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SharePoint ディスカッション掲示板リスト

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「Grid User Post」ブログ シリーズでは、「The Grid」に投稿された有益なコンテンツのいくつかを Office 365 コミュニティに紹介しています。最新の投稿は、Grid ユーザーである John Ventry氏の記事です。オリジナルの記事はこちらをご覧ください。「The Grid」への投稿に興味がある場合は、ここをクリックしてお申し込みください

 

投稿者John Ventry

 

多くの顧客から最初に尋ねられる質問の 1 つは、「SharePoint とは何ですか?」というものです。その後に、「SharePoint では何ができるのですか?」という問いが続きます。そこで、SharePoint Online (Office 365) で利用できるさまざまなリスト/ライブラリ/Web パーツについて説明するブログ記事のシリーズを開始しました。私が担当するこのシリーズの第 1 回では、SharePoint リストのディスカッション掲示板について説明します。ディスカッション掲示板とは何でしょうか? 簡単に定義するなら、これはオンラインの掲示版です。基本的には、質問やコメントを投稿できる領域であり、他のユーザーはコメントやこれらのトピックに関連する解決策でそれに応えることができます。マイクロソフトには、SharePoint 経由で利用できる組み込みのディスカッション掲示板があります。

 

新しいディスカッション掲示板を作成するには、SharePoint Office 365 サイトを開き、[すべてのサイト コンテンツ] (通常は左側のナビゲーションの下部にあります) を選択します。ほとんどのサイトでは、「ディスカッション掲示板」というタイトルが付けられたディスカッション掲示板が既に存在します。

 

 

ページ上部にある [作成] を選択します。

 

左側で [リスト] を選択し、[ディスカッション掲示板] を選択します。右側で、ディスカッション掲示板に名前を付け (例: ディスカッション掲示板)、[作成] を選択します。

 

ディスカッション掲示板では複数のオプションを利用できます。これらにアクセスするには、ディスカッション掲示板に移動し、上部のリボン ツールバーで [リスト] を選択します。

 

 

一番右で、[リストの設定] を選択します。

 

 
変更できる設定は多数ありますが、このブログでは [詳細設定] の機能を中心に取り上げるので、[全般設定] ヘッダーで [詳細設定] を選択します。

 

 

[アイテムごとの権限] セクションには、いくつかの非常に重要な設定があります。まず、[読み取りアクセス権] 設定では、ユーザーが、ディスカッション掲示板で自身が作成したアイテムのみを読み取れるようにすることも、ディスカッション掲示板のすべてのアイテムを読み取れるようにすることもできます。2 つ目のオプション [作成/編集のアクセス権] では、特定のユーザーがアイテムを作成し、自身が作成したアイテムのみを編集できるようにすることも、すべてのアイテムを作成および編集できるようにすることもできます。さらに、これを [なし] に設定して、ユーザーがディスカッション掲示板でアイテムを作成したり編集したりできないようにすることができます。

 

 

ディスカッション掲示板に関連して注意すべき点がいくつかあります。まず、公開のディスカッション掲示板にすることを目的としている点に注意してください。したがって、公開された内容は、誰もが読み取れるものとして扱われます。また、ディスカッション掲示板は既定では携帯電話では動作しません。ディスカッション掲示板をそれらのデバイスで表示できるようにするには、そのためのプログラムを購入し、携帯電話で利用してください。

 

元の記事 (英語)


個人用サイトの設定の更新とその意味

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Grid User Post」ブログシリーズでは、「The Grid」に投稿された有益なコンテンツのいくつかを Office 365 コミュニティに紹介しています。最新の投稿は、Grid ユーザーであるSurya Begumの記事です。オリジナルの記事はこちらをご覧ください。The Gridへの投稿に興味がある場合は、ここをクリックしてお申し込みください

 

個人用サイトでは、ユーザーは自身とその仕事に関する情報を容易に共有することができます。情報を共有すると、共同作業を促進し、専門知識関連の情報を作成して普及できるだけでなく、関連コンテンツの対象をそれを見たいと考えている人々に絞ることができます。ユーザーは、自分のユーザー名をクリックし、[個人用サイト] を選択して、個人用サイトにアクセスできます。個人用ニュースフィードは、ユーザーが個人用サイトにアクセスするときの既定のページです。

個人用サイトは、同僚とネットワークでつながり、関心のある情報を追跡することができるハブです。この投稿では、個人用サイトの個人用設定の最新の更新内容について説明します。

 

個人用サイトの個人用設定の更新:

個人用サイトには、[個人用設定] というリンクがあり、ユーザーは個人用サイトの設定または情報を確認することができます。これは、さまざまな理由から以前は無効になっていました。以前はユーザーが [個人用設定] をクリックしても、単にアカウントが表示されるだけで、ユーザーは個人用サイトの設定やユーザー情報をこのページで編集することはできませんでした。

 

新しい Office 365 アカウントでは、これが更新されており、ユーザーは、[個人用設定] をクリックして重要なプロファイル設定を変更することができます。

※ 個人用サイトにある [個人用プロファイルの設定] では、管理者が固定しているフィールド以外の個人用フィールドを更新できます。

 

以下は [個人用設定] の手順とスクリーンショットです:

ユーザー名をクリックし、[個人用設定] を選択します。

  

 

ユーザー情報ページで、[アイテムの編集] をクリックします。

  

 

これで、詳細を編集または変更できるようになります。情報を保存するには、[保存] をクリックします。

※ 設定可能なフィールドは管理者によってコントロールされています。この場所で設定できるフィールドが存在しないこともあります。その場合は、管理者の定める方法に従って管理者に変更申請を行うことになります。

 

 

これで終わりです。情報はプロファイルに保存されました。

 

元の記事 (英語、一部改変)

Office 365 SharePoint でオンライン アンケートを作成しよう

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「Grid User Post」ブログ シリーズでは、「The Grid」に投稿された有益なコンテンツのいくつかを Office 365 コミュニティに紹介しています。最新の投稿は、Grid ユーザーである John Ventry の記事です。オリジナルの記事はこちらをご覧ください。

 
「The Grid」への投稿に興味がある場合は、ここをクリックしてお申し込みください

投稿者: John Ventry

 

多くの場合、同僚からのフィードバックは役に立つものです。そのようなフィードバックを収集する方法の 1 つが、SharePoint アンケートの使用です。顧客の多くはこのツールをトレーニング クラス後に利用して、Web コンテンツに関するフィードバックを収集したり、他の問題に関する意見を (チームのバーベキュー パーティを開催する曜日さえも) 集めたりしています。

 

最初にアンケートの作成手順を紹介します。SharePoint ページの上部で、[サイトの操作]、[その他のオプション] の順に選択します。

 

 

次のページの右側にあるスクロール バーを使用して、[アンケート] まで下にスクロールします。

 

 

画面の右側で、アンケートの名前を入力し、[作成] を選択します。  

直ちにアンケート作成が開始され、最初の質問に対する一連のオプションが利用可能になります。アンケートの最初の質問を入力し、下部の選択肢から質問の種類を選択します。

 

 

これらののほとんどは一目瞭然です。回答を必須にする、固有の値を適用するなど、その他のオプションも利用できます。

 

 

ページの一番下に、引き続き次の質問を作成する、アンケートの作成を終了する、またはキャンセルするためのオプションがあります。

 

この時点で、新しいアンケートが作成されて、使用できるようになります。アンケートは、SharePoint 内のその他のリストと同じように保護できます。アンケート自体に関するオプションも複数あります。

 

元の記事 (英語)

2013 年 Office 365 サービス アップグレードに向けて

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2012 年も残り僅かとなりました。年が明けて 2013 年になると、第一四半期にいよいよ次期 Office 365 が正式リリースされ、サービス アップグレードが開始されます。サービス アップグレードでは、お客様の IT 部門による IT プロジェクトの準備作業は不要です。いくつか例外はありますが、影響を受けるお客様はごくわずかです。これに該当するお客様には、2013 年第一四半期にマイクロソフトより直接ご連絡します。

 

Office 365 がクラウド サービスであることのメリットの一つとして、月額料金を払うだけで組織の情報基盤の環境を新しい環境にしていくことができることです。新しい Office 365 でどのようなことができるようになるかについては、新しい Office 365 のサービスの説明をご覧ください。

 

また、サービス アップグレードについての追加情報を入手するには、Office 365 サービス更新以下のページを常にチェックしてください。

時期が近づくにつれて、この場所で情報が更新されていく予定です。

また、全体管理者の方には、年が明けて間もなくメールでもお知らせが行く予定です。

 

それでは、2013 年も Office 365 を引き続きよろしくお願いいたします。

Office 365 チーム一同

Office 365 でユーザー アカウントを乗っ取り被害から保護するには?

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皆様あけましておめでとうございます。今日から仕事が始まる方もたくさんいらっしゃると思いますが、正月は少しゆっくりできましたでしょうか。

さて、正月早々なのですが、ちょっと気になるニュースとその対処法についてお知らせします。昨年のクリスマス頃から年末にかけて、「Gmail アカウント乗っ取りが相次ぐ」というニュースが国内で大きく取り上げられました。報道によると、パスワードの推測や総当たり攻撃によってパスワードを破られた可能性があるということでした。幸い、Office 365 では同様の報告は挙がってきていませんが、Office 365 でも同様のリスクがあるのではないかと心配されるお客様もいらっしゃるのではないかと思います。そこで、今回の記事は、リスク別の対処法について解説したいと思います。

 

1. パスワードの推測に対する対策

一番重要かつすぐにできる対策は、お使いのパスワードを推測されにくいものに変更し、かつ定期的に変更することです。Office 365 では、パスワードポリシーに従った複雑なパスワードのみしか設定できないようになっていますが、下記のページで紹介されているような危険なパスワードやそれに類似するような方法で作成されたパスワードは利用しないように気を付けてください。

また、Office 365 では、マシンアカウント用などに、パスワード期限切れポリシーを解除することができますが、セキュリティの観点からはマイクロソフトはこの方法を推奨していません。ユーザーに広く無期限のパスワードを配るようなことは絶対に避けてください。

 

2. 総当たり攻撃に対する対策

「総当たり攻撃」とは、パスワードとして成立する可能な文字列の組み合わせを1つずつすべて試していくことによってパスワードを破る方法です。時間さえあれば人間には入力が面倒でもコンピュータはすべてのパターンを試すことが可能です。Gmail/Google Apps のパスワード認証画面では、2012 年 12 月末現在、総当たり攻撃に対する基本的な対策がなされていなかった (つまり間違ったパスワードを何度でも受け入れる) ようですが、Office 365 をはじめとするマイクロソフトのクラウドサービスでは、間違ったパスワードを一定回数以上入力すると、追加の認証を要求したり、入力元をブロックしたりする仕組みが実装されていますので、Gmail に比べると総当たり攻撃に対するガードは格段に高くなっています。

 


Office 365 で一定回数以上パスワードを間違えると、画像で表示されている文字列を入力する追加の認証を行う必要がある

 


Windows Live Hotmail で一定回数以上パスワードを間違えると、入力がブロックされる

 

このように、マイクロソフトでは、アカウントの乗っ取り攻撃を想定した上で、お客様のユーザーアカウントを攻撃から守るための様々な対策をすでに講じています。このため、ユーザーアカウントの正しい運用がされていれば Gmail で報告されたようなアカウント乗っ取りは Office 365 では起こりにくいと考えられます。

 

より安全性を上げるには AD FS を使った 2 要素認証を利用

Office 365 のお客様は今すぐ追加の対策ソリューションを実装する必要があるわけではありませんが、Gmail で推奨されている 2 要素認証を Office 365 ではどのように実装すればいいかについて簡単にご紹介します。Office 365 では、Active Directory フェデレーションサービス (AD FS) を利用したシングルサインオンを実装することが可能ですが、2 要素認証は AD FS を利用して実装することが可能です。ご興味がある方は、以下の参考資料をご参照ください。

また、ユーザー ID のセキュリティをはじめとする、クラウドサービスにおけるセキュリティの確保はマイクロソフトの最優先事項の 1 つになっています。2013 年もこの分野で、マイクロソフトは様々な追加のソリューションの提供を予定しており、お客様がより安全にクラウドサービスをご利用いただける環境を整えていく予定です。

2013 年も引き続きどうぞよろしくお願いします。

ハイブリッド展開におけるExchange Server 2010 廃棄

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メールボックスを移動する機能性をはじめ、予定表の空き時間情報を社内組織と Exchange Online 組織間で共有するなど様々な機能を利用するため、組織の多くはExchange Onlineハイブリッド展開構成を選択してきました。 これには Exchange 2003、Exchange 2007 とExchange 2010 を保有し、Exchange Online と長期に渡るハイブリッド構成を求める組織や、全てを Exchange Online へ移行する足がかりとしてハイブリッド展開を利用する組織を含みます。そこで、ハイブリッド展開に使われた社内 Exchange Server を、一体どの時点で取り除く決心をするのでしょうか? 社内メールボックスを全てExchange Online へ移行すると、どうなるでしょうか? 社内Exchange サーバーを残す利点はあるのでしょうか? 悩む必要はないようにみえる一方で、社内 Exchange Server を取り除く決心は簡単ではなく、とても大変なことです。

 

メールボックス管理

メールボックス管理のためハイブリッド展開とハイブリッド フィーチャー サポートを構成した組織は、ユーザーとID 管理用にOffice 365 Active Directory synchronization (DirSync) も構成しました。DirSync を維持しつつ、社内組織より引き続きユーザーアカウントを管理したい組織には、社内組織から最後の Exchange Server 2010 を取り除かないことをお勧めします。最後のExchange Server がなくなると、権限ソースは社内組織として定義されるため、Exchange Online のメールボックス オブジェクトの変更ができません。「権限ソース」とは、ユーザーやグループなどのActive Directory ディレクトリ サービス オブジェクトが、ハイブリッド展開の中でマスタ(オブジェクトのコピーを定義するオリジナル ソース)とされる場所を意味しています。メールボックス設定の編集が必要ならば、Active Directory スキーマが社内組織に拡張されたことと、よくある管理タスクのためにActive Directory Service Interfaces Editor (ADSI Edit) のようなサポートされないツールを使うことを確認しなければなりません。例えば、社内組織にExchange Management Console (EMC) または Exchange Management Shell (Shell) のないところで、プロキシ アドレスを追加する、または、メールボックスを訴訟ホールドに入れることは困難です。しかも、このようなシンプルな(そして他の複雑な)タスクを、サポートされた方法では実施できません。

