対象: Office 365 for Enterprise, Office 365 for Education
今回は、2012 年 10 月に追加された新しい機能のうち、まだブログでご紹介していない 3 つの機能をご紹介いたします。
ディレクトリ同期のスコーピングとフィルタリング
この機能により、Active Directory のオブジェクトのうちどれを Office 365 に同期するか範囲を決めることができるようになります。組織単位、ドメイン単位、そしてユーザー属性を使って、フィルタリングを行うことが可能です。
詳細については、以下の記事を参照してください。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj710171.aspx
他社製 ID ソリューションとの連携
マイクロソフトには、お客様がお使いの、認定された他社製の ID ソリューション (STS) を IT インフラストラクチャとして利用して Office 365 とフェデレーションしてセットアップできるようなプログラムがあります。このプログラムを通して、Ping、Optimal IDM などの STS と Office 365 が連携可能なことを検証しました。フェデレーションで利用しているプロトコルは WS* (WS-Federation と WS-Trust) です。アクティブ、パッシブなど検証済みのもの、検証中のものは TechNet の記事に記載されます。これらのパートナーソリューションは Office 365 Marketplace でも掲載されています。(注: 日本市場向けの Marketplace では提供されない場合もあります)
パスワード有効期限と通知ポリシーを管理者が変更可能
マイクロソフトの E および A のサービスにおける管理者に、ユーザーに対するパスワードの有効期限の通知ポリシーのカスタマイズや設定を行う機能が提供されます。通知は、実際にパスワードの有効期限が切れる 30 日前から当日までのいずれかを設定できます。これらの変更は、管理者ユーザー インターフェイスで実行できます。
(P のお客様に対するパスワードの有効期限の通知は、有効期限が切れる 14 日前に自動的に設定されます。)
管理者に、ユーザーに対するパスワードの有効期限ポリシーのカスタマイズや設定を行う機能が提供されます。パスワードの有効期限の間隔を設定することで、14 ~ 730 日の間隔のいずれかでパスワードの変更をユーザーに強制することができます。これらの変更は、管理者ユーザー インターフェイスで実行できます。
また、同様の変更はPowerShell でも実行可能です。
名前 パラメーター 例 2 説明 |
また、お客様は Windows PowerShell を使用して、無期限のパスワードを設定することもできます。詳細は以下のヘルプ記事をご覧ください。
ユーザーのパスワードを無期限に設定する
http://onlinehelp.microsoft.com/ja-jp/office365-enterprises/hh534387.aspx
サービスの更新についての最新情報は、サービスの更新 Wiki を参照してください。