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Power Query のデータ更新でスケジュール設定が可能に

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise

 

(この記事は 2014 年 5 月 2 日に Server & Tools Blogs に投稿された記事 Scheduled Data Refresh for Power Queryの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

今回、Power Query から SQL データベースや Oracle データベースへの接続を含むブックの更新をスケジュール設定する機能が新たに追加されました。これは、Power Query ですべてのデータ ソースを広範にサポートするための最初のステップです。この機能追加に伴い、Data Management Gateway のバージョンが更新されました。新しいインストール パッケージ (バージョン 1.1) は、Microsoft ダウンロード センターからダウンロードできます。

Power Query 接続 (SQL および Oracle のみ) を含むブックの更新をスケジュール設定する

オンプレミスに存在する Power Query 接続用データ ソースを Power BI 管理センターで構成できるようになりました。これにより、更新のスケジュール設定機能を利用して、Power Query 接続を使用するデータ モデルを含むブックを更新できます。

 

現時点では、サポート対象の Power Query 接続は SQL Server データベースおよび Oracle データベースのいずれか、またはその両方です。SQL Server データベースへの接続には .NET Framework Data Provider for SQL Server が、Oracle データベース (Oracle 9i 以降) への接続には Oracle Data Provider for .NET がそれぞれ必要です。

 

この記事では、Power BI 管理センターで Power Query 接続を構成する方法について、手順を追ってご説明します。

 

 

1. 最初に、データ ソースを作成する必要があります。[data source] ページで [new data source]、[Power Query] の順にクリックします。

 

 

2. [connection info] ページで有効な Power Query 接続文字列を入力してから [next] をクリックします。データ テーブルから接続文字列を取得する方法に従って Excel ブックから Power Query 接続文字列を取得し、コピーします。現時点では、Power Pivot から Power Query 接続文字列を取得することはできません。

 

 

3. [data source info] ページに、Power Query 接続に含まれているすべてのデータ ソースが表示されます。Power Query に接続されているデータ ソースがすべて構成されるまで、Power Query 接続を使用しているデータ モデルを含む Excel ブックを更新することはできません。

 

データ ソースの状態が [Not configured] になっている場合、次の理由が考えられます。

 

  • データ ソースが構成されていない。適切な接続情報を使用してデータ ソースを作成する必要があります。
  • テナント内でデータ ソースは構成されているが、データ ソース設定が一部不足している。不足部分を補ってデータ ソースを更新する必要があります。

 

ユーザーのテナント内でデータ ソースを作成する方法について、手順ごとにご説明します。

 

  • 未構成のデータ ソースを選択します。
  • データ ソースにユーザーがわかりやすい名前を付けます。この名前は、管理センターでデータ ソースを識別する際に使用します。
  • (オプション) データ ソースの説明を入力します。
  • データ ソースをホストするゲートウェイを選択します。ユーザーが新たに作成したゲートウェイのみがドロップダウン リストに表示されます。リストにゲートウェイが 1 つも表示されていない場合、ゲートウェイが (Power Query の更新をサポートする) 最新バージョンにアップグレードされていること、および Power Query 接続のすべてのデータ ソースが同一のゲートウェイでホストされていることを確認します。
  • プライバシー レベルを選択します。これは Power Query 接続特有の設定で、指定したデータ ソースと他のデータ ソースの分離の度合いを定義します。詳細については、Power Query のプライバシー レベルのページをご覧ください。
  • ここまでのすべての情報の入力および検証が完了すると、[credentials] ボタンが有効になります。[credentials] ボタンをクリックして [data source settings] ダイアログ ボックスを表示します。[Credentials type] ([Windows] または [Database]) を選択し、データ ソースの認証情報を入力します。データベースへの接続に暗号化を使用する場合は [Encrypt connection] チェックボックスをオンにします。必ず [test connection] をクリックして接続テストを実施してから、[ok] をクリックして認証情報を保存します。

     

     

    [View additional details] を展開すると、[Connection provider] や [Connection string] など、データ ソースの詳細情報を確認できます。

     

    g. [save] をクリックすると、データ ソースの状態が [configured] に変更されます。

 

 

Power Query 接続のすべてのデータ ソースについて構成が適切に完了すると、[test Power Query connection] ボタンが有効になります。ここで、[next] をクリックする前に Power Query 接続をテストすることを推奨します。ただし、処理に長時間かかる場合には、[next] をクリックしてテストを省略してもかまいません。

 

 

[users and groups] ページで、データ ソースへのアクセスと Power Query 接続の更新を許可するユーザーおよびグループを指定します。データ ソースが既に存在している場合、指定したユーザーおよびグループがデータ ソースの既存のユーザーおよびグループのリストに追加されます。

 

 

Power Query 接続文字列の構成が正常に完了すると、Power Query 接続を含む Excel ブックのデータ更新のスケジュールを Power BI サイトで設定できるようになります。

今回の更新における Power Query の更新に関する制限事項

  1. サポート対象のデータ ソースは SQL Server および Oracle のみです。SQL Server のデータ ソースでは、ネイティブ クエリおよびサーバーのみのモードはサポートされていません。他のデータ ソースは今後の更新でサポートされる予定です。
  2. Gateway のサポート
    • Gateway で Power Query の更新をサポートするには、最新バージョン (1.1 以降) にアップグレードする必要があります。
    • Power Query 接続のすべてのデータ ソースは同一の Gateway でホストされている必要があります。これは、セキュリティを考慮した仕様です。
  3. データ ソースの詳細

     

    現時点では、データ ソースの詳細は [View additional details] を展開した場合にのみ表示できます。今後の更新では、ユーザー エクスペリエンスの改良を予定しています。

.NET Framework 4.5.1 の要件

今後、.NET Framework 4.5.1 では、「完了した非同期結果オブジェクトで、この操作を実行することはできせん」というエラー メッセージを含む更新エラーが Windows のイベント ログに記録されません。今回の更新では、.NET Framework 4.5.1 がゲートウェイのセットアップの前提条件となりましたのでご注意ください。

 

詳細については、「IT プロフェッショナル向けの Power BI のトラブルシューティング」をご覧ください。

 

Power BI for Office 365 のその他の詳細情報については、マイクロソフトの Web サイトをご覧ください。また、無料の試用版をご用意していますので、お気軽にお試しください。

 


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