注意事項: 社内組織からExchange オブジェクトを管理するのに、ハイブリッド展開は必須ではありません。組織の関係や、フェデレーション信頼関係、第三者証明機関の証明書がなくても、社内 Exchange Server を使ってExchange オブジェクトを効果的に管理できます。この Exchange Server により、Exchange 受信者オブジェクトの作成と管理をサポートされた方法で実施できます。Exchange Server 2010 には、リモート メールボックスなどのオブジェクトを新 RemoteMailbox コマンドレットを使って作成するオプションがありますので、Exchange Server 2010 を管理タスクに使うことをお勧めします。サーバーの役割として、管理用ツールが正常に動作するには、少なくともClient Access Server (CAS) の役割が必要です。

 

社内 Exchange Server を持たないオンライン組織

Exchange Online組織では、社内組織からExchange Server を全て取り除いて、ユーザー管理の困難に直面したところがあるかもしれません。それぞれ状況は異なるとしても、多くの場合、管理プロセスを簡素化するためExchange Server 2010 を改めて組織に追加することができます。このような組織では、全てのExchange Online メールボックスを正しく構成するために、メールが有効なユーザーを定位置に配置しているか確認する必要があります。DirSync を社内組織に展開すると仮定すれば、オブジェクト複製の件は問題にならないでしょう。

権限ソースがオンラインにあるとき社内組織から行うユーザー管理

Office 365 サービス テナントを作成し、ユーザー管理タスク統合のためだけにExchange Online を使い始めた組織があります。ホストされた環境に立った、または、社内組織ではユーザーを管理していないBusiness Productivity Online Services (BPOS) から移行した組織もあります。今や彼らはOffice 365 とExchange Online を使っているため、ユーザー管理システムの簡素化を望んでいます。いずれにしても、DirSync を展開してExchange Online を使っているなら、ユーザー管理を目的とした社内 Exchange Server を持つべきです。

Office 365 でユーザーを作成した後、権限ソース変更プロセスは、ここに概略を掲載したDirSync [ソフト マッチ] プロセスを使うことになるでしょう。 これにより、組織では社内組織からユーザー アカウントと Exchange Online メールボックスを管理できるようになります。Exchange Online メールボックスと一致する社内ディレクトリに、メールが有効なユーザーの存在を確認する必要があります。過去にExchange Server を展開していない組織では、Exchange Server 2010 のインストールが必要となるでしょう。Office 365 for Enterprise をお使いのお客様は、カスタマー サポートへ連絡していただくと、Exchange Server 2010 ライセンスを無償で入手できます。このライセンスには制限があり、社内メールボックスのホスティングはサポートしていません。

ハイブリッド構成ウィザードで作られた HybridConfiguration オブジェクトの削除

ハイブリッド構成ウィザードを使ってハイブリッド展開が作られると、社内組織にHybridConfiguration Active Directory オブジェクトが作成されます。ハイブリッド構成ウィザードが New-HybridConfigurationコマンドレットを呼び出すと、HybridConfigurationオブジェクトが生成されます。 そのオブジェクトにはハイブリッド構成情報が保存され、Update-HybridConfigurationコマンドレットがオブジェクトに保存された設定を読み取り、ハイブリッド構成設定をプロビジョニングできるようになります。

HybridConfigurationオブジェクトの削除は、Exchange Server 2010 ではサポートされていません。HybridConfigurationオブジェクトを削除するコマンドレットはありませんが、ハイブリッド構成ウィザードを再度実行しない限り、このオブジェクトがActive Directory にあっても悪い影響はありません。

ところが、Exchange Server 2013 では、HybridConfigurationオブジェクトの削除をサポートしています。新しいRemove-HybridConfigurationコマンドレットは、構成コンテナからHybridConfigurationオブジェクトを削除しますが、既存のハイブリッド展開構成設定の無効化や削除は行いません。

Exchange 廃棄計画の一部として、HybridConfigurationオブジェクト削除を望む人が多くいますが、削除することはクリティカルではなく、オプションの一つです。

ハイブリッド展開の削除

ハイブリッド展開を手動で無効にすると、正しく削除されます。ハイブリッド構成ウィザードで生成構成されたこのオブジェクトを削除するには、以下の作業を行ってください:

1. MX レコードが社内組織を指している場合、Office 365 サービスへ変更してください。Exchange を取り除き、MX レコードがOffice 365 を指していない場合、受信用インターネット メール フローは機能しません。

2. 社内組織のShell を使って、次のコマンドを実行してください:

Remove-OrganizationRelationship –Identity “On Premises to Exchange Online Organization Relationship”
Remove-FederationTrust –Identity “Microsoft Federation Gateway”
Remove-SendConnector “Outbound to Office 365”

3. EMC を使って、貴組織のメール アドレス ポリシーの一部に追加された
<貴組織のドメイン>.mail.onmicrosoft.com ドメインも削除できます。

 image

 

4. オプション
Exchange Online 組織で、ハイブリッド構成ウィザードによって作成されたリモート ドメインを削除してください。EMCから、Exchange Online フォレスト ノードのハブ トランスポートを選択し、下図に示したように、“Hybrid Domain” から始まるリモート ドメインを全て削除します:

 image

5. Exchange Online 組織から、以下のコマンドを使って、組織の関係を削除してください。Exchange Online へ接続するには、リモートPowerShell を使う必要があります。詳しい手順は、Connect Windows PowerShellをご覧ください。

Remove-OrganizationRelationship –Identity “Exchange Online to On Premises Organization Relationship”

6. オプション
ハイブリッド構成ウィザードによって作られた受信用と送信用のForefront Online Protection for Exchange (FOPE) コネクタを無効にしてください。無効にするには、FOPE 管理コンソールを使い、リリースオプションは下図の通りです:

 image

 

注意事項: ADSIEDIT を使った削除や変更はサポートされていません。

 

 

結論

ハイブリッド展開を構成した組織の多くで、社内組織から最後のExchange Server を取り除くと悪影響のある場合がほとんどです。社内メッセージングとID 管理の依存関係を全て一緒に消去するのでなければ、大抵の場合、メールボックス管理のため、社内組織に少なくとも1台 Exchange 2010 サーバーを残しておくことをお勧めします。

Timothy Heeney

元の記事 (英語)

次の SharePoint Online サービス更新を準備しています

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Microsoft では、新しい SharePoint Online Office 365 の一部として公開する準備をしています。これは、SharePoint Online サービス更新の最初の段階であり、一部の設計の変更により利用者に影響が出る場合があります。修正の説明と掲載済みの回避策へのリンクを示した項目を以下にまとめます。

  • SharePoint Designer 2013 (ここからダウンロード) をインストールします。以前のバージョンの SharePoint Designer は、新しい SharePoint Online と互換性がありません。
  • SharePoint Designer 2013InfoPath 2010で正しく動作させるため、修正プログラムを適用します (ここ (英語)を参照)
  • SharePoint Workspace 2010を新しい SharePoint Online で正しく動作させるため、修正プログラムを適用します (ここ (英語)を参照)

上記の項目以外にも、ここに掲載済みの既知の問題がいくつかあります。Microsoft では、これらをすぐに解決するために作業を進めています。これらの問題は広い範囲に大きな影響を与えるものではなく、ほとんどは対応するサポート技術情報 (KB) に手作業で解決する手順が掲載されています。

 

なお、新しい SharePoint の機能や新しいユーザーインターフェイスにはまだアクセスできません。今回の準備段階で利用できるのは、以前にここ (英語)でお知らせした Office Web Apps の新しい改良点だけです。また、Office 365 Internet Explorer 7 (IE7) のサポートを終了したことを再度お知らせします。

 

今回の SharePoint Online サービス更新は、CRM Online の一部の顧客にも影響があります。推奨するリストコンポーネントの修正をまとめたブログ記事 (ここ (英語)) をよく確認してください。

 

ありがとうございます。

SharePoint Online チーム

 

* Office 365 ProPlus プレビューは、以前のバージョンの Office と共存した状態で使用できます。サブスクリプションとして Office を使用する権利を持つユーザーは、最終版の Office 2013 RTM が利用可能になった時点でそれを使用する権利があり、プレビュー版は必要がなくなります。

Outlook Web App が簡易的な表示モードになってしまう場合の対処法

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Outlook Web App を起動したときに、以下のような簡易的な表示モードになることがあります。このモードでは、Outlook Web App の機能が大きく制限されてしまいます。このモードは「Outlook Web App Light」と呼ばれています。

 

Outlook Web App のフル機能のモードは以下の通りの画面です。このモードで表示させたい場合は、いくつかの項目をチェックする必要があります。

 

1. 利用しているブラウザーがシステム要件を満たすかどうかをチェック

Outlook Web App は主要なブラウザーはサポートしていますが、Windows/iPad の Safari など、サポートされていないブラウザーでは、機能の少ない Outlook Web App Light のモードで表示されます。以下のブラウザー要件を確認して、Outlook Web App がお使いのブラウザーをサポートしているかどうかを確認してください。

 

Office 365 のソフトウェア要件

 

2. 「視覚の状態に合わせた設定を使用する」が選択されていないかどうか確認する

サポートされているブラウザーを利用している場合でも、「視覚の状態に合わせた設定を使用する」チェックボックスがONになっていると、Outlook Web App Light のモードになってしまいます。その場合、右上の「オプション」をクリックして、左ナビゲーションの「ユーザー補助」から、「視覚の状態に合わせた設定を使用する」チェックボックスをOFFにします。

意図しないでこのモードになってしまった場合、どこかで、このチェックボックスをONにしてしまったと思われます。

 

 

たとえば、アカウントに初めてログインをする際に、ログイン画面に「視覚の状態に合わせた設定を使用する」チェックボックスが存在します。

 

 

もしくは、Outlook Web App のオプションの「設定」-「全般」の「ユーザー補助」にも「視覚の状態に合わせた設定を使用する」チェックボックスが存在します。

  


次の SharePoint Online サービス更新を準備しています

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Microsoft では、新しい SharePoint Online Office 365 の一部として公開する準備をしています。これは、SharePoint Online サービス更新の最初の段階であり、一部の設計の変更により利用者に影響が出る場合があります。修正の説明と掲載済みの回避策へのリンクを示した項目を以下にまとめます。

  • SharePoint Designer 2013 (ここからダウンロード) をインストールします。以前のバージョンの SharePoint Designer は、新しい SharePoint Online と互換性がありません。
  • SharePoint Designer 2013InfoPath 2010で正しく動作させるため、修正プログラムを適用します (ここ (英語)を参照)
  • SharePoint Workspace 2010を新しい SharePoint Online で正しく動作させるため、修正プログラムを適用します (ここ (英語)を参照)

上記の項目以外にも、ここに掲載済みの既知の問題がいくつかあります。Microsoft では、これらをすぐに解決するために作業を進めています。これらの問題は広い範囲に大きな影響を与えるものではなく、ほとんどは対応するサポート技術情報 (KB) に手作業で解決する手順が掲載されています。

 

なお、新しい SharePoint の機能や新しいユーザーインターフェイスにはまだアクセスできません。今回の準備段階で利用できるのは、以前にここ (英語)でお知らせした Office Web Apps の新しい改良点だけです。また、Office 365 Internet Explorer 7 (IE7) のサポートを終了したことを再度お知らせします。

 

今回の SharePoint Online サービス更新は、CRM Online の一部の顧客にも影響があります。推奨するリストコンポーネントの修正をまとめたブログ記事 (ここ (英語)) をよく確認してください。

 

ありがとうございます。

SharePoint Online チーム

Office 365 で使用するための日本語版 Office for Mac 2011 をダウンロードおよびアクティベーションする方法

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対象: Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business

 

いつも Office 365 をご利用いただきありがとうございます。

 

2/27 より提供開始となりました 新Office 365のMac対応に関するお知らせです。
Office 365 の特長として、ライセンス数は最大5台、Windows PCだけでなく、Mac 向けのOffice もご利用いただけますが、現在 Office 365 サービスから Office for Mac 2011 をダウンロードすることができない、またアクティベーションすることができないという問題が発生しています。

根本の問題解決にはしばらく時間がかかりますが、下記の方法にてダウンロードし、ご利用いただくことが可能です。

 

問題:
Office 365 で使用するための Office for Mac 2011 をダウンロードできない。または、 コンピューターのタイム ゾーン設定が日本標準時に設定されている場合に、Office 365 で使用するための Office for Mac 2011 をアクティブ化できない。また、Office for Mac 2011 のインストール後、プロダクト キーの入力が求められ、[Sign in to an existing Office 365 subscription] (既存の Office 365 サブスクリプションにサインイン) オプションが表示されない。

 

解決方法:

手順 1: 最新版の Office for Mac 2011 (日本語) をインストールする
最新版の Office for Mac 2011 (日本語) を以下のマイクロソフト Web サイトからインストールします。
(必要であれば、英語のような他の言語も Office 365 のポータルからダウンロードできます。)
http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=273962

 

手順 2: Office for Mac 2011 をアクティブ化する
すべての Office for Mac 2011 プログラムを終了します。
以下の手順に従い、タイム ゾーンの設定を [東京 – 日本] 以外の時間帯に変更します。
   [システム環境設定] から [日付と時刻] を開きます。
   ・ [時間帯] タブをクリックし、[最も近い都市] ボックスに日本以外の都市を選択します。
Office for Mac 2011 プログラムを開始します。
[Sign in to an existing Office 365 subscription] (既存の Office 365 サブスクリプションにサインイン) オプションが表示されます。
Office 365 にサインインし、Office for Mac 2011 をアクティブ化します。
タイム ゾーンの設定を [東京 - 日本] に戻します。

 

サポートKB:
2824661 Office 365 で使用するための Office for Mac 2011 をダウンロードおよびアクティブ化できない

 

