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2014 年 4 月の Office 2013 クイック実行の更新で、新規グループ ポリシーを導入

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise

 

(この記事は 2014 年 4 月 28 日に Office Deployment Support team blog に投稿された記事 New Group Policies introduced with the April 2014 update of Office 2013 Click-to-Runの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

背景

Office 2013 クイック実行の SP1 によって、いくつかの新しい更新機能が追加されました。これらの新機能を管理するために、2014 年 4 月の Office 2013 クイック実行の更新では 4 つの新規グループ ポリシー設定が導入されました。

 

要件

これら 4 つの新規グループ ポリシー設定を有効にするには、Office 2013 クイック実行の 2014 年 4 月以降のビルド (15.0.4605.1003) を入手し、Microsoft ダウンロード センター (英語)から最新の管理用テンプレート ファイル (ADMX/ADML) をダウンロードする必要があります。

 

詳細情報

次の表に、導入された 4 つの新規グループ ポリシー設定をまとめました。

 

パス

ポリシー設定名

説明

レジストリ キー

Microsoft Office 2013 (Machine)\Updates

更新パス

このポリシー設定では、Office の更新プログラムを入手する場所を指定できます。

このポリシー設定を有効にする場合は、更新プログラムの場所として、ネットワーク共有、ローカル コンピューター上の Office がインストールされているフォルダー、または HTTP アドレスのいずれかを指定できます。マップされたネットワーク ドライブはサポートされていません。

 

このポリシー設定を有効にし、更新プログラムの場所を指定しない場合は、インターネットから更新プログラムが入手されます。

 

このポリシー設定を無効にするか設定しない場合は、Office 展開ツールで他の場所を指定しない限り、インターネットから更新プログラムが入手されます。

 

重要: このポリシー設定は、クイック実行を使用してインストールされた Office 製品にのみ適用されます。Windows インストーラー (MSI) を使用する Office 製品には適用されません。

HKLM\software\policies\microsoft\office\15.0\common\officeupdate!updatepath

Microsoft Office 2013 (Machine)\Updates

対象バージョン

このポリシー設定では、Office が更新されるバージョン番号を指定できます。たとえば、バージョン 15.0.4551.1512 のように指定します。

 

このポリシー設定を有効にする場合は、Office を更新するバージョン番号を指定します。次回の更新プログラムの確認時には、指定したバージョンへの更新が試行されます。更新プログラムを確認するように設定されている場所 (ネットワーク共有など) にそのバージョンが存在する必要があります。このポリシー設定を有効にし、バージョンを指定しない場合は、Office の更新プログラムの場所から入手できる最新のバージョンに更新されます。

 

このポリシー設定を無効にするか設定しない場合は、Office 展開ツールで他のバージョンを指定しない限り、Office の更新プログラムの場所から入手できる最新のバージョンに更新されます。

 

重要: このポリシー設定は、クイック実行を使用してインストールされた Office 製品にのみ適用されます。Windows インストーラー (MSI) を使用する Office 製品には適用されません。

HKLM\software\policies\microsoft\office\15.0\common\officeupdate!updatetargetversion

Microsoft Office 2013 (Machine)\Updates

更新期限

このポリシー設定では、Office に更新プログラムが適用される期限を指定できます。

 

期日までに、ユーザーには更新プログラムをインストールするように通知するアラームが複数回送信されます。指定した期日になっても Office が更新されていない場合は、更新プログラムが自動的に適用されます。Office プログラムが開いている場合は強制的に閉じられるため、データが失われる可能性があります。

 

ユーザーが更新プログラムをインストールする時間を確保するために、期限は最低でも 1 週間後に設定することをお勧めします。

 

このポリシー設定を有効にする場合は、協定世界時 (UTC) の MM/DD/YYYY HH:MM の形式で期限を設定します。たとえば、「05/14/2014 17:00」ように設定します。

 

このポリシー設定を無効にするか設定しない場合は、Office 展開ツールで他の期限を指定しない限り、期限は設定されません。

 

このポリシー設定を対象バージョンのポリシー設定と組み合わせて使用することで、特定の期日までに特定のバージョンに Office を更新することができます。

 

期限は 1 つの更新プログラム セットに適用されます。Office を常に最新の状態に保つには、新しい Office の更新プログラムが公開されるたびにこのポリシー設定の期限を更新する必要があります。

 

重要: このポリシー設定は、クイック実行を使用してインストールされた Office 製品にのみ適用されます。Windows インストーラー (MSI) を使用する Office 製品には適用されません。

HKLM\software\policies\microsoft\office\15.0\common\officeupdate!updatedeadline

Microsoft Office 2013 (Machine)\Updates

更新通知の非表示

このポリシー設定では、Office の更新プログラムが入手可能になったという通知を非表示にすることができます。

 

Office の自動更新が有効になっていると、ほとんどの場合、バックグラウンドで自動的に更新プログラムが適用され、ユーザーによる入力は必要ありません。しかし、Office プログラムが開いている場合には、更新プログラムを適用できません。Office プログラムが開いている場合は、後で更新プログラムを適用するように試行されます。数日後にまだ更新プログラムが適用されていない場合に初めて、Office の更新プログラムが入手可能になったという通知がユーザーに表示されます。

 

このポリシー設定を有効にした場合は、Office の更新プログラムを適用する準備ができたという通知がユーザーに表示されません。

 

このポリシー設定を無効にするか設定しない場合は、Office の更新プログラムを適用する準備ができたという通知がユーザーに表示されます。

 

このポリシー設定は、更新期限に関する通知には適用されません。

 

重要: このポリシー設定は、クイック実行を使用してインストールされた Office 製品にのみ適用されます。Windows インストーラー (MSI) を使用する Office 製品には適用されません。

HKLM\software\policies\microsoft\office\15.0\common\officeupdate!hideupdatenotifications

 

関連情報

SP1 で提供される新しい更新プログラム関連のコマンドライン オプションの詳細については、ブログ記事「Office 365 向け Office 2013 クイック実行の新機能「今すぐ更新」、および関連するコマンドラインとスイッチについて」を参照してください。

 

Office 展開ツールで更新パス、対象バージョン、更新期限を設定する方法の詳細については、「クイック実行 configuration.xml ファイルのリファレンス」を参照してください。ただし、Office 展開ツールでは更新通知の非表示を設定することはできません。


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