなりました。現在、Android タブレット向けのWordExcel、および PowerPoint は Google Play ストアから無料でダウンロードしていただけるようになっています。また、高い評価をいただいている Android 向け OneNote も同様にご利用いただけます。さらに、Intel 製チップセットのネイティブなサポートも今後 3 か月以内に予定されています。

一般ユーザーの方の場合、Google Play ストアから無料のアプリをダウンロードして Microsoft アカウントでログインすると、無料でファイルの作成や印刷、一般的な編集機能をご利用いただけます。また、プレミアム機能を使用するには Office 365 サブスクリプションへのサインアップが必要です。ビジネス ユーザーや企業ユーザーの方は、ビジネス用の Office 365 サブスクリプションでログインすると Android タブレットで Office をご利用いただけます。

Word ドキュメントを美しく表示できます。使い慣れたリボン UI のメニュー オプションとナビゲーションは、Android プラットフォーム上でのタッチ操作を考慮した設計が施されているため、キーボードがなくても快適に操作できます。

Android 向け Office の詳細については、こちらのページ (英語) をご確認ください。

このほかに、新たに iOS 向け Outlook およびプレビュー版の Android 向け Outlook を発表しました。Outlook についてはすべてのデバイスのユーザーから強いご要望をいただいていたため、マイクロソフトでは今回のリリースを喜ばしく思っています。

今回のリリースの Outlook では、スマートフォンやタブレットでも PC で操作する場合と同様に、効率よく仕事用とプライベートの電子メールを管理できるようになりました。また、電子メールを管理する方法はユーザーによってさまざまであるため、Outlook ではスワイプなどの操作をカスタマイズしてユーザーのお好みのエクスペリエンスに変更することができます。電子メールのほかにも、今回の Outlook アプリに統合されている予定表では、タップ 1 回で会議のスケジュールを決定したり、他のユーザーとスケジュールを共有したりできます。

この新しい Outlook アプリは、Office 365、Exchange、Outlook.com、Yahoo! メール、Gmail、およびその他の主要電子メール サービスと連携しています。iOS 向けおよび Android 向けの Outlook の詳細については、こちらのページ (英語) をご覧ください。

Outlook アプリは Acompli のコードを基に開発されたため、Acompli ユーザーの方には馴染みやすいかと思います。マイクロソフトは今後も Outlook アプリの更新を速いペースで進め、お客様が慣れ親しんでいる Outlook のエクスペリエンスを提供してまいります。この取り組みの詳細については、旧 Acompli CEO で現在は新しい Outlook 担当の GM である Javier Soltero が執筆した Office ブログの記事 (英語) をお読みください。

iOS および Android 向け Outlook

マイクロソフトは、ユーザーの皆様や各企業がより高い成果を上げていただくための力となることを目標としていますが、今回のリリースではその目標に向けてさらに 1 歩前進しました。自信を持ってお届けするこの新しいエクスペリエンスが、皆様に気に入っていただけますと幸いです。ぜひ今すぐアプリをダウンロードしてお試しのうえ、ご意見をお寄せください。マイクロソフトは引き続き生産性とモバイル エクスペリエンスの新しい形の融合を模索し続けますので、どうぞご期待ください。

ダウンロード

 

Mac および iOS デバイス向け OneDrive for Business の更新情報

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(この記事は 2015 年 1 月 28 日に Office Blogs に投稿された記事 OneDrive for Business comes to Mac and iOS devicesの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

今回は、Office 365 チームのディレクターを務める Reuben Krippner の記事をご紹介します。

このたび、Mac および iOS デバイス向けの OneDrive for Business の機能が更新され、ファイルへのアクセス方法と管理方法が新しくなりました。

数か月前には、Android/Windows Phone 向けのモバイル エクスペリエンスが刷新され、1 つのアプリから個人用と仕事用の両方の OneDrive ストレージにアクセスできるようになりましたが、今回の更新によって iOS 向け OneDrive アプリからも同様に、個人用と仕事用の両方のストレージにアクセスできるようになりました。この更新版のリリースをもって、仕事用とプライベート用の OneDrive のエクスペリエンスを統一するという、モバイル関連の取り組みの第 1 段階が完了しました。

また、Mac ユーザーの皆様からは OneDrive for Business のファイルに簡単にアクセスし、オフラインで利用したいというご意見が寄せられていました。この声にお応えするために、今回 Mac 向けの OneDrive for Business 同期クライアントのパブリック プレビューをリリースしました。これにより、使い慣れた検索機能を利用して、簡単かつ安全に OneDrive for Business のファイルを管理/同期できるようになりました。

iOS 向け OneDrive for Business アプリの更新版は App Storeから、Mac 向け OneDrive for Business の同期クライアントのプレビュー版は Microsoft ダウンロード センター (英語)からダウンロードしていただけます。今回のリリースの詳細については、OneDrive ブログ (英語)をご覧ください。

また、以下の Office Mechanics の動画では、新しくなった OneDrive for Business アプリの実際の動作や、近日中に追加される新機能をご紹介しています。ぜひご覧ください。

(Please visit the site to view this video)

今後も数か月にわたって OneDrive の最新情報をどんどん公開していく予定です。引き続きご注目ください。Office 365 の最新のロードマップはこちらのページ (英語)でご確認いただけます。

モバイル デバイスで Yammer を活用し、チームの生産性を飛躍的に高める

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(この記事は 2015 年 2 月 3 日に Office Blogs に投稿された記事 Take your team to the next level with Yammer on mobile devicesの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