Online Services Support Team_Microsoft

Office 365 ProPlus 管理者シリーズ: Office 365 ProPlus による、互換性問題への対応

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対象: Office 365 EnterpriseOffice 365 Small BusinessOffice 365 Midsize Business

 

(このブログは Japan Office Official Blog に 2012 年 12 月 6 日に投稿された記事のクロスポストです。)

 

  Jeremy_MSFT
Jul 17 2012, 16:07 P7

Office 365 ProPlus は、既存の Office ファイルやアドイン、依存関係があるアプリケーション、およびその他のカスタマイズと互換性を持つように設計されています。また、IT 企業が Office プログラムの構成やパフォーマンス、正常性といった特性を維持し、新規バージョンの Office をすみやかに採用できる、新たなツールも提供されます。新しい Office テレメトリ ツールでは、管理者が問題のトラブルシューティングをエンドポイント レベルで迅速に行ったり、Office プログラムを組織で一元的に監視および管理したりすることができます。さらに、並列サポートを利用することで複数のバージョンの Office をインストールできるため、旧バージョンの Office から Office 365 ProPlus への移行に役立つ有効な手段となります。何らかの理由で旧バージョンの Office に依存関係があるときには、いつでもそのバージョンに戻すことができます。

 

Office テレメトリ

Office に新たに導入されたテレメトリ機能は、管理された IT 環境で Office プログラムの正常性を維持するための主要な機能であり、以前のバージョンの Office から移行する際にも役立ちます。テレメトリ情報は Office デスクトップ アプリケーションと統合され、Excel ベースのスプレッドシートである Office テレメトリ ログを使用してアクセスできます。Office テレメトリ ログを使用すると、ソートとフィルタリングが可能な形で Office のイベントについて報告され、これにより IT 管理者は PC 上のローカルな問題を迅速にトラブルシューティングすることができます。Office テレメトリ ログで報告されたイベントを中央やデータ処理サービスに送信すれば、組織全体を包括的に把握することも可能です。これは、Office を使用するとき、また旧バージョンの Office や旧バージョンの Office で作成されたファイルに関するカスタマイズや互換性を評価するとき、パフォーマンスや互換性の特性を維持するうえで重要になります。新しい Office では、各 Office バージョン間での互換性をファイル レベルで維持することを意図していますが、互換性の欠如が明らかになった際には IT 管理者に Office テレメトリから警告が送られるので、問題を修正し、回避する決定を予防的に行うことができます。

 

  

テレメトリダッシュボードガイドによりテレメトリ機能と実装方法が説明される

Office 365 ProPlus のテレメトリ機能は 5 つの主要コンポーネントで構成されています。

 

1. インベントリ エージェント

2. 共有フォルダー

3. テレメトリ プロセッサ

4. データベース

5. テレメトリ ダッシュボード

 

インベントリ エージェントは、新しい Office 365 ProPlus プレビューおよび Office Professional Plus 2013 プレビューに統合されています。既定ではインベントリ機能はオフに設定されていますが、インストール後、または Active Directory のグループ ポリシー制御を使用して有効化することができます。インベントリ エージェントは Office 2003 およびそれ以降のクライアントでも使用できます。ただし、移行プロジェクトを目的としているため、継続的な正常性管理やパフォーマンス管理には向きません。インベントリエージェントは Office テレメトリ ログから情報を収集し、Office のアドイン、カスタム コード (COM およびブラウザー ヘルパー オブジェクト)、アプリケーションなどのカスタマイズ情報を検出します。さらに、製品のバージョンやアーキテクチャに関する報告も行います。

  

Office テレメトリログは、Windows に格納された Office イベントを収集して Excel で表示させる

インベントリ エージェントが有効に設定されている場合、IT 管理者は共有フォルダーの場所を指定してインベントリ エージェントによる出力ファイルを保存することも可能です。データ処理サービスにより、この出力ファイルを処理して、SQL Server データベースにエントリを追加します。さらに、テレメトリ ダッシュボードでは、SQL データベースからのレポート情報が Excel で表示され、Office のバージョンや頻繁に使用されるファイル、エラーやイベント、アドイン、関連ソリューションといった情報を集約的な確認できます。

 

バージョンの並列サポート

Office は従来から旧バージョンの Office との並列インストールが可能でしたが、その副作用としていくつかの問題が発生していました。たとえば、旧バージョンのプログラムを読み込む際に Office インストールの修復を行うようプロンプトが表示されたり修復が実行されたりする、あるいは、旧バージョンの Outlook や同じフォルダー内にある [スタート] メニューのショートカットが削除されるなどが挙げられます。この点に関しては、その他の問題と併せて KB2121447でも取り上げられています。

Office 365 ProPlus は、旧バージョンの Office との並列サポートが行えるよう設計されています。これにより、旧バージョンの Office をインストールしたまま保持しておき、新しい Office プログラムでファイルがうまく機能しないなどの思わぬ問題が発生した場合には、旧バージョンのプログラムでそのファイルを開くことができるなど、互換性ツールとしての機能を果たします。

 

  

Office 2003 と同じシステム上で動作する Office 365 ProPlus

Office のファイル形式 (DOC、DOCX、XLS、XLSX、PPT、PPTX など) における既定のファイルの関連付けについては、Windows 7 では最後にインストールされたバージョンの Office に割り当てられ、Windows 8 ではオペレーティング システムで割り当てられる既定のファイルの関連付けに従います。旧バージョンの Office に既定のファイルの関連付けを割り当てるには、旧バージョンの Office に対するインストールの修復を行います。同様に、Office 365 ProPlus のインストールの修復を行うと、新しいバージョンに再び割り当てられます。Office 365 ProPlus をインストールしておき、ユーザーが慣れるまでは旧バージョンに割り当てたままにしておきたいと考える IT 管理者の方には、これらの手順を自動化するという方法もあります。修復コマンドの自動化に必要なコマンド ラインの記述の詳細については、「Office 2010 の保守のベスト プラクティス」またはそれ以前のバージョンに関する同様の記事を参照してください。

 

新しいクイック実行インストールにおける既存のカスタマイズ

Office 365 ProPlus は、オブジェクト モデル API、Web サービス/プロトコル、VBA、Office アドイン、ドキュメントレベルでのカスタマイズといった Office プログラムの既存の拡張性モデルをサポートするよう設計されています。実際、並列インストールが実行されている場合、Office 365 ProPlus は Office の以前のインストールで行われていたデスクトップ アプリケーションのカスタマイズを検証し、Office 365 ProPlus プログラムの実行時に、このカスタマイズを読み込みます。リボンのカスタム拡張を含む OFFICEUI ファイルや CUSTOMUI ファイルなどのカスタマイズ情報は %AppData%\Local\Microsoft\Office に保存されています。

以下の例では、Microsoft Office Professional Plus 2010 で Microsoft Word の [Touch (タッチ)] リボン タブをカスタマイズし、”DYMO Label” というサード パーティ製のアドインをインストールしています。Office 365 ProPlus をインストールして Word 2013 を起動すると、[Touch (タッチ)] タブと “DYMO Label” アドインが両方とも使用できます。

  

並列インストール構成において、Office Professional Plus 2010 でのカスタマイズは Office 365 ProPlus に自動的に適用される

この機能は Office オンデマンド アプリケーションにも利用できます。Office 2007 およびそれ以降が使用されている企業では、ファイルの互換性に加えて、使い慣れたリボン コントロールやこれまで行ってきたカスタマイズが適用できるため、ユーザーは新しい Office に簡単に移行することができます。

 

その他のリソース

Office テレメトリに関しては、製品と共に、あるいは TechNet 上で多数の新情報が公開されています。TechNet の「Office テレメトリ ダッシュボードを展開する」を参照してください。また Office Next ブログ (英語)でも、Office テレメトリやその他のトピックについてさまざまな情報をご紹介していく予定です。どうぞお楽しみに。

 

Office 365 ProPlus 管理者シリーズ: クライアントの展開オプション

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対象: Office 365 EnterpriseOffice 365 Small BusinessOffice 365 Midsize Business

 

(このブログは Japan Office Official Blog に 2012 年 12 月 7 日に投稿された記事のクロスポストです。)

 

  Jeremy_MSFT
Jul 17 2012, 16:07 P7

Office 365 ProPlus では、あらゆる規模の企業やデスクトップ サービス アーキテクチャに対応した柔軟なソフトウェア配信オプションが用意されています。ユーザー自身がソフトウェアのインストールを頻繁に行うような小規模企業から、IT 部門が数百ものアプリケーションを各ユーザーにまとめて配信する大規模企業に至るまで、Office 365 ProPlus は、業務プロセスやワークフローに最適な方法でインストールできます。

 

Office 365 ProPlus をインターネットからインストール

ユーザーは、Office 365 ProPlus を自分でインストールした場合、http://www.microsoft.com/ja-jp/office365/online-software.aspxから直接各自の PC に Office をインストールできますが、管理者によってユーザー アカウントが作成された場合には、Office 365 サービスにログインして Office 365 ProPlus をインストールできます。ユーザーが自身でインストールするには、自分の PC のローカル管理者である必要があります。また、常に最新の Office ビルドがインストールされ、自動更新の受信が有効に設定されることになります。

ユーザーがインストールを開始すると、サイズの小さいセットアップ ファイル (約 400 KB) がダウンロードされて、ローカル PC 上で実行されます。ファイル名 (例: Setup.X86.en-us_ProPlusRetail_56f7d927-5bf8-435e-a240-9eaeef2f53c5_.exe) には、インストールパラメーターのほか、Office インストール ファイルを格納したコンテンツ配信ネットワーク (CDN) サイト(http://officecdn.microsoft.com/) から何を読み込むのかといった情報が含まれています。

 

  

Office 365 のソフトウェアインストールページ

ユーザーによるインストールは、ユーザーが管理者権限を持ち、使用するソフトウェアを自らインストールすることを想定している組織に適しています。また、適切に管理された組織において、管理されたコンピューターへのユーザーによるソフトウェアインストールは原則として許可していないが、自宅 PC や個人所有 PC への Office 365 ProPlus のインストールを許可しているという場合には、ユーザー自身によるインストールを許可してもよいでしょう。管理者はユーザーによるインストールを一元的に不許可にすることもできますが、Office 365 管理者ポータルでのグローバルな制御事項なので、テナント内の全ユーザーに適用されることになります。

  

ユーザー自身による管理されたインストール、または、管理された環境での自宅/個人所有デバイスへのインストールプロセス

上のプロ���スの中で、IT 管理者は、エンド ユーザーに自身でインストールする手順を公開する前に、グループ ポリシーなどのローカル構成管理ツールを使用して Office 構成を定義しておくこともできます。エンド ユーザーは、アドイン、依存アプリケーション、および標準 Office テンプレートを必要に応じてインストールしなければなりません。また既定では、ユーザー自身でインストールする際、Office 365 サービスから毎月の更新を自動受信するよう構成されています。

 

ソフトウェア配布インフラストラクチャを利用した自動展開

多くの大企業では、企業ソフトウェア配布またはイメージベースの自動化された展開を利用して、ユーザーに代わってソフトウェアのインストールを行っています。Office 365 ProPlus を使用すると、これらのツールやプロセスが提供され、ネットワークまたは Office 365 オンライン サービス サポートのいずれかから Office をインストールすることができます。ダウンロード プロセスと同様、Office 展開ツールの setup.exe により Office 365 ProPlus のインストールを構成、実行します。これらのツールは柔軟性を重視して設計されているので、管理者はセットアップ エンジンをローカルまたはネットワーク上にあるファイルソースや Web ベースのファイル ソースに指定することができます。

構成 XML ファイルにより、インストールする製品、アーキテクチャ、言語、バージョン、およびインストール元となるソースを指定して、インストールプロセスを管理します。また、構成 XML ファイルでは、管理者はインストールや初回実行時の UI を非表示にしたり、ユーザーに代わって使用許諾契約に同意したりできるほか、インストールログの格納場所の指定、ソフトウェア自動更新の有効化/無効化、Office が更新を検索する場所の構成などが行えます。

  

オンプレミスによる Office 365 ProPlus のソフトウェア配信プロセス

これらのツールを利用すると、ローカル キャッシュを介して、あるいは、管理ポイントまたは配布ポイントから直接ソフトウェア インストール ファイルをインストールしていた、従来の企業ソフトウェア配布アプローチに従った展開が可能です。Office 365 ProPlus では、setup.exe ファイルだけを配布して、Office クイック実行パッケージは Office 365 オンライン サービス (http://officecdn.microsoft.com/) からインストールするという方法も、新たに導入さ���ています。この方法は、LAN に接続していない環境で、管理ポイントへの VPN 接続速度が対象マシンのインターネット接続速度よりも遅い場合に効果的です。

ただし、インストールは通常、従来の MSI ベース パッケージよりはるかに高速に行われるので、カスタム Windows イメージにプレインストールされた Office を展開しても、従来の Office リリースほどには時間の短縮にはつながりません。また、多言語対応の Office クイック実行ビルドを、キャプチャした Windows イメージ (WIM) ファイルに事前キャッシュして、自動スクリプトまたはお好きなタスク シーケンスエンジンを使用して Office を WIM ファイルのローカル ファイル ソースから直接インストールすることができます。オペレーティング システムで使用している言語が Office インストール ソース パッケージでもサポートされていれば、Office は既定でその言語を使用します。EN-US 版の Office に言語パックを適用するのではなく、オペレーティングシステムの言語に対応した Office をインストールすることをお勧めします。ただし、Office 365 ProPlus とクイック実行では、どちらの方法でも利用可能です。

構成 XML ファイルでは、何をダウンロードするか、対象となるコンピューターに Office クイック実行をどのように適用するかを管理します。setup.exe および構成ファイルの使用に関連するコントロールとしては、以下のものが挙げられます。

 

オプション

説明

構文例

Add

親となるコントロール。ダウンロードするソース、アーキテクチャ、製品、および言語を指定します。

ローカル フォルダーから取得:
<Add SourcePath=”%deployroot%\applications\Office365” OfficeClientEdition="32" >

<Product ID="O365ProPlusRetail">

<Language ID="en-us" />

</Product>

</Add>

ローカル ネットワークから取得:

