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2012 年 10 月の新機能: ディレクトリ同期におけるフィルタリング、他社製 ID ソリューション連携、パスワード有効期限と通知ポリシーを管理者が変更可能

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今回は、2012 年 10 月に追加された新しい機能のうち、まだブログでご紹介していない 3 つの機能をご紹介いたします。

 

ディレクトリ同期のスコーピングとフィルタリング

この機能により、Active Directory のオブジェクトのうちどれを Office 365 に同期するか範囲を決めることができるようになります。組織単位、ドメイン単位、そしてユーザー属性を使って、フィルタリングを行うことが可能です。

 

詳細については、以下の記事を参照してください。

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj710171.aspx

 

他社製 ID ソリューションとの連携

マイクロソフトには、お客様がお使いの、認定された他社製の ID ソリューション (STS) を IT インフラストラクチャとして利用して Office 365 とフェデレーションしてセットアップできるようなプログラムがあります。このプログラムを通して、Ping、Optimal IDM などの STS と Office 365 が連携可能なことを検証しました。フェデレーションで利用しているプロトコルは WS* (WS-Federation と WS-Trust) です。アクティブ、パッシブなど検証済みのもの、検証中のものは TechNet の記事に記載されます。これらのパートナーソリューションは Office 365 Marketplace でも掲載されています。(注: 日本市場向けの Marketplace では提供されない場合もあります)

 

パスワード有効期限と通知ポリシーを管理者が変更可能

マイクロソフトの E および A のサービスにおける管理者に、ユーザーに対するパスワードの有効期限の通知ポリシーのカスタマイズや設定を行う機能が提供されます。通知は、実際にパスワードの有効期限が切れる 30 日前から当日までのいずれかを設定できます。これらの変更は、管理者ユーザー インターフェイスで実行できます。
(P のお客様に対するパスワードの有効期限の通知は、有効期限が切れる 14 日前に自動的に設定されます。)

 

管理者に、ユーザーに対するパスワードの有効期限ポリシーのカスタマイズや設定を行う機能が提供されます。パスワードの有効期限の間隔を設定することで、14 ~ 730 日の間隔のいずれかでパスワードの変更をユーザーに強制することができます。これらの変更は、管理者ユーザー インターフェイスで実行できます。

 

 

また、同様の変更はPowerShell でも実行可能です。

名前
    Set-MsolPasswordPolicy
   
概要
    指定したドメインまたはテナント内のすべてのドメインのパスワード通知期間およびパスワード有効期間に関連付けられた値を設定します。
   
   
構文
    Set-MsolPasswordPolicy -DomainName <string> -NotificationDays <int> -ValidityPeriod <int> [<CommonParameters>]
   
   
説明
    Set-MsolPasswordPolicy コマンドレットは、指定されたドメインまたはテナントのパスワード ポリシーを更新するために使用できます。パスワードの変更が必要になるまでの有効期限を示す期間と、パスワードの有効期限が近づいていることをユーザーに知らせる最初の通知を期限の何日前に発行するかを指定する日数の 2 つの設定が必要です。

パラメーター
    -DomainName <string>
        取得する完全修飾ドメイン名を指定します。
       
        必須                         true
        位置                         named
        既定値                      
        パイプライン入力を許可する   true (ByPropertyName)
        ワイルドカード文字を許可する false
       
    -ValidityPeriod <int>
        パスワードの有効期間を指定します。この期間が過ぎる前にパスワードの変更が必要です。

       
        必須                         true
        位置                         named
        既定値                      
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
       
    -NotificationDays <int>
        パスワードの有効期限が近づいていることを知らせる通知を、期限が切れる何日前にユーザーに送信するかを指定します。

       
        必須                         true
        位置                         named
        既定値                      
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
       
    <CommonParameters>
        このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: Verbose、
        Debug、ErrorAction、ErrorVariable、WarningAction、WarningVariable、
        OutBuffer、および OutVariable。詳細については、about_CommonParameters
        (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113216) を参照してください。
   

   
例 1
    
    C:\PS>Set-MsolPasswordPolicy -ValidityPeriod 60 -NotificationDays 14
    
説明
このコマンドは、ユーザー全員のパスワードの有効期限が 60 日後に切れ、期限日の 14 日前にユーザーが通知を受けるように、テナントを更新します。

例 2
    
    C:\PS>Set-MsolPasswordPolicy -ValidityPeriod 60 -NotificationDays 14 -DomainName contoso.com

説明
このコマンドは、ユーザーのパスワードの有効期限が 60 日後に切れ、期限日の 14 日前にユーザーが通知を受けるように、ドメイン contoso.com のポリシーを更新します。  

 

また、お客様は Windows PowerShell を使用して、無期限のパスワードを設定することもできます。詳細は以下のヘルプ記事をご覧ください。

 

ユーザーのパスワードを無期限に設定する

http://onlinehelp.microsoft.com/ja-jp/office365-enterprises/hh534387.aspx

 


サービスの更新についての最新情報は、サービスの更新 Wiki を参照してください。

 


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