今回は、Yammer チームのプロダクト マーケティング マネージャーを務める Carlos Bohórquez Marín の記事をご紹介します。

近年、モバイル デバイスが私たちの生活の場と職場にかつてない勢いで浸透 (英語)しているのはご存知のとおりです。また、目まぐるしい変化にすばやく対応し多くのイノベーションを取り入れているようなチームは、無限のパワーを発揮する 「オープンな共同作業」の機能をますます使いこなすようになり、Yammer を活用して特に外出先での生産性を高めています。

そのため Yammer チームでは、プロフィールおよびグループの表示機能と編集機能の強化、検索機能と通知機能の改良、25 言語へのメッセージ翻訳機能の統合、パフォーマンスと信頼性の向上など、iOS 版および Android 版の Yammer モバイル アプリに週 1 回の機能拡張 (英語)を行ってきました。

そしてこのたび、モバイル チームの共同作業をこれまで以上に効率化するために、iOS 版と Android 版の Yammer は、イノベーションの新たな段階を迎えることになりました。

 

iOS 8 向けの Yammer の新機能 Handoff に対応

複数の Apple デバイス間で、さらに便利に Yammer を活用できるようになりました。Mac 上で開始した Yammer による共同作業を、一度のスワイプ操作によって、iPhone や iPad でシームレスに引き継ぐことができます。また、iOS デバイスから Mac にも、ワン クリックですばやく戻れ、Yammer で最後にやり取りした時点から作業を継続できます。

下の動画では、iOS 8 と OS X Yosemite で Yammer を使用して実際に Handoff を利用するようすを紹介しています。*

(Please visit the site to view this video)

iOS 8 でサポートされる Handoff を利用し、デバイス間でシームレスに Yammer の共同作業を連係

 

Android 向けの Yammer の新機能– Android Wear のサポート

Android Wear デバイスでも Yammer を利用し、時間や場所に捉われず生産性を高められるようになります。腕時計を見るような感覚ですばやくチームのメッセージを確認して「いいね!」と反応で きるほか、音声コマンドを使用してスマートウォッチから直接返信することも可能です。外出中でも、これまで以上に簡単にチームと常に連絡を取り合えるよう になります。

この機能の使用にあたっては、お手持ちの Android フォンに Yammer をインストールするだけで、Yammer がシームレスに Android Wear デバイスへと拡張されます。**

Yammer の音声返信機能を使用して、Android Wear デバイスからチームにすばやく返信

 

モバイルでの共同作業を改善する Yammer のその他の機能拡張

その他にも、ユーザーのさらなる生産性向上のために、外出先での Yammer による共同作業がもっと簡単になる機能を iOS 版および Android 版の Yammer に追加しました。

  • インタラクティブ通知– iOS デバイスまたは Android デバイスに表示される Yammer の通知のデザインが刷新され、通知から直接「いいね!」を投稿して、さらにスピーディにチームとやり取りできるようになりました。操作性に関しても多くの 強化を行っています。通知がスレッドごとにまとめて表示され、全通知に Yammer アイコンが表示されるようになったほか、Android フォンの LED を点滅させて通知の着信を知らせる機能も追加されました。小さな変更ですが、大きな意味を持ちます。
  • Yammer での共有– 外出先でも、Safari、Chrome、およびその他のアプリからリンクや写真などを直接 Yammer グループに共有し、チームへの貢献度をさらに高めることができます。

インタラクティブ通知を使用し、外出先から Yammer でフィードバック

 

モバイル ファーストの時代に対応するオープンな共同作業

Yammer モバイル アプリのイノベーションのペースは、今後さらに加速します。私たちは、チームのオープンな共同作業を可能にし、個人の貢献度を高め、組織のサイロ化を解消 することにより、すべてのメンバーの生産性と成果を向上させられるように、わかりやすくて強力なモバイル エクスペリエンスを丹念に作り込んでいきたいと思います。

もちろん、引き続き Yammer の優れた機能を、あらゆるデバイスに提供してまいります。2015 年にリリースされる新機能にご期待ください。

Yammer を使用すれば、外出先での共同作業が可能になり、いつでも、どこにいてもチームのメンバーと連携できます。Android 版、iOS 版、Windows Phone 版の Yammer アプリを、ぜひダウンロードしてご利用ください。

 

あらゆるデバイスから Yammer を活用してチームと共同作業

パワーユーザーの皆様へ:Office 365 Network (英語)にご参加ください。また、Office 365 の公開ロードマップ (英語)では、Yammer およびエンタープライズ ソーシャルに関する最新の重要トピックをチェックできます。

— Carlos Bohórquez Marín

 

* Handoff のサポート対象デバイス、要件、およびセットアップの詳細については、Apple のサポート ブログを参照してください。

** Android Wear デバイス、要件、およびセットアップの詳細ついては、Android Wear クイック スタート ガイドを参照してください。

iPad、iPhone、Mac、OS X、Safari は、米国およびその他の国における Apple Inc. の登録商標です。App Store は Apple Inc. のサービス マークです。Android、Android Wear、Chrome は、Google Inc. の商標です。

Gmail から Office 365 に移行するための 7 つのステップ

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対象: 新Office365 Office 365 EnterpriseOffice 365 BusinessOffice 365 Education

 

Gmail をお使いのお客様は Office 365 に標準で実装されている IMAP 移行ツールを使って、7 つのステップで Office 365 に移行することが可能です。この方法は小規模組織で Gmail を運用している場合に有効な方法です。