<Add SourcePath="\\Server\Share\Office\" OfficeClientEdition="32" >

<Product ID="O365ProPlusRetail">

<Language ID="en-us" />

</Product>

</Add>

Remove

Office 製品をアンインストールします。

<Configuration>

<Remove>

<Product ID="O365ProPlusRetail">

<Language ID="en-us" />

</Product>

<Product ID="VisioProRetail">

<Language ID="en-us" />

</Product>

</Remove>

</Configuration>

<Remove All=”TRUE”>

Product

<Add> コントロールの下では複数の製品を入れ子にでき、<Product> コントロールの下では複数の言語を入れ子にできます。

Office 365 ProPlus をダウンロード:

<Product ID="O365ProPlusRetail">

<Language ID="en-us" />

</Product>

<Product ID="VisioProRetail">

<Language ID=”ja-jp" />

</Product>

<Product ID="ProjectProRetail">

<Language ID=”es-es" />

</Product>

SourcePath

Office のインストール元となる場所。指定されない場合、セットアップでは、まずローカル フォルダー内でインストール ソースを検索し、見つからなかった場合は CDN ソースを探します。

<Add SourcePath="\\Server\Share\Office\" OfficeClientEdition="32" >

<Add SourcePath="%Applications%\Office\" OfficeClientEdition="32" >

<Add SourcePath="C:\Source\Office\" OfficeClientEdition="32" >

<Add SourcePath="http://source. contoso.com/Office" OfficeClientEdition="32" >

OfficeClientEdition

ダウンロードする製品のアーキテクチャを、32 ビットまたは 64 ビットで指定します。メモ: 新しいバージョンの Office でも、推奨されるアーキテクチャは 32 ビットです。異なるアーキテクチャが混在した形でのインストールは許可されません。32 ビット版の Office がシステムにインストール済みの場合、64 ビット版のクイック実行パッケージをインストールすることはできません。その逆も同様です。

<Add SourcePath="\\Server\Share\Office\" OfficeClientEdition="32" >

または:

OfficeClientEdition="32"

OfficeClientEdition="64"

Language

クイック実行パッケージでダウンロードする言語 DAT ファイルを指定します。

<Language ID=”ja-jp" />

<Language ID=”es-es" />

<Language ID="en-us" />

<Language ID="fr-fr" />

Updates

自動更新の動作を構成します。更新は、パブリックな Office 365 サービス、ローカルの格納場所、ローカル ファイル共有、またはプライベートな http:// サイトのいずれかから取得します。

ローカル ファイル共有を使用:

<Updates Enabled="TRUE" UpdatePath="\\Server\Share\Office\" />

CDN を使用:

<Updates Enabled="TRUE” />

無効化:

<Updates Enabled="False" />

Display

インストール時に UI を表示するかどうかを指定します。None または Full を指定できます。AcceptEULA コマンドを使用すると、ユーザーに代わってエンドユーザー使用許諾契約 (EULA) に同意することもできます。

<Display Level="None" AcceptEULA="TRUE" />

<Display Level="Full" AcceptEULA="FALSE" />

Logging

ログの名前とログが書き込まれる場所のパスを指定します。

<Logging Name="OfficeSetup.txt" Path="%temp%" />

<Logging Name="OfficeSetup.txt" Path="%deployroot%\smsosdlogs\" />

Property FORCEAPPSHUTDOWN

インストール、アンインストール、または更新を強制的に実行します。Office クイック実行はバックグラウンドで更新される設計になっており、ユーザーが Office プログラムを終了および再起動したときに適用されます。このプロパティを構成ファイルで指定すると、ユーザーに知らせることなく処理が実行されるので、プログラムの終了時にデータが損失するおそれがあります。

<Property Name="FORCEAPPSHUTDOWN" VALUE="1" />

ForceDowngrade

既にインストールされているバージョン番号が、目的のバージョン番号よりも大きいときに使用します。また、何らかの問題が発生して以前のバージョンにロール バックする必要があるなどの、ロール バック シナリオに活用できます。

<Add SourcePath="\\Server\Share\Office\" Version=”15.0.4128.1014” OfficeClientEdition="32" ForceDowngrade=”True”>

<Product ID="O365ProPlusRetail">

<Language ID="en-us" />

</Product>

</Add>

 

例として以下に示した install.xml ファイルでは、既にダウンロードを終えた Office パッケージをインストールするためのパラメーターが指定されています。バージョン指定は省略されているので、最新のバージョンがインストールされます。また、UI の非表示、32 ビット、および EN-US を指定するパラメーターも含まれています。

<Configuration>

<Add SourcePath="\\YourServer\YourShareName\Office Deployment Tool\"

OfficeClientEdition="32" >

<Product ID="O365ProPlusRetail">

<Language ID="en-us" />

</Product>

<Product ID="VisioProRetail">

<Language ID="en-us" />

</Product>

</Add>

<Updates Enabled="FALSE" />

<Display Level="None" AcceptEULA="TRUE" />

<Logging Name="OfficeSetup.txt" Path="%temp%" />

</Configuration>

  

上記パラメーターで Office 365 ProPlus をインストールするセットアップコマンド

  

インストール後の %ProgramFiles%\Microsoft Office 15\ フォルダー

MSI ベースの Office インストールに慣じみのある方にとっては、Office 365 ProPlus のインストール後に %ProgramFiles% ディレクトリや配置されたファイルをいろいろと確認してみ��のも面白いかもしれません。

  

主な仮想ファイル システム コンポーネントは、%Program Files%\Microsoft Office 15\root\vfs に格納されます。十分に隔離されているので、MSI ベースのパッケージでインストールされた旧バージョンの Office アプリケーションが Office 365 ProPlus インストールと競合することはありません。

クイック実行インストールのしくみを簡単にご説明すると、開始数秒で仮想ファイル システムを管理するサービスが実行され (インストールのユーザー インターフェイスの進捗画面で最大 “10%” まで)、残りの時間で、Windows との統合やローカル ハード ドライブへのファイルのキャッシュなどの必要なタスクが実行されます。10% の段階でインストーラーは以降のタスクをサービスへ引き渡すので、残りの Office インストール プロセスはシステム アカウント (対話型のセッション 0) で管理されます。つまり、Office 365 ProPlus プレビューでは、システム アカウントが Office インストール ファイルを格納している共有または場所にアクセスする必要があるということになります。

柔軟な展開モデルが実現されたことで、Office 365 ProPlus ファイルが格納されている共有または場所へのアクセスが行えるなど、インストール可能な権限の高いコマンドを実行できるようになりました。ログインスクリプトからソフトウェア配布ツールまで、あらゆるものを使用できます。

 

Office 365 ProPlus のソフトウェア更新

Office 365 ProPlus では、さまざまな手段で「常に最新」の状態を維持するという目標の下、Office デスクトップ アプリケーションが 1 年以上も古い状態のままなどという事態が決して起こらないようにサービスが設計されています。多くの場合、また、ユーザー自身がインストールを行うときは必ず、更新は定期的に Office 365 パブリック サービスからストリーミングされます。管理された組織で Office 365 ProPlus を導入したときには、更新プロセスを制御することで、ソフトウェア更新プログラムによる互換性などの問題がないことを事前に確認してから、管理 PC への適用を許可することができます。

クイック実行のソフトウェア エクスペリエンスやメカニズムも大幅に変更され、Microsoft Update などのツールや付随する MSP ファイルはソフトウェア更新には含まれません。同様に、Windows Server Update Services (WSUS) などの管理ツールや System Center Configuration Manager 2012 などの WSUS 管理製品では、管理 PC 上で動作するクイック実行ソフトウェアにソフトウェア更新プログラムの配布を行いません。その代わり、アプリケーション仮想化基盤をサポートし、影響の少ないバックグラウンドでの更新を可能にするためにソフトウェア更新管理サービスと関連オプションが新しく開発されました。このモデルでは、ソフトウェア更新プログラムが適用されている様子をユーザーが目にすることはありません。また、更新プログラムの配布と自動化を担当している管理者から指示される場合を除き、アプリケーションの終了を強制されることもありません。更新適用はバックグラウンドで処理されるため、Office プログラムを通常どおり終了および再起動すると、更新が Office に適用されるようになっています。

  

クイック実行による、ソフトウェア更新プログラムの適用

クイック実行でのソフトウェア更新プロセスでは、まず、既にインストールされているものを探し出し、配信される更新内容を確認して、差分となるファイルのみを適用します。たとえば、ソフトウェア更新時に、インストールされている Office プログラムと更新ビルドを比較して 90% のファイルが同じものだったとき、新しいビルドの 10% のみをダウンロードして、これをインストール済みの Office 365 ProPlus ビルドに適用すればよいことになります。高度なプロセスとしては、管理者がソフトウェア更新を PC にプッシュすると、PC の Office 更新サービスがビルド更新に必要なファイルを検出し、差分がバックグラウンドで適用されて完全にキャッシュされたら、その後はユーザーが Office プログラムを通常どおり終了および再起動するだけで、更新されたビルドが適用されます。セキュリティなどの観点から、管理者が更新をただちに適用すべきと判断したときには、新しいビルドに付属する構成ファイル内で FORCEAPPSHUTDOWN プロパティを使用することができます。更新のオプションとしくみについては、後ほどご説明します。

MSI パッケージおよび更新モデルとの大きな違いとしてもう 1 つ挙げられるのは、更新が Office スイート全体の累積的な更新ビルドであることです。そのため、たとえば必要な更新あるいはセキュリティ関連の更新のみを Excel に毎月適用し、オプションの更新や他の Office プログラムへの更新についてはサービス パックが適用されるまで待っているという企業では、状況が一変し、すべてのプログラムに対する必要な更新とオプションの更新とが Office 365 ProPlus ビルドに毎月適用されるようになります。

自動更新はオンとオフの切り替えが可能で、ユーザーが更新管理にアクセスできるかどうかは、Office 365 ProPlus の管理 PC へのインストール時にグループ ポリシーまたは構成ファイルを使用して管理することができます。Office 365 ProPlus には 3 つの主要な更新オプションがあります。

1. Office 365 サービスからの自動更新

2. 管理されたファイル共有または http:// のソース格納場所からの自動更新

3. より新しいビルドで Office セットアップを再実行することによる手動更新

  

クイック実行のソフトウェア更新オプション

更新は、管理された場所または企業ソフトウェア配布を介して配信することができます。企業ソフトウェア配布を活用している多くの大企業では、セットアップ再実行によるオプションを利用するものと思われますが、場合によっては、ソフトウェア更新を管理するために相対ファイルパスを使用することもあるでしょう。セットアップを再実行するときにも、差分ファイルのみを適用する更新プロセスは変わりません。

 

自動更新

Office 365 ProPlus のインストールでは、自動更新が既定で有効に設定されています。自動更新はオンとオフの切り替えが可能で、Office 365 ProPlus の管理 PC へのインストール時にグループ ポリシーまたは構成ファイルを使用して管理することができます。自動更新サービスは毎日実行され、更新の検索を行います。

 

オプション

説明

構文例

Add

親となるコントロール。ダウンロードするソース、アーキテクチャ、製品、および言語を指定します。

ローカル ネットワークから取得:

<Add SourcePath="\\Server\Share\Office\" OfficeClientEdition="32" >

<Product ID="O365ProPlusRetail">

<Language ID="en-us" />

</Product>

</Add>

Product

<Add> コマンドでダウンロードの対象となる製品。<Add> コントロールの下では複数の製品を入れ子にでき、<Product> コントロールの下では複数の言語を入れ子にできます。

Office 365 ProPlus をダウンロード:

<Product ID="O365ProPlusRetail">

<Language ID="en-us" />

</Product>

<Product ID="VisioProRetail">

<Language ID=”ja-jp" />

</Product>

<Product ID="ProjectProRetail">

<Language ID=”es-es" />

</Product>

Updates

自動更新の状態、更新のパスおよび場所が含まれます。指定されない場合、ダウンロードで http://officecdn.microsoft.com/が検索されます。

<Updates Enabled=”TRUE” /> (メモ: これが既定の設定であり、指定されない場合は自動更新を構成)

<Updates Enabled="TRUE" UpdatePath="\\Server\Share\Office\" /> (メモ: 管理された場所で公開する際に使用)

<Updates Enabled=”FALSE” />

Enabled

自動更新サービスを有効または無効に設定します。サービスは毎日実行され、“%updatepath%\data\v32.cab” または “%updatepath%\data\v64.cab” と、そこに含まれている versiondescriptor.xml ファイルを調べて、更新適用に使用可能な許可されたビルドまたは最新のビルドをチェックします。

<Updates Enabled="TRUE" UpdatePath="\\Server\Share\Office\" />

<Updates Enabled=”FALSE” />

UpdatePath

Updates コントロールに付随する情報として、UNC パス (ハードまたは相対)、HTTP、またはローカル ファイル パスを指定します。自動更新が有効のとき、サービスではこのオプションのパスで示された場所を検索し、更新をチェックします。

<Updates Enabled="TRUE" UpdatePath="\\Server\Share\Office\" />

<Updates Enabled="TRUE" UpdatePath="%OfficeUpdateShare%\Office\" />

<Updates Enabled="TRUE" UpdatePath="http://contosocdn.contoso.com/updates" />

TargetVersion

この要素では、更新するバージョンを指定します。これを指定する主な理由は、旧バージョンを展開し、CDN または内部共有からの自動更新を構成すると、既定では最新のビルドに更新されるためです。TargetVersion を使用すると、選択したバージョンを対象にすることができます。

<Updates Enabled="TRUE" UpdatePath="\\Server\share\" TargetVersion="15.1.2.3" />

 

Office 更新サービスはスケジューリングされたタスクとして毎日実行され、指定された更新の格納場所をチェックし、場所が指定されていない場合は Office 365 サービス (http://officecdn.microsoft.com/) をチェックします。更新パスを指定して、更新サービスが更新を検索する場所を構成できます。更新が無効に設定されている場合、Office のセットアップ再実行時に更新を適用する必要があります。

