対象ユーザー: Exchange Online/Office 365 管理者
作成者: Ram Poornalingam、上級プログラムマネージャー、Exchange
クラウド ベースのサービスにおける移行バッチについて新しいポリシーを実装します。ステータスが [同期済み] になっているアクティブな移行バッチに、過去 90 日間に管理者が開始した操作がない場合、このバッチを停止し、その後管理者が操作を行わなかった場合は 30 日後に削除します。
この場合の管理者による操作とは、以下を意味します。
- 移行バッチを停止し、再開する。
- Exchange コントロール パネルを使用して、または Windows PowerShell で Set-MigrationBatchコマンドレットを使用して、移行バッチを編集する。
移行バッチが非アクティブかどうかを判断する方法は、以下のとおりです。移行バッチの [最終更新日時] プロパティの値が 90 日を超えている場合、このバッチを停止します。バッチがさらに 30 日間非アクティブのままだった場合 (つまり、このプロパティの値が 120 日に達した場合)、移行バッチを削除します。
この新しいポリシーは、すべての種類の移行 (Exchange のカットオーバー移行、Exchange の段階的な移行、および IMAP 移行) に適用されます。
このポリシーを実装するのは、非アクティブな移行バッチが、マイクロソフトのデータセンターのリソースを消費するためです。これらのバッチを停止し削除することによって、リソースを解放し、メールボックスの Office 365 への移行を進めているお客様の移行エクスペリエンスを改善することができます。
移行の詳細については、help.outlook.com で以下のトピックを参照してください。