  • ステップ 1. Office 365 のメールボックスを作成する
  • ステップ 2. Gmail の移行ファイルを作成する
  • ステップ 3. Office 365 から Gmail サーバーに接続する
  • ステップ 4. Gmail メッセージを Office 365 に移行する
  • ステップ 5. Gmail 連絡先を Office 365 に移行する
  • ステップ 6. Gmail カレンダーを Office 365 に移行する
  • ステップ 7. Gmail から Office 365 への移行が正常に完了したことを確認する

各ステップの詳細は、以下の TechNet の記事でご覧ください。

Gmail から Office 365 に移行するための 7 つのステップ


SharePoint の進化

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対象: 新Office365 Office 365 EnterpriseOffice 365 BusinessOffice 365 Education

(この記事は 2015 年 2 月 2 日に Office Blogs に投稿された記事 Evolution of SharePointの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

今回は、Office プロダクト マネージメント チームのゼネラル マネージャーを務める Julia White の記事をご紹介します。

お客様やパートナー様からたびたび、SharePoint は Office 365 でどのように進化するのか、オンプレミスの SharePoint の将来はどうなるのか、といったご質問を頂いています。そこで今回は、SharePoint に関する今後の展望をお伝えしたいと思います。2015 年を迎え、Office 365 に新たなイノベーションを続々と展開し、オンプレミス サーバーの次期リリースを間近に控えている今こそ、絶好の機会ではないでしょうか。

当初、SharePoint はチーム サイトに焦点を当てたコンテンツ共同作業ソリューションという位置付けでした。製品が進化するにつれ、ポータル、検索、ビジネス インテリジェンス (BI)、エンタープライズ コンテンツ管理 (ECM) といった新しい機能が追加されました。SharePoint では、これらすべての機能に共通して一貫した管理レイヤーが提供されており、お客様による制御を実現します。また、SharePoint は拡張性の高いプラットフォームとして設計されているので、お客様やパートナー様は、事前設定不要のエクスペリエンスを自由に強化できます。皆様からは主に、機能、管理、拡張性に対してご好評を頂いております。これら 3 つの要素は、SharePoint の取り組みを推し進める中で、サーバーと Office 365 の両方において今後も中心的な役割を果たします。

クラウドを利用することで、SharePoint 内だけでなく、Office テクノロジ全体で機能、管理、拡張性を統合できるようになりました。ようやく、個々の製品の枠を超え一貫した生産性ソリューションとして、お客様やパートナー様により多くのメリットを提供する包括的な機能をお届けできるようになったのです。また、クラウドによって、これまで以上に迅速に新機能を開発して提供できるようにもなっています。同時に、すべての Office エクスペリエンスに共同作業、モバイル対応、機械学習といった機能を直接組み込むことで、ワーク スタイルに新世代の変革をもたらしています。

 

クラウドにおける SharePoint の進化

現在、クラウド上で Office 365 と共に SharePoint を進化させており、これまでと同様に機能、管理、拡張性の主要な分野に力を入れると共に、ハイブリッド環境についても重点的に取り組んでいます。しかし、多くのお客様が今後も継続的にオンプレミス環境、ファイアウォール環境、またはハイブリッド環境を業務に利用されることでしょう。そのため、これまでで最も安全かつ安定性と信頼性の高い SharePoint サーバーの次期バージョンを構築して、企業のお客様がニーズに合わせてクラウドのイノベーションを活用できるように尽力しています。

Office 365 では、Office テクノロジ全体で機能を統合し、メール、インスタント メッセージング、従来の SharePoint などのサービスに加えて Office Delve や Office 365 Video といった新機能を実装しています。同時に、これらすべての機能の管理性と拡張性を実現する主要な IT 機能および開発機能を維持し、強力なハイブリッド接続を確立しています。

 

機能

検索、コンテンツ、チーム サイトといった従来の SharePoint 機能、そして基盤となる優れたプラットフォームに加えて、対象を明確にした新しい機能が Office 365 で提供されています。これらの機能には、共同作業支援 (常に接続された世界でチームをつなげる)、モバイル対応 (あらゆるデバイスで真の生産性を実現する)、インテリジェンス機能 (コンテキストに応じて関連性の高いカスタマイズされた情報を提供する)、すぐに利用可能 (成果を得るまでの時間を短縮する)、クロススイート (Office 365 の機能を統合し、従来の製品間の境界を取り除く) といった特徴が挙げられます。

それでは、具体的にご理解いただくために、現在取り組んでいる技術革新の一部をご紹介します。

  • 検索: 従来のエンタープライズ検索を超える Office Delveは、Office 365 のデータから関連性の高い情報を見つけ出したり関係性を把握したりするための新しい手段であり、予測検索機能を利用することも可能です。Delve は、Office Graph が引き出したインサイトに基づいて、ユーザーと関連性の高いコンテンツを認識し、適切なタイミングで適切な情報を提供します。

  • ポータル: マイクロソフトのお客様は長年にわたって、機能が非常に充実した動的なポータルを構築されてきました。これまでお客様はポータルの構築に数週間から数か月を要していましたが、マイクロソフトは新たに「すぐに利用可能な」ポータルとして提供できるように、ポートフォリオの拡張に取り組んでいます。次世代ポータルは、インテリジェンス機能、共同作業支援、モバイル対応を実現し、すぐに利用できるように設計されています。2014 年にリリースされた Office 365 Video は次世代ポータルの第 1 弾です。2015 年には、ナレッジ管理やユーザーに焦点を置いた新しいポータルも追加される予定です。