指定した更新格納場所からの更新

管理者は、Office 365 ProPlus の新しいビルドを適用するために、更新サービスが管理されたファイル ソースを検索するよう指定することができます。構成 XML ファイルで UpdatePath コントロールを指定すると、更新サービスがソフトウェア更新を検索する場所 (ローカル、UNC、または HTTP パス) を管理できます。しかし UpdatePath を使用すると、Office CDN サービス上の最新ビルドを使用できないため、管理者は更新ビルドをダウンロードして、利用しやすい中央のファイル共有または HTTP 上にこれをコピーする作業も行わなければなりません。この更新方法は、PC からファイルの格納場所に低遅延でアクセス可能な組織に適しています。また、相対パスや管理されたファイルレプリケーション サービスを使用している、より分散された環境にも適していますが、エンタープライズ ソフトウェア システムを採用している大企業の多くでは、新しいソフトウェアインストールまたはパッケージとして更新ビルドを配布する方法を選択することも考えられます。

UpdatePath には、Office CDN サービスからダウンロードされたデータやファイルが格納されます。スケジューリングされたタスクとして最新バージョンを自動的にダウンロードすることも、または、Office 365 ProPlus ビルドのダウンロード時に任意のバージョンを指定することもできます。利用可能なビルドが公開されたら、ビルド番号をお知らせするサポート技術情報の記事が support.microsoft.com に掲載される予定です。ただし、多くの管理者にとっては、スケジューリングされたタスクを利用して、企業のソフトウェア ライブラリ内の Office 365 ProPlus ソース フォルダーにビルドをダウンロードする方が、より便利に利用できるのではないかと思います。

ビルド番号を指定せずに “setup.exe /download configuration.xml” ファイルを実行すると、次に示す Office\Data\ フォルダーの内容がダウンロードされます。

  

複数の Office 365 ProPlus ビルドの内容が格納された Office Data フォルダー

v32.cab または v64.cab ファイル (Office のアーキテクチャに応じます) は、適用する Office 365 ProPlus の最新ビルドあるいは検証済みビルドを更新サービスが検索する際に使用します。これらのキャビネットファイルには、hash.txt と versiondescriptor.xml が格納されており、既定では最新ビルドが指定されていますが、バックアップ ファイル (v32_15.0.4128.1009.cab など) をコピーして名前を “v32.cab” または “v64.cab” に変更することで、検証済みまたはテスト済みのビルドを指定するよう変更できます。管理者が Office CDN サービスから新しい Office ビルドをダウンロードすると、新しい v32.cab または v64.cab、対応するバックアップ キャビネットファイル、およびビルド バージョンを示すフォルダーがダウンロードされます。インストールやソフトウェア更新中にパスの解決を確実に行うため、対応するビルド バージョンを示すフォルダー名は変更しないよう注意してください。

クイック実行のセットアップによる更新ビルドのインストール

ソフトウェア更新サービスは、構成 XML ファイルで UpdatePath コントロールにより指定されたパブリックまたはローカルのファイル格納場所から Office プログラ��� キャッシュをダウンロードして適用するなど、Office セットアップと同様の処理を実行します。企業ソフトウェア配布を使用している大企業では、企業ソフトウェア配布エージェントがインストール ファイル ソースを検索するためのソフトウェア配布ポイントや管理ポイントが複数存在する場合があります。このような環境では、すべてのユーザーに有効な UpdatePath を定義するのは難しく、また、PC の企業ソフトウェア配布エージェントに割り当てられた管理ポイントの場所を特定できないことも少なくありません。インストールする前に管理ポイントのパスを構成 XML ファイルへ動的に書き込むよりも、ソフトウェア更新を行うたび Office セットアップを再実行するほうが適切なアプローチと言えるでしょう。このとき、管理者は Updates コントロールを無効に設定 (<Updates Enabled=”FALSE” />) して、Office ソフトウェア更新プログラムを毎日検索するスケジューリングされたタスクを無効にします。これにより Office 365 ProPlus は、別のビルド番号でセットアップが行われないかぎり、最初にインストールされたビルドのままとなります。

セットアップ再実行のオプションを使用するとき、更新のインストールは管理ポイントまたは配布ポイントから行うことをお勧めします。更新のインストールを開始する前に PC に更新を事前キャッシュすることはお勧めしません。これは、更新パッケージが完全な Office 365 ProPlus インストールと同じサイズ (約 1 GB) になり、1 万人のユーザーを持つ企業であれば、Office 更新のファイル ソースとして使用する更新およびテスト済みの Office ビ���ドを事前キャッシュすると、10 TB のネットワーク トラフィックが発生することになるためです。配布ポイントから更新ビルドをインストールすれば、この大半のネットワーク トラフィックを回避できます。初回のインストールはローカルに事前キャッシュしたファイルソースから実行し、ソフトウェア更新はネットワーク上の格納場所、クラウド サービス、または管理ポイントを使用して実行することをお勧めします。

企業ソフトウェア配布を使用する場合、setup.exe とこれに対応する構成 XML ファイルを展開し、Office セットアップでパブリックな Office 365 サービスを使用してファイル ソースのインストールを行う方法もあります。このハイブリッドな方法では、社内のソフトウェア配布メカニズムによって配信される情報量を制限し、負荷の高い大規模なファイルキャッシュ作業の大半にインターネットを活用できます。管理者は適用する Office のバージョンを引き続き管理でき、ネットワークへの VPN 接続に問題が発生したときにも、きわめて少量の情報 (PC あたり約 500 KB) をネットワークから直接転送するだけで済みます。

  

インストールまたは更新をクラウドから配信する、セットアップと構成ファイルのハイブリッド方式による配信

 

ソフトウェア更���の頻度

管理者は、1 年ほどの期間をかけて Office のビルドのテストと検証を行い、Office セットアップを実行してユーザー PC にインストールするビルド番号を決定できます。多くの企業では、更新されたすべての Office 365 ProPlus ビルドを配布するのではなく、自動更新を保留または無効に設定するものと思われます。このとき管理者は、UpdatePath を定義し、ビルドのテストと検証が済んだ時点でこれを適用して最新状態を維持するか、または Office セットアップ パッケージを配布し、セットアップを再実行してソフトウェア更新を行うか、いずれかの方法を取ることができます。また、更新ごとに最大 11 か月間、ビルドの適用をスキップできるため、管理を行いながら、展開するビルドを決定できます。このモデルでは月ごとの更新をお勧めしますが、テストを適切に行うには時間が十分でないとき、あるいは互換性の問題が検出されたときには、状況が整うまで実稼働環境への更新の展開を見送ることも可能です。

 

その他のリソース

Office 365 ProPlus の構成の詳細については、TechNet の「Office 365 クイック実行 Configuration.xml ファイル」と「クイック実行のカスタマイズの概要」を参照してください。

Office 365 ProPlus 管理者シリーズ: Office 365 ProPlus のアプリケーションとエクスペリエンスの構成

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対象: Office 365 EnterpriseOffice 365 Small BusinessOffice 365 Midsize Business

 

(このブログは Japan Office Official Blog に 2012 年 12 月 10 日に投稿された記事のクロスポストです。)

 

  Jeremy_MSFT
Jul 17 2012, 16:07 P7

 

Office 365 ProPlus は、構成やインストール、更新を行う際のエクスペリエンスを、管理者が使い慣れたプロセスやツールで制御できるよう設計されています。Office 365 ProPlus はアプリケーション仮想化に基づいているため、企業のソフトウェア配布やスクリプトベースのプロセスを用いた構成管理を可能にする、数多くの新しいツールが開発されています。中には、ユーザーが office365.com にログインして、各自が使用する Office プログラムをインターネットから直接インストールすることを許可している企業もあるでしょう。ただし、そのためには、ユーザーがこの作業を不自由なく行えることと、自身のコンピューターにアプリケーションをインストールする権限を与えられていることが必要です。個人所有デバイスや自宅 PC にインストールする Office 365 ユーザーにとっては、このような方法が一般的かもしれませんが、Windows の標準ユーザーとしてプロビジョニングされる管理環境やロックダウン環境の要件には適さない場合もあります。

Office 365 ProPlus では、ユーザーが各自でインストールを行わない、あるいは行えない環境でも、IT 管理者がユーザーに代わって Office のインストールを実行できます。イメージベースでの Windows インストールにも、あるいは、ネットワークやソフトウェア配布、ローカル メディア、Office 365 サービスを利用したスタンドアロンのインストールにも、どちらにも対応可能です。Office 365 ProPlus は既定で自動更新を受信しますが、IT 担当者は Office プログラムの自動更新を無効にして、テスト済みの承認された Office ビルドのみを展開することもできます。クイック実行のインストールテクノロジとツールセットによって、Office 365 ProPlus のインストール方法や更新方法、インストール メディアの格納場所を柔軟かつ自在に管理できるようになります。

 

管理者向けのクイック実行コンポーネントとツール

ここまで述べてきましたが、システム管理担当者の皆様がまず知りたいのは「その機能はどこで入手できるのか」という点でしょう。Office 365 ProPlus は、公開されたサービスによってインストール ファイルをオンラインに格納する設計となっています。これにより、初回インストールや継続的なソフトウェア更新のためのオンラインインストール ソースを利用して、ユーザー自身がインストールを行い、管理された形で展開することができます。

インストール ファイルをダウンロードして、企業のソフトウェア配布ツールまたはオペレーティング システム展開ツールにインポートすることができ、また、Office 展開ツール (英語)により Office 365 ProPlus を自動的に展開することも可能です。Office 365 ProPlus の管理された展開あるいは「プッシュ型」の展開を実行するには、3 つの主要コンポーネントが必要です。

 

1. Office 365 ProPlus インストール ファイル

2. インストール プロセスを初期化する setup.exe ブートストラップ

3. Office のダウンロードやインストールの方法や場所を管理する構成 XML ファイル

  

Office 展開ツールの内容

セットアップおよび構成 XML ツールは Office 展開ツール (英語)としてまとめてパッケージ化され、Microsoft ダウンロード センターから入手できます。setup.exe では、主に 2 つのタスクを実行します。Office 365 ProPlus、Visio、および Project プログラムを /downloadコマンドでローカルのファイルの場所にダウンロードするタスクと、/configureコマンドで Office プログラムのインストール方法を制御するタスクです。いずれのコマンドも構成ファイルを使用して、何をダウンロードするか、Office をどのように構成するかを管理します。

構成 XML ファイルでは、何をダウンロードするか、対象となるコンピューターに Office クイック実行をどのように適用するかを管理します。http://officecdn.microsoft.com/サイトからのインストール ソースのダウンロードに関連するコントロールとしては、以下のものが挙げられます。メモ: すべてのコントロールは、大文字と小文字が区別されます。

 

オプション

説明

構文例

Add

親となるコントロール。ダウンロードするソース、アーキテクチャ、製品、および言語を指定します。

CDN から取得:
<Add OfficeClientEdition="32" >

<Product ID="O365ProPlusRetail">

<Language ID="en-us" />

</Product>

</Add>

 

ローカル ネットワークから取得:

<Add SourcePath="\\Server\Share\Office\" Version=”15.0.4128.1014” OfficeClientEdition="32" >

<Product ID="O365ProPlusRetail">

<Language ID="en-us" />

</Product>

</Add>

Product

<Add> コマンドでダウンロードの対象となる製品。<Add> コントロールの下では複数の製品を入れ子にでき、<Product> コントロールの下では複数の言語を入れ子にできます。

Office 365 ProPlus をダウンロード:

<Product ID="O365ProPlusRetail">

<Language ID="en-us" />

</Product>

<Product ID="VisioProRetail">

<Language ID=”ja-jp" />

</Product>

<Product ID="ProjectProRetail">

<Language ID=”es-es" />

</Product>

SourcePath

Office のダウンロード先となる場所。指定されない場合、ダウンロードされたコンテンツは setup.exe と同じフォルダーに保存されます。

<Add SourcePath="\\Server\Share\Office\" OfficeClientEdition="32" >

<Add SourcePath="%Applications%\Office\" OfficeClientEdition="32" >

<Add SourcePath="C:\Source\Office\" OfficeClientEdition="32" >

<Add SourcePath="http://source. contoso.com/Office" OfficeClientEdition="32" >

OfficeClientEdition

ダウンロードする製品のアーキテクチャを、32 ビットまたは 64 ビットで指定します。メモ: 新しいバージョンの Office でも、推奨されるアーキテクチャは 32 ビットです。異なるアーキテクチャが混在した状態でのインストールは許可されません。32 ビット版の Office がシステムにインストール済みの場合、64 ビット版のクイック実行パッケージをインストールすることはできません。その逆も同様です。

<Add SourcePath="\\Server\Share\Office\" OfficeClientEdition="32" >

または:

OfficeClientEdition="32"

OfficeClientEdition="64"

Language

クイック実行パッケージでダウンロードする言語 DAT ファイルを指定します。

<Language ID=”ja-jp" />

<Language ID=”es-es" />

<Language ID="en-us" />

<Language ID="fr-fr" />

Version

<Add> コントロールの一部として使用され、ダウンロードするバージョンを指定します。指定されない場合、setup.exe では最新のビルドをダウンロードします。使用できるバージョン番号は、将来的にはサポート技術情報に掲載される予定です。

<Add SourcePath="\\Server\Share\Office\" Version=”15.0.4128.1014” OfficeClientEdition="32" >

 

クイック実行インストールソースのダウンロード

クイック実行ビルドは Office 365 からダウンロードして使用することができます。管理者は構成 XML ファイルで、ダウンロードするアーキテクチャ (x86 または x64)、言語、およびバージョン番号を指定できます。以下では、Office 365 ProPlus のインストール ファイルをサービスからダウンロードするプロセスについて、スクリーンショットを交えてご説明します。

  

セットアップツールとコマンドラインの使用方法

XML ファイルの作成には、Office のダウンロード、インストール、およびアンインストールに特化したコマンドを使用します。例として、以下に download.xml という名前の XML を示します。ここでは、Office 365 ProPlus プレビューと Visio Pro プレビューの最新のクイック実行ビルドをダウンロードします。

<Configuration>

<Add OfficeClientEdition="32" >

<Product ID="O365ProPlusRetail">

<Language ID="en-us" />

</Product>

<Product ID="VisioProRetail">

<Language ID="en-us" />

</Product>

</Add>

</Configuration>

  

‘setup.exe /download download.xml’ コマンド実行時の進行の様子

  

Office フォルダーがダウンロードされ、Office Deployment Tool フォルダーに適用される

  

Office 365 ProPlus ビルドは、DAT および CAB ファイルとして setup.exe のディレクトリまたは SourcePath で指定された場所の ..\data\versionnumber フォルダーに格納される

管理された IT 環境では、IT 管理者は隔週程度でスケジューリングされたタスクを自動的に実行させ、最新の Office 365 ProPlus ビルドをダウンロードすることができます。ここでの利点は、新しいビルドには必ず最新のソフトウェア更新プログラムが含まれているので、MSI パッケージのように \updates フォルダーに追加する必要がないことです。こうして既にビルドに組み込まれているため、初回リリースのビルドのインストール所要時間は、以降のビルドとさほど変わりません。これは、数多くの PC をタスク シーケンスベースのセットアップでビルドする場合、あるいは、リリース サイクル途中の製品を RTM ビルドと同様にすばやくインストールしたい場合に有効です。Windows イメージングをご利用の皆様の中にも同じようにお考えの方もいるでしょうが、私自身、この機能をもっと早く利用したかったと思いますし、タスク シーケンスにインストールする他のコンポーネントも同じく更新できるようになればと願っています。なぜなら、サービスパックや 10 を超える追加のソフトウェア更新プログラムを適用しようとすると、MSI ベースのインストールの速度はきわめて遅くなるからです。

また、構成 XML ファイルでビルド番号を指定すれば、必要なビルドを手動でダウンロードすることもできます。ビルド番号が指定されなかった場合、ダウンロードコマンドでは Office 365 ProPlus の最新の x86 ビルドがダウンロードされます。

 

Active Directory のグループポリシーによる構成テンプレートの展開と適用

セットアップから少し話は逸れますが、インストール後の構成についてお話することにしましょう。いずれのバージョンの Office を展開する場合でも、事前にグループ ポリシー構成を決定し、実装しておくことが理想的です。また、クイック実行を利用する場合、Office のセットアップ方法に関して構成変更を行うにはグループポリシーが必要です。

Office 365 ProPlus は Active Directory のグループ ポリシー構成管理と連携して機能するよう設計されています。Office 365 ProPlus のセットアップを管理する構成 XML ファイルでは、少数のコントロールのみ使用可能ですが、これとは別に、クイック実行のインストールとランタイムの構成管理を微調整するためにはグループ ポリシーが必要となります。グループ ポリシーでは、Office 365 ProPlus サービス用の設定を追加して、ローミング設定へのアクセス方法を管理したり、ソフトウェア更新プログラムの動作を制御したり、ファイル格納に使用できるオンラインサービスを特定したりするなど、数千にも及ぶ設定が可能です。

  

Windows のローカルグループポリシーエディター

また、グループ ポリシーではセキュリティ設定の構成が行えるほか、Office 365 ProPlus および Office Professional Plus 2013 の新しいテレメトリ機能でクライアントのパフォーマンス データをどのようにキャプチャおよびレポートするかを構成することもできます。さらに、新しいテレメトリ機能でグループポリシーを使用して、Office アドインの実行をブロックしたり有効にしたりすることも可能です。Microsoft ダウンロード センターでは、Office 2013 管理者テンプレート ファイル (ADMX/ADML) (英語)をダウンロードすることができます。これらのファイルは、Office Professional Plus 2013 と Office 365 ProPlus パッケージのどちらにも適用できます。

Office 365 ProPlus 管理者シリーズ: Office 365 ProPlus のセキュリティに関する考慮事項

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対象: Office 365 EnterpriseOffice 365 Small BusinessOffice 365 Midsize Business

 

(このブログは Japan Office Official Blog に 2012 年 12 月 17 日に投稿された記事のクロスポストです。)

 

  Jeremy_MSFT
Jul 17 2012, 16:07 P7

 

Office 365 ProPlus は、セキュリティ管理やデータ管理の概念を変える製品です。エンドポイントとエンドポイント上のアクティビティの保護を重視する考え方から、データに安全にアクセスするための意思決定を重視する考え方への転換を後押ししています。ユーザーが、あるデバイスで作業した内容を保持したまま、別のデバイスに切り替えられるようにするには、リモートでホストされた環境にユーザーがログインするか、または、リモートに格納されたドキュメントへのアクセス権をエンドポイントが所持するかの、どちらかの作業が必要です。Office 365 ProPlus は、デバイスでのエクスペリエンスを最適化すると共に、Office Web Apps によってリッチなブラウザーベースのエクスペリエンスを提供します。いずれの場合も、ユーザーがリモートシステムにログインしてエンドポイントから表示を行う、リモート デスクトップ プロトコルをベースとしたアーキテクチャは使用しません。ファイルやコンテンツは、ブラウザーとリッチクライアントのどちらで表示されるかにかかわらず、使用デバイスに送信されるため、ファイル アクセスのセキュリティ保護が重要な問題となります。

電子メールまたはファイル ストレージに関するワークロードを Office 365 Enterprise サービスに移行する準備がまだ整っていない場合、Exchange と SharePoint 機能が使用できるのであれば、電子メール サービスやファイルはオンプレミス環境に格納できるので Office 365 ProPlus が最適な選択肢となります。Office 365 ProPlus でクラウドに格納する必要があるデータは、ライセンス認証と設定情報のローミング処理に使用する、ユーザー プリンシパル名と関連する最小限のユーザー属性だけです (主に HTTP によってファイルとカスタム辞書のエントリへのリンクが行われます)。その他のデータは、従来のデータ管理とアクセス モデルによってオンプレミス インフラストラクチャに格納されます。

 

サービスのセキュリティ保護

Office 365 のセキュリティの主な方向性については、このブログ シリーズでも触れてきましたが、セキュリティは Office サービスの認証や承認のほか、どのサービスを書き込み場所または読み取り場所として許可するかといったことにも関係します。後者の構成に関しては、新しいグループポリシー設定を使用することで Office 365 ProPlus と Office Professional Plus 2013 を管理し、SkyDrive またはサード パーティ クラウド上のストレージ場所への格納を制限することもできます。さらに、組織 ID へのサインイン資格情報を制限したり、個人 ID へのサインインやすべてのサインインを無効にしたりすることもできます。

  

サインインを完全に無効にする設定は、キー管理サービス (KMS) またはマルチ ライセンス認証キー (MAK) を介してライセンス認証を行う Office Professional Plus 2013 の Office インストール時に適用することをお勧めします。

ファイルやサービスへのアクセスを強化するには、Rights Management サービスや多要素認証を Active Directory フェデレーション サービスと組み合わせて利用します。これにより、組織のファイルの安全な認証と承認が可能になります。

 

クライアントのセキュリティ保護

Office 365 ProPlus では、エンタープライズクラスのセキュリティ制御と完全にサポートされたグループ ポリシー構成管理が利用できます。さらに、Office 2010 から引き継いだ機能として、保護されたビュー、データ実行防止 (DEP) サポート、信頼済みの場所およびドキュメント、Office ファイル検証およびファイルブロック、ActiveX Kill Bit などが挙げられます。Office 365 ProPlus の既定のセキュリティ設定は、多くの組織にとって適切なものとなっていますが、厳しいロックダウン環境では、グループポリシーを使用することで、ADMX 管理用テンプレートによる数千もの設定が可能となり、組織のニーズに合わせて Office の設定を細かく調整することができます。

 

Office on Demand Office Web Apps のセキュリティ保護

Office on Demand は、SkyDrive Pro の格納場所からフル機能の Office アプリケーションをストリーミングすることができる新しい配信モデルです。これにより、Windows 7 またはそれ以降の OS を実行しインターネットに接続しているほぼすべての PC から、Office アプリケーションやファイルにすばやくアクセスすることができるようになります。ただし、ActiveX コントロールが管理者によって無効に設定されていないことが必要です。ここで、これらの条件を満たした、管理または所有されていない PC からのファイル アクセスについて考えてみましょう。この場合、ユーザーは管理されていない PC から SkyDrive Pro へのアクセスが許可されているため、Office on Demand で優れた表示エクスペリエンスや編集エクスペリエンスが提供されます。このユーザーがコピーをダウンロードして、メモ帳やブラウザーで表示しようとするとき、ファイルは既にコンピューターのローカルハード ドライブに格納されています。これらのファイルが、管理されていないコンピューターから既にアクセス可能な状態である場合、Office on Demand は優れたユーザーエクスペリエンスを提供すると同時に、セキュリティを維持することができます。

 

今後の予定

この記事では、クライアントにまつわるセキュリティの考慮事項に関して、ごく表面的なトピックを扱ったにすぎず、これまで大企業で Office 365 ProPlus の説明を実施してきた中で、質問されることが多かったポイントを中心に説明しています。Office Professional Plus 2013 および Office 365 ProPlus に関する製品およびサービスのセキュリティの詳細については、TechNet の「Office 2013 のセキュリティの概要 (英語)」を参照してください。また、グループ ポリシー管理については、Office 2013 管理テンプレート ファイル (ADMX/ADML) (英語)をダウンロードしてください。

Office 365 ProPlus 管理者シリーズ: Office 365 ProPlus サービス コンポーネント – ID 管理、クイック実行による配信、ローミング設定、その他の機能について

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対象: Office 365 EnterpriseOffice 365 Small BusinessOffice 365 Midsize Business

 

(このブログは Japan Office Official Blog に 2012 年 12 月 18 日に投稿された記事のクロスポストです。)

 

  Jeremy_MSFT
Jul 17 2012, 16:07 P7

 

Office 365 ProPlus は複数のサービス コンポーネントで構成されています。これに関するトピックの多くは、John Jendrazak が既に Office Next ブログ (英語)で述べていますが、ここでは、管理環境における IT 管理者の視点から話を進めていきたいと思います。Office 365 ProPlus では、サービスの中心に位置するのはユーザーであり、ユーザーがあらゆるデバイスで Office を利用できるよう設計されています。最大 5 台のコンピューターに Office をインストールでき、SharePoint Online と組み合わせることで、一時的に使用しているコンピューターからでもリッチな Office エクスペリエンスにアクセスすることができます。そのため、Office 365 ProPlus ユーザーは、自宅でも、職場でも、外出先でも、どこからでも接続でき、生産的な作業が可能になります。ユーザーのアプリケーション設定、最近使用したファイルやフォルダーへのリンク、カスタム辞書、あるいは、ドキュメント内の最後に作業していた場所のブックマークまでもが、デバイス間でローミングされます。また、IT 管理者は、こうしたエクスペリエンスやサービスへのアクセスの管理が可能なほか、ユーザーに代わって Office を展開したり、ユーザー アカウントを迅速に追加または削除したりすることができ、一時雇用の従業員にも対応することができます。ここでは、Office 365 ProPlus のエクスペリエンスを実現しているサービスとテクノロジを取り上げ、そのアーキテクチャと構造についてご説明します。

 

ID 管理

Office 365 ProPlus のサービスの中核となるのが ID 管理の概念です。Office 365 のアクティブなユーザーアカウントを所有することで、Office 365 のその他のサービスが利用できるようになります。すべての Office 365 ユーザーは Microsoft Online Services ID を持っており、これを使用してサービスにアクセスできると共に、Office 15 アプリケーションで最後に使用したドキュメントへのリンクや個人用設定を含んだリストが保管されます。Microsoft Online Services ID とこれに対応する個人用設定の情報は Windows Azure に一元的に格納されており、Office アプリケーションを起動するとき、Office プログラム実行中にアカウントを切り替えるとき、または Office365.com にログインするときに、アプリケーションによって読み込まれます。Office 365 ProPlus ソフトウェアをインストールすると、ユーザーはこの ID でサインインするよう求められ、これによって Office 365 ソフトウェアのライセンス認証が行われます。また、IT 管理者は、ユーザー アカウントとサービスへのアクセス権を必要に応じてプロビジョニングまたはデプロビジョニングすることができ、状態の変更はユーザー アプリケーションやサービスに迅速に反映されます。Office 365 を使用する組織における 3 つの主要な ID 管理オプションのアーキテクチャを、以下に示します。

 

Microsoft Online Services ID

  

このオプションでは、オンプレミス インフラストラクチャやディレクトリ サービスは必要ありません。管理者はユーザーをローカルディレクトリから手動でインポートすることができます。ただし、ローカル ディレクトリ サービスに新しいユーザーを追加する、またはユーザーを削除する場合、管理者はアカウントを手動でプロビジョニングまたはデプロビジョニングする必要があります。パスワード、認証、および承認は、クラウドで管理されます。

 

Microsoft Online Services ID とディレクトリ同期

  

このオプションは、オンプレミスの Active Directory ディレクトリサービスを併用して、ディレクトリ サービスからユーザー アカウントを同期します。このとき、ユーザー プリンシパル名とこれに関連するユーザー属性が 3 時間おきにオンラインのディレクトリストアと同期されます。パスワード、認証、および承認は、クラウドで管理されます。

 

シングル サインオンと Active Directory フェデレーション サービス


このオプションは、ローカル ドメインで使用しているサインオン情報と同じものを使って Office 365 サービスにアクセスする場合に使用します。Office 365 サービスとローカル ディレクトリ サービスでは、同じサインオンが保持されます。オンプレミスインフラストラクチャで Office 365 サービスのパスワード、認証、および承認を管理し、クラウドではパスワードを格納することも管理することもありません。

 

クイック実行による配信

クイック実行による配信は Office 365 ProPlus の新機能であり、アプリケーション ストリーミング テクノロジを活用して Office アプリケーションを配信することができます。従来の Office ではインストールに 20 分以上費やしていましたが、Office クイック実行ではインストールを開始してから使用を開始できるまで、わずか 1 分しかかかりません。クイック実行には、このほかにも次のような利点があります。