  • ファイル: SharePoint の汎用ドキュメント ライブラリに加えて、OneDriveでは個人用のファイルを 1 か所に簡単に保存して同期し、デバイス間で共有することができます。IT 部門が求めるセキュリティ、信頼性、管理性にも徹底的に対応しています。OneDrive を利用することで、最終的には個人用ファイル サーバーやローカル ハード ドライブは不要になり、企業全体でより簡単に共有および共同作業を実現できるようになります。先日、iOS および Mac 向けの更新および新機能もリリースされました。

  • チームサイト: Office 365 では、チーム サイトのコンセプトが拡張されました。その際に、従来は SharePoint に保存されていたチームのコンテンツを、メール、インスタント メッセージング、タスク、連絡先、個人用ファイル、ソーシャル フィードなど、Office 365 のさまざまな情報と統合できるようになりました。この Office 365 全体にわたる包括的なチーム エクスペリエンスにより、ユーザー権限の簡素化、包括的な管理、ガバナンス、拡張性モデルが実現され、IT 部門とユーザーの両方にメリットがもたらされます。

  • BI: ユーザーや IT 部門が数分で運用を開始できるように事前設定不要なソリューションを作成するというマイクロソフトのビジョンが、Power BI (英語)によって前進しました。Office 365 を基盤として構築された Power BI は、クラウド内の統合分析プラットフォームを提供し、ユーザーは使い慣れた Excel インターフェイスを通じて、さまざまな場所にある重要な情報にアクセスすることができます。

  • ソーシャル: ソーシャルは、単体のニュースフィードから Office 365 全体にわたるイマーシブなエクスペリエンスへと進化しています。Office 365 の一部である Yammer を利用することで、ユーザーが最も重要な会話に参加したり、チームでアイデアを迅速に検討したり、企業全体に広く働きかけたりすることが容易になります。ユーザーがより動的な新しい方法で業務を進められるように、Yammer の機能を Office のドキュメントやビデオだけでなく、Dynamics CRM や Salesforce.com といった一般的な基幹業務アプリケーションと統合し、各種プラットフォームに対するモバイル アクセスを提供しています。

管理

マイクロソフトは、複雑なビジネスおよび IT の要件を十分に理解しています。また、管理、セキュリティ、プライバシー、コンプライアンスが重要な課題であるということも承知しています。そのうえで、Office 365 またはオンプレミス、あるいはその両方を利用するどのお客様にも業界最高レベルのエンタープライズ クラス プラットフォームを提供できるように尽力しています。SharePoint の進化の中核として、単一の管理レイヤーからすべてのユーザー エクスペリエンスを管理できるようになりました。この管理レイヤーを拡張し、SharePoint、Exchange、Lync、すべての新機能に加えて Office 365 全体で、コンプライアンス、管理、IT 統制のエクスペリエンスを統合しました。今後も、データ損失防止 (DLP) やモバイル デバイス管理 (MDM) などの機能のほか、Rights Management、多要素認証 (MFA)、電子情報開示、法的情報保留、メタデータ管理、ポリシー制御といった機能の改良を続け、強固かつ安全で信頼性の高いプラットフォームを提供してまいります。

 

拡張性

SharePoint が現在の形にまで発展できたのは、このプラットフォームを基盤として拡張やカスタマイズを行ってきた世界 340 万人を超える開発者の皆様のおかげです。これは進化を続けても変わることはありません。クラウド向けの開発は手法が異なりますが、マイクロソフトは、お客様やパートナー様がニーズに合わせて新しい革新的なアプリケーションを構築したり、カスタマイズを行ったりできるようにしたいと強く望んでいます。そのために、SharePoint 2013 で導入されたアプリ モデルを引き続き発展させ、より多くのカスタム機能を追加すると共に、充実した Office 365 API によって SharePoint のデータへのアクセスを容易にするべく取り組んでいます。今後もこれらの API の強化を行うと同時に、まったく新しい API (Office Graph や Office 365 Video など) を本格的に導入することで、さらに統合のレベルを深めてまいります。これにより、IT 部門や開発者の皆様、そしてパートナー様は、利用者に合わせてより高度なカスタマイズを実現できるようになるでしょう。

Office 365 で日々 SharePoint のデータとの統合や接続を行うアプリおよび API を使用しているお客様の数は急増しています。多くのお客様が、マイクロソフトのオープン ソースの Patterns and Practices (英語)プロジェクトで提供されるトレーニング、ガイダンス、コードを活用することで、以前はオンプレミスの完全信頼コードを使用して構築していたものと同じくらい高度なソリューションを実現されています。しかし、開発者の皆様のニーズはさらに拡大しており、マイクロソフトでは皆様からのフィードバック (英語)を大いに参考にしています。SharePoint を使用して新しい機能や統合を開発する機運は、かつてないほど高まっています。開発の技術革新パイプラインにより、開発者の皆様の障害を取り除き、さらなる可能性がもたらされます。ぜひ新たな開発に向けてご準備ください。

 

ハイブリッドおよびオンプレミス展開

クラウドへの移行を一度にすべて行うことはできません。SharePoint Online に対する需要が高まる一方で、お客様の要件はさまざまであり、一部のケースでは既存の SharePoint Server の環境を維持することが適切な判断となる場合もあります。マイクロソフトは、引き続きこういったニーズにもお応えしてまいります。自信をもってお届けする次期バージョンのオンプレミス版 SharePoint は、皆様にもきっとご満足いただけるはずです。このバージョンは、SharePoint Online と同様に、マイクロソフトのサービスとしてのソフトウェア (SaaS) 戦略を中心に設計、開発、テストされています。これによって、SharePoint Server 2016 では、強化された柔軟な展開オプションが提供され、信頼性が向上し、大規模な環境に対応した新しい IT の俊敏性を実現することができます。