- 並列サポートにより、新しいバージョンの Office を旧バージョンの Office と同時に実行可能

- エンド ユーザーの作業を中断させない、独立したソフトウェア更新

- Office アドイン、依存ファイル、および Office Apps により、容易なカスタマイズを実現

- 従来の Office のインストールと比べて、スピーディなインストールと使用開始が可能

- ユーザー自身によるインストールから、企業レベルの「プッシュ型」展開にいたるまで、柔軟な展開とインストール オプションを提供

マイクロソフトでは何年にもわたってアプリケーション仮想化テクノロジに取り組んできましたが、クイック実行は、その成果に基づいて構築されたものであり、Office 2010 のクイック実行を基盤としています。お客様からのフィードバックを参考にして機能強化を続けた結果、新しい Office のクイック実行では、ローカル アプリケーションとアドインを Office インストールと連携して動作させることが可能になりました。これは、Office や Office 2010 のクイック実行を提供するその他のタイプのアプリケーション仮想化機能では成し得なかったことです。また、クイック実行では、Q:\ などのドライブの作成を避けるため、マウントポイント インストール (MNT) ではなく、仮想ファイル システム (VFS) を活用しています。

  

Office 365 ProPlus クイック実行と、Microsoft Application Virtualization 4.6 を使用した Office 2010 との比較

このモデルを他の種類のアプリケーション仮想化機能を比較したとき、最も大きな違いの 1 つとして、Office 機能がコンポーネント レベルで読み込まれることが挙げられます。Office 機能を単一の大きな機能ブロックとして読み込み、完了まで待機するなどということはありません。旧モデルでは通常、1 つめの機能ブロックとして 5 ~ 10% のアプリケーションを読み込んで、これを起動することによって基本的な作業を実行できるようにしていました。そして、1 つめの機能ブロックの範囲内で作業が実行されている間に、残りのアプリケーションを読み込んでキャッシュします。アプリケーションのサイズが小さければ、このようなモデルでもうまく機能しますが、スタンドアロンの Office アプリケーションは数百 MB にも上るうえ、Office スイートのアプリケーション間では数多くのコンポーネントが共有されています。そのため、初回起動時のエクスペリエンスを支援するためには、大きな機能ブロックをコンポーネントレベルに分割する必要がありました。

これらのコンポーネントはあらかじめ定義された優先順位に従って読み込まれますが、ユーザーが優先順位の低い機能を先に読み込もうとしたときには、その機能が動的に読み込まれて、アプリケーションの該当する部分の動作を可能にします。アプリケーションが使用されている間も、バックグラウンドでは intergratedoffice.exe プロセスによってキャッシュが続行され、Office スイート全体がキャッシュされます。よく、「すべてのアプリケーション機能をキャッシュに読み込むには、すべての機能を使わなければならないのでしょうか」といった質問を受けることがありますが、答えは「いいえ」です。ユーザーが使用した機能は優先的にキャッシュされますが、最終的にはすべての機能がバックグラウンドでキャッシュされます。

2 つめの大きな違いは、これまでの仮想アプリケーションはそれぞれが完全に分離されていたことです。DLL の競合が日常的に発生していた Windows XP またはそれ以前の時代には、仮想アプリケーションの分離には大きなメリットがありました。その後、ファイルとレジストリの仮想化によって、DLL 競合の問題は Windows Vista で大幅に改善されることになり、これを Windows 7 で初めて実感したというビジネス ユーザーも多かったのではないかと思います。ちょうどこのころ、IT 管理者たちは、ファイルとレジストリの仮想化 (ユーザー アカウント制御の仮想化に名称変更) によって、Windows に内在するアプリケーション競合の問題をほとんど解決できることに気付き始めていました。Office に関して言うと、分離モデルには問題がありました。Office は他のアプリケーションから呼び出されるなど、本来、拡張可能なプラットフォームです。Office Starter や Office 2010 の試用版 (別名、Click-to-Run v1) を利用した方ならご存知かもしれませんが、Office アドインはインストール済みのバージョンの Office と連携して動作することができませんでした。同様に、App-V 4.6 で Office 2010 を配信するには、アドインを Office のシーケンスに組み込む必要があり、たとえば App-V で配信した Excel 2010 のコピーに対し、Power Pivot をローカルの実行可能プログラムとしてインストールしようとした場合、Power Pivot は設計上機能せず、アプリケーション パッケージ チームが Office パッケージに Power Pivot を含めるようシーケンス処理をやり直さなければなりませんでした。マイクロソフトはこうしたあらゆる現象や Windows プラットフォームの更新、課題などを受けて、分離モデルから抜け出し、ローカルのカスタマイズ機能やアプリケーション、アドインを Office クイック実行と統合する必要があると認識したのです。Office 365 ProPlus では、アプリケーション仮想化を使用しているにもかかわらず、システムの他のオブジェクトと連携して動作することができます。わかりやすい例として、言語パックのインストールがあります。ベースとなる Office をクイック実行でインストールした後に、言語パックをインストールして Office の動作を修正することが可能です。アドインや他のローカルのカスタマイズ機能でも、同じことができます。

こうしてローカル アプリケーションとの統合機能が追加された一方で、別バージョンの Office を並列インストールする機能も引き続きサポートされています。この機能は、従来の MSI ベースのインストールでもサポートされていましたが、2 つのバージョンの Office をインストールすることで、数多くの問題が発生していました。大半はアプリケーション仮想化によって解決されましたが、既定のファイルの関連付けをどのアプリケーションに割り当てるかといった、いくつかの問題が残っています。ちなみに既定のファイルの関連付けについては、Windows 7 では最後にインストールされたアプリケーションに割り当て���れ、Windows 8 ではユーザーに既定のプログラムを指定するよう求められます。このように並列サポートには課題もありますが、この機能によって新しい Office の展開に伴うリスクが大きく緩和されたのも事実です。万が一、ファイルの不整合やカスタマイズ機能の動作不良などが発見されても、旧バージョンに戻すことができるからです。現実は理想とは違い、管理者があらゆるファイルやアドインをテストしてから、新しいバージョンの Office を実稼働環境に展開できるとは必ずしも限りません。そこで、並列サポートが役立ちます。ただし、旧バージョンの Office を削除するためのプラン策定およびポリシーと運用の決定という、さらなる課題が控えています。これを解決せずに複数のバージョンの Office をサポートすれば、とりわけ同一マシン上に共存させた場合、将来的に手に負えなくなるおそれもあります。つまり、並列サポートは移行作業を容易にし、テスト結果をユーザーに反映させるために利用すべきであり、長期的な構成にすべきではないということです。

  

Microsoft Office 2003 と並列で動作する Office 365 ProPlus

さて、サポートについての話題が出たところで、次にソフトウェア更新について考えてみましょう。多くの方は更新とは強制的なものだと考えています。「常に最新」の状態を好んで、自動更新を受け入れる (または、送られてくる更新ファイルを単に承認する) 方も、そうでない方もいらっしゃいます。特に、更新が原因となって深刻な問題に見舞われたことのある方は、更新を避けたい気持ちがあるでしょう。IT 管理者は、クイック実行を使用することで、ソフトウェア更新エクスペリエンスを完全に管理でき、自動更新を受信することも、あるいは組織で行われるテストと検証に基づいて特定の Office ビルドを展開することもできます。Office 365 管理者には Office クイック実行の一連の最新ビルドが提供されるので、最新状態を維持できると共に、新しいビルドを実稼働環境に展開する前にテストを柔軟に実施できます。

Office 365 ProPlus はユーザー自身がインストールしなければなりませんか?

いいえ、そんなことはありません。自分が使用するアプリケーションを自分でインストールできる環境を自由と捉える方もいらっしゃるかもしれませんが、私が Windows チームにいたころに一緒に仕事をした企業の中には、200,000 ものアプリケーションを使用する企業や、より妥当な数を挙げるとしても 10,000 程度を使用している企業がありました。新しい従業員全員に、仕事で必要な 50 ~ 100 のアプリケーションを手作業でインストールさせる方法は合理的とは思えません。ですから、IT 管理者がユーザーに代わってアプリケーションをインストールする手段が必要になります。ここでは、IT 管理者が代理として行うインストールを「プッシュ型の展開」、逆に、ユーザー自身が行うものを「プル型の展開」と呼びます。クイック実行は、既存の IT サービス管理のツールやプロセスと統合して、マイクロソフトの System Center Configuration Manager やその他の企業ソフトウェア配布ツールなどの製品を利用することで、管理された方法によるプッシュ型とプル型の展開を可能にします。クイック実行インストールは、MSI ベースでのソフトウェア インストールと同様に、ローカル PC にインストールされ、その PC を使用する他のユーザーからも実行できます。つまり、クイック実行は現在 MSI やその他の EXE ベースのパッケージを展開する場合と似た方法で機能するということであり、実際にインストールを開始するのに EXE ファイルを使用しています。インストールが完全にキャッシュされると、インターネットや Office 365 サービスに接続せずに、Office をオフラインで使用できるようになります。

 

ローミング設定

ローミング設定の強化によって、ユーザーはデバイス間での切り替えが容易にでき、前回作業していたドキュメントやファイルを簡単に表示できるようになりました。Office が Windows Live サービスと連動していたころは、限られたローミング設定機能しかありませんでし��が、新しい Office では、サインイン エクスペリエンスの中核としてローミング機能が強化されています。ユーザーがログインしてアプリケーションを起動すると、次の主要な設定が当該の Office アプリケーションに読み込まれます。

- 最近使用したドキュメントへのリンク (http ファイル パス)

- 最近作業した場所へのリンク (http ファイル パス)

- Word ドキュメント内で最後に読んでいた場所

- PowerPoint で最後に表示したスライド

- カスタム辞書 (すべてのアプリケーション)

- Office のテーマとユーザー画像 (すべてのアプリケーション)

  

John O’Sub が Word 2013 プレビューに自動的にサインインすると、最近使用したファイルやフォルダーが Office のテーマと共に表示される

これらの設定は、Office アプリケーションの起動に伴い、アプリケーション内に読み込まれます。ファイル (ドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーション、メモなど) 自体はローミングしないので、アプリケーション起動時のパフォーマンスに大きな影響はありません。Office.com のコンシューマー エクスペリエンスに関しても、最近使用したドキュメントや最近作業した場所など、ユーザー ポータル エクスペリエンスをローミングするための関連設定が可能となっています。

 

Office on Demand

Office on Demand は Office の新しい配信オプションです。クイック実行のバリエーション機能を利用することで、Office 365 サービスに接続できる Windows 7 またはそれ以降の PC に対して、オンデマンドで Office アプリケーションをストリーミング配信します。Office on Demand は、Office 365 の SkyDrive Pro を介してアクセスでき、Word、PowerPoint、Excel などの Office アプリケーションをストリーミングして、わずか 30 秒で使用を開始することができます。Office on Demand では、PC の管理者権限は必要ありません。そのため、インターネットに接続できる Windows 7 またはそれ以降の PC であれば、一時的に使用している PC からでも利用することができます。Office 365 ProPlus のサブスクリプション ユーザーには、Office on Demand にアクセスできる PC の台数に制限はありません。すべてのアプリケーション プロセスはユーザー プロファイルで実行され、ファイルの読み取りおよび書き込みといった処理は、既定でユーザーアカウントに関連付けられた SkyDrive Pro の格納場所で行われます。

Office on Demand アプリケーションはアプリケーション仮想化での分離モデルによって配信されるので、既存の Office インストールに含まれていないアドインやカスタマイズ機能、依存アプリケーションを使用して Office on Demand アプリケーションをカスタマイズすることはできません。また、Windows でアプリケーションをシステムに登録することも、ファイルの種類の関連付けを管理することもできません。あるユーザーが Office on Demand アプリケーションのセッションを終了した後、後続のユーザーがその Office アプリケーションにアクセスしたり、前のユーザーによってリモートに格納されたファイルにアクセスしたりすることはできません。Office on Demand を利用できるアプリケーションは次のとおりです。

- Word

- Excel

- PowerPoint

- Access

- Publisher

- InfoPath

Lync、OneNote、および Outlook は、Office on Demand で配信することはできません。Office on Demand では、常に Office 365 ProPlus プログラムの最新のビルドが配信されます。また、Office on Demand プログラムは、常に Office 365 のパブリックなクラウド サービスを介してプロビジョニングされます。そのため、前述したオンプレミスでのクイック実行による配信とは異なり、Office on Demand をオンプレミス インフラストラクチャを介して配信することはできません。

PC から Office on Demand を最初に起動するときに、“Microsoft Office (Roaming)” という ActiveX コントロールのインストールを許可する必要があり、このアドオンのインストール後、起動することができます。このアプローチによって共有コンピューターや他のデスクトップサービス アーキテクチャに Office を配信したいと考えている組織では、この配信の対象となる組織内 PC に ActiveX コントロールをあらかじめインストールしておくこともできます。Office on Demand は、ユーザーが新しい Office のユーザー インターフェイスや機能を学習する場合にも適しています。ソフトウェア配布インフラストラクチャによる大規模な展開を行う必要はありませんし、標準ユーザーアカウントのユーザーでも使用できるので、ユーザーに管理者アカウントの権限を付与する必要もありません。

  

Office on Demand プログラムには SkyDrive Pro のアクティブ アカウントでアクセスします。これは、一時的に使用している PC からファイルにアクセスするとき、ファイルを開いた場所がエントリポイントとなり、ファイルを開いたオンライン上の場所が格納場所となるためです。Office on Demand は長期的なローカル キャッシュを無効とし、プログラムを終了してサインアウトした後は、ファイルを開いたオンライン上の場所にファイルが確実に格納されるようにします。

  

ドキュメントをクリックすると、まず、ファイルに関連付けられた Office Web App が起動します。多くの場合、ファイルの表示も編集も Office Web App の機能で十分に行えます。Office Web App で提供されない機能を使用したい場合は、既存の Office でファイルを編集するか、または、Office on Demand を使用して新しい Office プログラムを起動するかを選択できます。

  

Office Web App から Office on Demand プログラムを起動するには、Web App の表示モード (上図) で [EDIT DOCUMENT (文書の編集)] をクリックするか、Web App の編集モードで [EDIT IN WORD (Word で編集)] をクリックします。PowerPoint や Excel をはじめ、他の Office プログラムも同様の手順で実行できます。

  

Office on Demand プログラムのデータは %userprofile% ルート フォルダーに格納されます。PC で Office on Demand の初回起動時に Office が %userprofile% ディレクトリに完全にキャッシュされると、次回以降の Office on Demand プログラムの起動はローカル キャッシュから実行されるので、ほぼ瞬時に起動が行われます。Office CDN で Office のビルドが更新されてから Office on Demand を起動すると、更新ビルドを含む Office プログラムが再度ストリーミングされます。

 

まとめ

ID 管理は、サービスを構成する数多くの機能の生産性を向上させます。基本となるユーザー ID を設定することにより、複数のデバイスのインストール、ユーザーの管理されたデプロビジョニング、ローミング設定、Office on Demand といった、サービスとしてのさまざまな機能が提供されます。ディレクトリ サービスは、従来のオンプレミスまたはプライベートのクラウド サービス、システム管理、コラボレーション、あるいはその他のワークロードを実行するための核となるサービスですが、それと同様に、サービスモデルを可能にするために欠かせないのが、オンライン ID です。ID 管理によって、Office 365 ProPlus のコンテンツやアプリケーションの配信が実現されると共に、企業ネットワークの DMZ を越えて移動する場合や、管理されたデバイスと個人所有デバイスを併用する場合に、これらを実現するための機能が提供されます。

ID 管理オプションの詳細については、Office 365 for Enterprise 展開ガイドを参照してください。クイック実行の詳細については、後続のいくつかの投稿でも取り扱う予定ですが、TechNet の「クイック実行の概要 (英語)」と「Office 365 クイック実行セットアップのアーキテクチャの概要」もぜひご覧ください。


新しい Office 365 のためのモバイルアプリ

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対象: 新Office 365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business

 

新しい Office 365 の特長のひとつに、様々なデバイスから利用できるということが挙げられます。

これを可能にしている一つの方法に、さまざまなプラットフォームから Office 365 に対応する公式アプリがあります。新しい Office 365 の正式サービス開始に前後して各種アプリがリリースされ始めています。

 

今回は、既にリリースされている公式アプリのご紹介をします。

 

SharePoint Newsfeed アプリ

新しい Office 365 の正式リリースと同時に正式版がリリースされました。新しい SharePoint 2013 に搭載されている SharePoint Newsfeed があれば、移動中も SharePoint のソーシャル機能を使って仕事仲間と常に最新の情報を共有できます。ニュースフィードへのアクセス、SharePoint サイトの会話への参加、タグ、ユーザー、ドキュメントのフォローが簡単にできます。SharePoint Newsfeed アプリを使うと、次のことができます。

  • ニュースフィード内でユーザー、タグ、ドキュメン��を検索してフォローする
  • 仕事中間の最新の投稿やコメントを確認する
  • 最新情報や画像を共有したり、質問を投稿する
  • 仕事中間をメンション (@) したり、投稿でハッシュタグ (#) を使う
  • フォローしたドキュメントや SkyDrive Pro のドキュメントにアクセスする

※ SharePoint Newsfeed の機能およびアプリはサービスアップグレード前の Office 365 では利用できません。

 

    
 

Lync 2013 アプリ

3 月に iOS 向けの Lync 2013 アプリがリリースされました。Lync 2013 アプリでは、モバイル デバイス向けの機能が強化されました。ワイヤレスでの音声とビデオの利用、機能豊富なプレゼンス機能、インスタント メッセージ、会議や通話といった機能をすべて 1 つのインターフェイスから簡単に利用できます。 このアプリはサービスアップグレード前の Office 365 でも新しい Office 365 でも利用することができます。

※2013/4/3 注: 4/2 に Google Play で Android 向けの Lync 2013 アプリがリリースされました。

 

主な機能:

  • 同僚の空き時間情報をリアル タイムで表示。相手の状況に応じて、インスタント メッセージ (IM) や電子メール、音声またはビデオによる通話などから最適なコミュニケーション方法を選択できます。今回のリリースでは、ビデオ映像やVoIP 経由の音声もサポートされました。また、iPad ではデスクトップ共有などの共有機能も利用できます。
  • ワンタッチで Lync 会議に参加。面倒なパスコードや会議用電話番号は不要です。
  • 着信をエンタープライズ ボイス (Lync ID) の番号に転送あるいは同時着信。もう、着信を取り逃すことはありません。(Lync Voice 機能が必要)
  • Lync 2013 アプリではトランスポート層セキュリティ (TLS) を採用。VPN 接続を使わずに境界ネットワークや社内のネットワーク環境で保護を実現します。使用する場所やネットワークの種類を気にすることなく安全なコミュニケーションが可能です。

 

     

OneNote アプリ

SkyDrive のみに対応していた OneNote アプリが Office 365 にも対応しました。このアプリは Windows 8 ストアアプリとして Windows 8 の新しいユーザーインターフェイスに最適化されています。描画、キー入力、クリック、スワイプのどの操作でも、ご使用の Windows 8 デバイスで機能を発揮します。外出先でも、ブラウザーや、多彩な OneNote モバイル アプリのいずれかを使って、必要なときにノートにアクセスできます。 

  • リストの作成:チェックボックス付きの To Do リストを簡単に作成できます。
  • 描画と書き込み:デバイスのペンを使って、紙に書くときと同じようにノートに描画できます。
  • 写真を撮る:デバイスのカメラで写真を撮り、ノートに追加できます。
  • 書式のカスタマイズ:ノートに表、箇条書き、色やその他の書式を設定して整理できます。
  • 検索機能: OneNote は Windows 8 検索機能と連携しているので、探しているノートをすぐに見つけられます。
  • スナップ ビュー:ノートを取っているときに別のアプリや Web サイトを参照する必要があるときは、OneNote は画面の端にスナップできるので、両方のアプリを同時に使えます。
  • 紙:白い背景の上にノートを取ることも、ノートの背景をグリッドまたは罫線に変えてノートを取ることもできます。
  • 共有: Windows 8 で共有することにより、友達にノートをすばやくメールで送信したり、他のアプリから OneNote に直接情報を送信したりできます。

ダウンロード

 SharePoint Newsfeed for iOS
 SharePoint Newsfeed for Windows Phone 7.x
 Lync 2013 for iPad
 Lync 2013 for iPhone
 Lync 2013 for Android
 Lync 2013 for Windows 8 アプリ
 OneNote for Windows 8 アプリ

 

まだまだリリースされていきます

既にリリースされているアプリ以外のプラットフォームにおけるアプリや、他の種類のアプリもまだまだ企画されています。

公開可能になり次第、このブログでもフォローしていきますので、引き続きご期待ください。

新しいサインイン画面が間もなくご利用になれます

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対象: 旧Office 365 , ,

        新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business, Office 365 Education

 

2 月中旬に管理者宛てに一斉に通知がされましたように、Office 365 をはじめとする Windows Azure Active Directory を利用してログインを行っているサービスのサインイン画面がもう間もなく変更になります。これは、サービスアップグレード前の Office 365 でも新しい Office 365 でも両方とも対象になります。

 

このデザイン変更は、最新のデバイスに適した高速でスムーズなサインインができるようにすること、サインインが必要になる回数を少なくすること、コンピューティング デバイスでのパフォーマンスとユーザビリティを最良のものにすることを目的としています。

 

新しいサインイン機能では、画面の解像度やさまざまなデバイス、オペレーティング システム、ブラウザーの機能に合わせて自動的に調整が行われます。 IE (8 以上) の最近のバージョン、Chrome、Safari、Windows Phone、iOS、Android デバイスで最適に表示できます。 タッチ操作用に最適化されていますが、マウスとキーボードのみのナビゲーションでも快適に操作していただけます。

 

変更時期については、計画済みメンテナンスに出ている通り、2013 年 4 月 3 日に変更予定です。

新しいユーザーインターフェイスは、https://login.microsoftonline.com/optin.srfでオプトインをすることによって管理者が早めに試すことができます。

 

より詳しい情報については、以下の記事をご覧ください。

 

Windows Azure AD により実現したマイクロソフト サービスへのシンプルで応答性の高いサインイン

 

従来のサインイン画面:

 

新しいサインイン画面:

 

 

サービスに関する通知: 【重要】サービスパック サポート ポリシー切れにご注意ください

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対象: 旧Office 365 , ,

        新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business, Office 365 Education

 

Office 365 をご利用になる際には、ご利用の環境がソフトウェア要件を満たすように計画していただく必要があります。クラウドサービスのソフトウェア要件は将来に渡って不変なものではなく、新しいテクノロジをサポートするために更新されていきます。ただし、その更新内容を将来的に予測可能にしてあらかじめ計画できるようにするために、マイクロソフトではあらかじめそのための情報をご提供しています。

 

Office 365 などのクラウドサービスでは、サービス中断につながる大幅な変更となる可能性がある場合は、お客様に対して少なくとも 12 か月前に事前通知を行う、という「オンライン サービス ポリシー」が定められています。また、同時にOffice 365 サービスへの接続が保証されるには、クライアント側で利用しているソフトウェアがマイクロソフトによってサポートされている期間内である必要があります。たとえば、2014 年 4 月 8 日に延長サポートが終了する Windows XP については、この期日までにアップデートをしていただく必要があります。また、サービスパックを適用する必要があるものは、「サービスパック サポートポリシー」に基づいて定期的に最新のサービスパックを適用していただく必要があります。

 

特に、このサービスパックサポートポリシーは見落とされがちですので、現在サポートされているソフトウェアのサービスパック適用期限について 2013 年 3 月現在の情報をまとめて置きますのでご活用ください。サービスパックが正しく適用されていない環境では、場合によってはその後に行われるサービス更新の結果、サービス利用に影響が出る場合がありますので、ご注意ください。

 

※ 注: ここで説明されている期限は、Office 365 のソフトウェア要件で特に指定がない場合に適用されます。別途期限が設定されている場合は、Office 365 のソフトウェア要件の記述に従います。

 

※ 下記のリストでは、2013 年 3 月の前後 1 年程度で動きのある項目を赤色で記載していますので特にご注意ください。

Microsoft Office

  • Office 2013 - Service Pack はまだ出ていません。製品のメインストリームサポート終了は 2018 年 4 月 10 日です。
  • Office 2010 - Service Pack 1 の適用が必要。無印のサポートは 2012 年 7 月 10 日で終了。製品のメインストリームサポート終了は 2015 年 10 月 13 日です。
  • Office 2007 - Service Pack 3 の適用が必要。Service Pack 2 のサポートは 2013 年 1 月 8 日で終了。製品のメインストリーム サポートは 2012 年 10 月 9 日で終了して、現在は延長サポートフェーズ。延長サポートは、2017 年 10 月 10 日に終了。

 

Microsoft Windows

  • Windows 8 - Service Pack はまだ出ていません。製品のメインストリームサポート終了は 2018 年 1 月 9 日です。
  • Windows 7 - 間もなく Service Pack 1 の適用が必要になります。無印のサポートは 2013 年 4 月 9 日に終了します。製品のメインストリームサポートは 2015 年 1 月 13 日で終了。
  • Windows Vista - Service Pack 2 の適用が必要。Service Pack 1 のサポートは 2011 年 7 月 12 日で終了。製品のメインストリームサポートは 2012 年 4 月 10 日で終了。現在は延長サポートフェーズ。製品の延長サポートは、2017 年 4 月 11 日で終了。
  • Windows XP - 32 ビット版は Service Pack 3 の適用が必要。Service Pack 2 のサポートは 2010 年 7 月 13 日に終了。製品のメインストリームサポートは、2009 年 4 月 14 日に終了。現在は延長サポートフェーズ。製品の延長サポートの終了は 2014 年 4 月 8 日。

サービスに関する通知: 【重要】BPOS の Live Meeting は 2013 年 4 月 29 日で終了

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対象: BPOS,

 

Office 365 管理者各位

重要なお知らせ: Office Live Meeting サービスは 2013 年 4 月 29 日で終了いたします。会議などを実行するためには Lync への移行が必要です。

 
Microsoft Office Live Meeting サービスは、別の会議向け Microsoft ソリューションである
Microsoft Lyncに完全に移行いたします。Lync では、複数のリアルタイムコミュニケーション手段(インスタントメッセージ、プレゼンス、会議、音声通話)が単一のアプリケーションに統合されています。Office 365 へ切り替えていただいた BPOS-S のお客様は、2013 年 4 月 29 日までLive Meeting をご利用いただけますので、その間にLive Meeting から Lyncへの移行をお願いいたします。


Lync への移行をお願いします。Live Meeting から Lync に移行して、組織内でのリアルタイムのコミュニケーションをお楽しみください。移行プランの作成に関するヘルプについては、Live Meeting から Lync への移行ガイドをご参照ください。

注: 今回の件は BPOS で Live Meetingを購入したお客様に限りあてはまります。Enterprise Agreement などの他の方法で購入されているお客様は該当しません。

 

ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。


Office 365 サービス
チーム

サービスに関する通知: 【重要】Exchange ハイブリッド環境に Exchange Server 2010 SP3 を適用してください

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対象: 旧Office 365 , Office 365 for Education

        新Office 365 Office 365 Enterprise, Office 365 Education

 

以前、「サービスに関する通知: 【重要】2013 年 4 月までにハイブリッド展開で使用している Exchange Server 2010 を更新してください」でお知らせしたように、今月までに Exchange Server 2010 SP2 CU4 を適用する必要がありましたが、これは新しい Office 365 との共存環境においてエンドユーザーが空き時間情報共有などの機能を正常に利用し続けるために必要です。

 

また、2 月に Microsoft Exchange Server 2010 Service Pack 3 (SP3) が公開されましたが、Office 365 のハイブリッド環境については、サービスアップグレードが行われる前にこちらの適用も強くお勧めします。Exchange Server 2010 SP3 が配置されていないと、サービス アップグレード後に、ハイブリッド環境で Exchange 管理コンソールから Exchange Online を管理できなくなります。ただし、この場合でも、Microsoft Online ポータル と PowerShell を使用して Exchange Online を管理することはできます。

 

参考資料

どうぞよろしくお願い申し上げます。
Microsoft Office 365 チーム

 

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