また、お客様が独自のペースでクラウド機能を活用できるように、ハイブリッドの領域にも重点的に取り組んでいます。SharePoint のハイブリッド展開では、データセンターとクラウドの両方に対応する一貫したプラットフォームを作成し、IT 管理を簡素化して、デバイスや場所を問わずにユーザーにアプリやデータを提供することで、IT の俊敏性を実現します。SharePoint Server 2016 では、充実したオンプレミスの機能の提供に加え、強力なハイブリッド環境の実現にも注力することで、オンプレミスのお客様に Office 365 のより多くの機能をお届けします。

 

まとめ

現在、Office 365 と従来のサーバー リリースの両方において、SharePoint は新たな道で進化しています。2014 年は多数の新しい技術革新がリリースされた忙しい年となりましたが、今後も今回の記事で取り上げた以上にさまざまな機能が提供されます。多くの新機能を提供し、管理制御を強化し、全体的な拡張性を向上させると共に、お客様の投資を最大限に活かしていただけるようハイブリッドへの取り組みも行ってきました。

個人的には、マイクロソフトが掲げる Office 365 および SharePoint のビジョンに非常に期待しており、クラウドにおける継続的な技術革新について、2015 年中にさらに多くの情報をお伝えできることを心待ちにしています。さらに、次期バージョンのサーバー製品の詳細についてもご紹介してまいりますので、ぜひ初期段階のフィードバックをお願いいたします。

2015 年 5 月 4 日~ 8 日にイリノイ州シカゴで開催される Microsoft Ignite (英語)では、さらに詳細な情報を多数ご紹介します。非常に優秀な人材が一堂に会し、SharePoint と Office 365 に関するさまざまな情報をお伝えします。現在、SharePoint および関連セッションの一覧 (英語)をご確認いただけます。今後、さらにセッションが追加され、ハンズオン ラボ、すべてのブレイクアウト セッションの講演者、前日のトレーニングの一覧も公開される予定です。皆様のご来場をお待ちしております。

—Julia White

OneDrive for Business と SharePoint Online のデータ暗号化のしくみ

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(この記事は 2015 年 1 月 30 日に Office Blogs に投稿された記事 How data encryption works in OneDrive for Business and SharePoint Onlineの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

OneDrive for Business や SharePoint Online に保存されたデータが暗号化技術によってどのように保護されているのか、知りたいと思ったことはありませんか?

OneDrive for Business や SharePoint Online に保存された皆様のデータは、最も強力と言われている最新の暗号化技術と検出技術によって保護されています。

(Please visit the site to view this video)

 

たとえば、データを転送する場合、皆様のデバイスとデータセンターとの間、あるいはサーバーとデータセンター間で送受信される際に、データは 2048 ビット キーによって暗号化されます。ただし、暗号化技術はサーバー間やデータセンター間での送受信時だけでなく、保存中のデータにも適用されます。保存中のデータには、ディスクの暗号化とファイルの暗号化という 2 種類の暗号化が使用されます。
ディスクの暗号化では、BitLocker を使用してデータのセキュリティが確保されます。ファイルの暗号化では、高度暗号化標準 (AES) と 256 ビット キーを使用し、ファイルごとに独自のキーでセキュリティが確保されます。また、このしくみは連邦情報処理標準 (FIPS) 140-2 にも準拠しています。

お客様のデータを保護する暗号化のしくみについてさらに詳しく知りたい方は、「OneDrive for Business と SharePoint Online のデータ暗号化 (英語)」をご覧ください。

iOS 向けおよび Android 向け Outlook を更新し、PIN ロックなどの機能を追加

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(この記事は 2015 年 2 月 17 日に Office Blogs に投稿された記事 PIN lock and other updates to Outlook for iOS and Androidの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

マイクロソフトは、数週間前に iOS 向け Outlook および Android 向け Outlook の初回リリースを発表しました。新しい Outlook アプリは、電子メール、予定表、連絡先、ファイルを扱う主要なツールが統合され、画面の小さいデバイス上で従来よりも多くの作業がこなせるようになったことで、ユーザーの皆様からご好評を頂いています。

今後も引き続き Outlook の更新情報を数週間ごとにお届けしてまいりますので、ぜひ皆様からのご意見をお聞かせください。今回の記事では、この 2 週間に追加された最新の機能についてご紹介いたします。

IT 管理機能

初回リリースでは優れたエンド ユーザー エクスペリエンスを提供することに焦点を当てていましたが、Outlook チームは現在、ビジネス ユーザーに必要な IT 管理機能の開発も進めています。

PIN ロック

Outlook では、新たに Exchange ActiveSync を利用してパスワードを強制適用できるようになりました。電子メールを同期する際にデバイスへのパスワード入力を要求するように企業の電子メール ポリシーが設定されている場合、Outlook ではデバイス レベルでパスワードを強制適用できます。Apple と Google では提供する制御機能が異なるため、この機能の動作は iOS デバイスと Android デバイスで多少異なります。

iOS デバイスの場合、パスコードが正しく設定されているかどうかを Outlook が確認します。パスコードが設定されていない場合は、iOS に設定するようにユーザーに促します。パスコードが設定されていないと、ユーザーは Outlook にアクセスできません。

iOS 向け Outlook は iOS 8.0 以降に対応しています。デバイスには暗号化機能が組み込まれており、パスコードが有効化されると、Outlook によってローカルにデータを保存するときにこの機能が使用されます。このため iOS デバイスでは、Office 365 または Exchange のポリシーの要求に関係なく暗号化が実行されます。

iOS 向け Outlook では簡単なパスコードを強制適用できます。暗号化機能は既定で有効に設定されています。

Android デバイスでは、スクリーン ロック ルールを強制適用します。また、Outlook でも Office 365 や Exchange の追加ポリシーと同じく、パスワードの文字数や複雑性、ワイプされるまでのスクリーン ロック解除の試行回数制限などを定めることができます。また、ストレージの暗号化が有効化されていない場合は、有効化を促すメッセージが表示され、Outlook の手順ガイドに沿って設定できます。

このセキュリティ設定をサポートしていないデバイスは、アカウントに接続できません。

Android 向け Outlook では不正アクセスを防止するために、パスワードの文字数や複雑性の要件、ストレージの暗号化を強制適用できます。また、スクリーン ロックの解除操作も監視できます。

リモート ワイプの実行を迅速化

今回の更新では、管理者がリモート ワイプ機能を数秒で迅速に実行できるようになりました。これまでと同様に、ワイプ機能はデバイス レベルではなくアプリ レベルで実行されます。Outlook アプリでリセットを実行すると、デバイスおよび Outlook のクラウド コンポーネントから Outlook の電子メール、予定表、連絡先、ファイルのデータが削除されます。このワイプ機能が、ユーザーの使用する他のアプリや情報に影響を与えることはありません。

 

ユーザー エクスペリエンスの向上

上記の他にも特にご要望の多かった機能をいくつか実装しました。

IMAP のサポート

AOL.com や Comcast.net などの IMAP をサポートしている電子メール プロバイダーと電子メールを同期する機能が追加されました。Outlook は可能なときに IDLE (英語)を使用し、プッシュ通知のように IMAP アカウントの同期を実行します。IMAP サーバーが IDLE をサポートしていない場合、Outlook は数分おきに同期処理を実行します。

Outlook から IMAP をサポートしている電子メール サービスに接続できるようになりました。

iOS 向けのスレッド ビューが切り替え可能に

Outlook の既定では、電子メールをスレッドごとに整理するため、同じ件名のメッセージはすべてまとめられます。iOS では、好みに応じてこの機能を無効化し、メールボックスにメッセージを 1 件ずつ表示するように変更できます。[設定] で [スレッドでメールを整理する] のスイッチを切り替えます。

[スレッドでメールを整理する] でスレッド ビューのオン/オフを切り替えられます。

この機能は Android にも近日中に導入予定です。

Android でスワイプ ジェスチャをカスタマイズ

Outlook では、スワイプ ジェスチャを使用して電子メールを文字どおりワンタッチですばやく仕分けられます。また、左方向や右方向のスワイプにそれぞれアーカイブ、削除、移動、フラグ、既読/未読のマーク、スケジュールの処理を割り当てられます。他の電子メール アプリとは異なり、Outlook ではスワイプ ジェスチャをカスタマイズして、ユーザー固有の電子メール操作に最適化することができます。このカスタマイズ機能は、これまで iOS のみに提供されていましたが、今回から Android でも使用できるようになりました。

[Settings]、[Swipe Options] の順に選択するとスワイプ ジェスチャをカスタマイズできます。

[Settings] では、ユーザーの好みの電子メール操作に合わせてスワイプ ジェスチャをカスタマイズすることができます。

スワイプ ジェスチャのフォルダーを変更可能に

アーカイブとスケジュール設定のスワイプ ジェスチャを実行した際に電子メールを振り分ける既定のフォルダーをいつでも指定、変更できるようになりました。これまでは Outlook の使用開始時に移動先のフォルダーを選択していましたが、今回の更新により、電子メールの操作を変更したいときに [Settings] を開いてアカウントを選択し、[Advanced Settings] に移動して [System Folders] の各オプションで移動先のフォルダーを指定できるようになりました。

必要なときに [Settings] でアーカイブ用フォルダーを設定できます。

 

今後の予定

マイクロソフトでは、ユーザーの皆様に外出先でもさらに Outlook を便利にご利用いただけるように、今後も IT 関連のセキュリティ機能や管理機能だけでなく、ユーザー向けの機能も追加していく予定です。

IT 管理機能

  • モバイル デバイス管理ソリューションである Microsoft Intune をサポート
  • Outlook のクラウド サービスを Amazon Web Service から Microsoft Azure に移行

ユーザー向け機能

  • 連絡先をローカルで同期可能に
  • Android 向け Outlook のプレビュー期間が終了
  • サポート対象の全 30 言語でローカライズを改善

機能強化の他に、開発チームでは Outlook のアーキテクチャ、セキュリティ、および管理機能に関するドキュメントの拡充も進めています。詳細については、Yammer の Office 365 Network のサイトにある Javier Soltero の投稿 (英語)をお読みください。また、Outlook プロダクト チームは YamJam にてこのトピックのディスカッションを行っています。ディスカッションにご参加される予定でない方も、こちらの概要 (英語)をご確認いただければ幸いです。

アプリに関するご要望は、Outlook の [設定]、[ヘルプ]、[サポートまでお問い合わせください] からお送りください。皆様からのご要望は開発の優先順位を決定する際などに活用させていただきます。

今後もさまざまな取り組みを進めてまいりますので、ぜひご期待ください。

 

よく寄せられる質問

Q: iOS ネイティブの電子メール アプリでは、Office 365 および Exchange のパスワードの文字数と複雑性に関するポリシーが適用されますが、なぜ Outlook では適用されないのでしょうか。

A:マイクロソフトは、サードパーティのアプリケーション デベロッパーとして使用可能な管理機能を Outlook で利用しています。モバイル デバイス管理ソリューションである Microsoft Intune を新たにサポートすることに加え、Apple からもさらなる管理機能が提供されているため、今後も引き続きこの機能を強化してまいります。

Q: iPhone/iPad/Android 向け OWA ではアプリ レベルで PIN ロックが適用されますが、なぜ Outlook ではデバイス レベルで適用されるのでしょうか。

A:お客様のご意見を伺い、iOS と Android の機能を評価した結果、利便性とセキュリティの両面を考慮するとデバイス レベルでの PIN ロックが最適であると判断しました。アプリ レベルで PIN ロック機能を適用すると、電子メールにアクセスする際に 2 つの異なる PIN を入力する必要があり、操作が煩雑になります。また、デバイス レベルで PIN ロックを実装する場合には、iOS の TouchID や Android の Smart Lock などのデバイスのネイティブな暗号化機能を利用できます。リモート ワイプ機能はアプリ レベルで実装されていますが、これは Outlook でワイプを実行するときに、ユーザーが使用している他のアプリケーションやデータに影響を与えないようにするためです。開発チームでは、この手法についてお客様からのフィードバックを基に評価を行う予定です。また、Microsoft Intune のモバイル デバイス管理機能のサポートについても同様に評価を行います。

メールボックスの変換がワンクリックで可能に

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対象: 新Office365 Office 365 EnterpriseOffice 365 BusinessOffice 365 Education

(この記事は 2015 年 2 月 6 日に Office Blogs に投稿された記事 Single-Click Mailbox Conversionの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

サポート業務をメインとする企業では、顧客とのやり取りに使用するメール アカウントの管理を従業員 1 人で担当している場合があります。これと似たような状況を抱えている企業は、少なくないのではないでしょうか。その従業員が別の部署に異動になると、後任が決まるまでメールボックスの管理を複数の従業員が分担する場合があります。メールボックスへのアクセス権限を複数の従業員に付与するとき、管理者は通常、そのメールボックスを共有メールボックスに変換します。メールボックスの変換と再構成には、複数の PowerShell コマンドを使用するのが一般的でしたが、多くの管理者はより簡単なメールボックスの変換方法がないかと模索していました。

ワンクリックで変換が可能に

こうした管理者の皆様の要望を受け、マイクロソフトは Exchange 管理センター (EAC) を使用することで、クラウドベースのユーザー メールボックスをワンクリックで共有メールボックスに変換できるようにしました。これにより、今後は PowerShell を使用しなくて済むようになります。同様に、クラウドベースの共有メールボックスからユーザー メールボックスへの変換もワンクリックで行うことができます。この機能はクラウドベースのメールボックスでのみ利用でき、現時点ではオンプレミスのメールボックスをサポートする予定はありません。

現在は、ユーザー メールボックスと共有メールボックスの間の変換のみがサポートされています。また、保持対象として指定されたメールボックス、および個人用アーカイブ メールボックスの変換も可能です。現時点では、その他のメールボックスをサポートする予定はありません。

ユーザーメールボックスから共有メールボックスへの変換方法

EAC でユーザー メールボックスの一覧に移動します (下の図 1 を参照)。変換するメールボックスを選択し、[変換] をクリックします。変換処理が完了すると、通知が表示されます。

図 1. ユーザー メールボックスを共有メールボックスに変換

 

共有メールボックスからユーザーメールボックスへの変換方法

EAC で共有メールボックスに移動して、変換するメールボックスを選択し、[変換] をクリックします (下の図 2 を参照)。変換処理が完了すると、通知が表示されます。

図 2. 共有メールボックスをユーザー メールボックスに変換

変換したユーザー メールボックスを使用する前に、ライセンスを追加し、一時パスワードを割り当ててください。共有メールボックスでは、クォータ制限を超える場合にはライセンスを割り当てる必要があります。これは、ユーザー メールボックスから変換したすべての共有メールボックスに該当します。メールボックスのライセンスを管理する方法については、「単一ユーザーのライセンスの割り当て/割り当て解除を行う」セクションを参照してください。

Paul Lo

あらゆる Office に暗号化を提供

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(この記事は 2015 年 2 月 18 日に Office Blogs に投稿された記事 Office everywhere, encryption everywhereの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

今回は、Office 365 チームのテクニカル プロダクト マネージャーを務める Shobhit Sahay の記事をご紹介します。

あらゆるデバイスにおける効率性の向上を支援する取り組みの一環として、先日 Android 向けの Office をリリースしました。マイクロソフトでは、セキュリティを中核的な価値として位置づけており、さまざまなプラットフォームでの生産性向上を目指して Office 365 を進化させる過程においても、あらゆるデバイスおよびプラットフォームの安全性を強化するべく取り組んでいます。お客様の情報を保護するための主な手法として挙げられるのが、暗号化です。マイクロソフトは 2 種類の方法で暗号化を活用しています。1 つはサービスに実装する方法、もう 1 つはお客様独自のコントロールとし���提供する方法です。サービスに実装する場合は、プラットフォームで暗号化機能を利用します。このとき、暗号化は既定で有効化されているので、ユーザーによる設定は必要ありません。マイクロソフトは、お客様のニーズに基づいてこの機能の改良を続けています。お客様独自のコントロールとして提供する場合は、機密データを保護すると同時に固有の要件を満たすことができるように、3 つの主要な暗号化オプションが用意されています。

現在、Office 365 で利用可能な 3 つの主要な暗号化コントロールは以下のとおりです。

  • Office 365 Message Encryption
  • Information Rights Management (IRM)
  • S/MIME

Office 365 で利用可能な各暗号化コントロールの詳細と、これらのコントロールの利用を開始する方法については、以下の動画をご覧ください。

(Please visit the site to view this video)

 

暗号化コントロールに関する最近の更新

マイクロソフトは、暗号化機能の使いやすさと安全性を向上するために日々取り組んでいます。ここでは、最近更新された機能の一部をご紹介します。いずれも既にリリースされていますので、今すぐお試しいただけます。

 

iOS および Android Office 365 Message Encryption アプリ

暗号化されたメッセージを受信した場合、最新の Office 365 Message Encryption Viewer アプリを使用して閲覧できるようになりました。Google Play ストアまたは App Storeにてダウンロード可能です。


iOS および Android 用の Office 365 Message Encryption Viewer アプリをダウンロードして、暗号化されたメッセージを閲覧できます。

 

Information Rights Management による保護と OneDrive for Business への同期

Information Rights Management (IRM) の機能により、情報を暗号化し、インテリジェント ポリシーを適用することで、指定した内部および外部のユーザーのみが情報を「操作」できるようになるため、情報のセキュリティを確保することが可能になります。現在 OneDrive for Business では、IRM によって保護されたドキュメントを安全に同期できます。IRM による保護はファイルを Office Online 上で開くときにも、ローカル フォルダーで開くときにも常に機能し、どちらの場所でファイルを編集しても引き続き設定が適用されます。

 

IRM の部門用テンプレート

IRM ではいくつかの既定のテンプレートが提供されていますが、独自のテンプレートを作成して拡張することができます。部門や部署のニーズに合わせたポリシー テンプレートも作成可能です。部門用テンプレートは、テンプレートの対象範囲を定義することができます。つまり、特定のテンプレートを利用できるグループまたは個々のユーザーの一覧を定義できるのです。定義されたユーザーのみが、テンプレートを表示したり、ドキュメントの保護に使用したりできます。現在、この機能は Rights Management Service (RMS) Sharing アプリで利用できます。近日中には、Office アプリケーションでもサポートされる予定です。部門用テンプレートおよびその他の Azure RMS の新機能の詳細については、RMS チームのブログ (英語)をご覧ください。

 

今後提供される暗号化コントロール機能

安全かつ充実した Office エクスペリエンスの実現に注力するうえで、今後も暗号化は重要な要素となります。ここでは、今後サービスへの追加が予定されている、魅力的な新機能の一部をご紹介します。

 

IRM のクロス プラットフォームのサポート

現在、すべてのプラットフォームのメールに IRM 機能が提供されています。新しくリリースされた Outlook for Macでも IRM がサポートされているため、Mac デバイス上のメールを保護して、安全に共同作業を行うことができます。

IRM を利用すると、適切なポリシーを適用してメールやドキュメントを簡単に保護できます。

 

今後は、その他のプラットフォーム向け Office アプリケーションにも、これと同じ優れた IRM 機能が追加される予定です。

  • iPhone および iPad Office アプリでは、2015 年夏より IRM がサポートされます。
  • Office for Macでは、2015 年後半の初回リリースから IRM がサポートされます。
  • Android Office アプリでは、2015 年後半より IRM がサポートされます。
  • Windows 10 のユニバーサル Office アプリおよび Outlookでは、既定で IRM が有効になります。
  • 新しくリリースされた iOS および Android Outlook アプリでも、IRM を有効にするために鋭意対応中です。詳細については、近日中にご案内します。

IRM をクロスプラットフォームに拡張することで、ユーザーはどのデバイスを使用していても Office ドキュメントでの作業を安全に行えます。また、企業のお客様は機密コンテンツにポリシーを作成して適用することで、コンプライアンスの要件を満たせるようになります。

 

その他の Office 365 Message Encryption の機能強化

2015 年の第 2 四半期以降、Office 365 Message Encryption には以下を含む、さらなる機能強化が追加されます。

  • メッセージの有効期限の設定: メッセージの送信者または管理者は、一定期間の経過後に暗号化されたメッセージが期限切れとなるように設定できます。
  • メッセージの失効: メッセージの送信者または管理者は、暗号化されたメッセージが閲覧された後に、特定の受信者のアクセス権限を取り消すことができます。
  • ユーザー操作による暗号化: メッセージの送信者は、Outlook Web Access (OWA) 内のボタンをクリックすることで、メッセージを暗号化できます。

上記の Office 365 Message Encryption の新機能により、外部の受信者と共同で作業を行う際に、暗号化されたメッセージをよりきめ細かく制御し、外部とのコミュニケーションのポリシーをより適切に管理できるようになります。

上記のすべての機能は、提供開始日が近くなると Office 365 ロードマップ (英語)でご確認いただけるようになります。こういった暗号化コントロールを提供することで、ユーザーの皆様がどこで Office アプリケーションを使用していても、どのようなビジネス要件に対応する必要があっても、皆様のデータを保護するお手伝いができると考えています。今回ご紹介した新しい機能強化にご満足いただければ幸いです。また、今後も暗号化を最大限に活用していただけるよう、さらに多くの新機能をリリースしていく予定です。引き続き、皆様からのフィードバックをお待ちしています。

—Shobhit Sahay

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