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Build カンファレンス開幕: Office プラットフォームがもたらす新たな可能性

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対象: 新Office365 Office 365 EnterpriseOffice 365 BusinessOffice 365 Education

(この記事は 2015 年 4 月 29 日に Office Blogs に投稿された記事 Today at Build—new possibilities with the Office platformの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

Office プラットフォームの開発者環境を強化 ― より多くのユーザーが、より大きな成果を収められるように

Office は、業務に利用されている生産性ツール セットとしては世界で最も普及しており、現在 12 億人以上のユーザーが Office を活用しています。その Office にとって重要な役割を果たしているのが開発者の皆様です。私たちが想像もしなかったような新しいエクスペリエンスが、開発者によってユーザーやお客様企業に提供されています。開発者は、アドインを使用して Office アプリケーションの機能を拡張し、独自の機能をユーザーに提供するほか、オープン API を通じて Office 365 とアプリケーションを連携させることができます。

本日の Build カンファレンスで、マイクロソフトは次世代へとつながる数々の開発者向け新機能を発表しました。これにより、世界中の 10 億人を超える Office ユーザーの生産性を向上させる新たな統合エクスペリエンスの開発が可能になります。

新しい Office Graph API のプレビュー — 新しい統合 API エンドポイントを 1 つ使用するだけで、リッチ データと機械学習の機能を活用した強力なソリューションを開発し、よりスマートなアプリケーションを構築できるようになりました。

Office アドイン機能の拡張 — Excel for iPad でアドインがサポートされ、これまでのユーザーに加えてさらに 1 億人以上もの Office ユーザーにアプリケーションを提供できるようになります。iPad 用の Word と PowerPoint でも、近日中にアドインのサポートを開始する予定です。

Outlook.com 用のアドイン — Outlook.com の拡張機能を開発し、4 億人を超えるユーザーに提供することができます。

企業およびコンシューマー向けの統合 API — Outlook と Outlook.com、OneNote、OneDrive、OneDrive for Business について、企業向け API セットとコンシューマー向け API セットを一本化することで、あらゆる場所のデータにさらにアクセスしやすくなります。

API エンドポイントへのアクセスの簡素化 — Office 365 のデータに、単一の API エンドポイントを通じてアクセスできます。

Office 365 Groups API — Office 365 グループのネイティブなチーム共同作業機能を活用したアプリケーションを開発できるようになります。

Skype の新しい開発者プラットフォーム — Web 開発者様は Skype for Business および Skype 用の新しい開発者ツールを使用して、企業が顧客やベンダー、パートナーと連携できるソリューションを作成し、新しいビジネス チャンスを手にすることができます。このツールでは、シンプルな Skype ボタン、モバイル アプリ、ブラウザーベースのチャットを利用して、ファイル共有や音声通話、ビデオ通話を行うソリューションを構築できます。

Office 365 開発者プログラム — 最新のお知らせや参考資料を簡単に利用できるように、Office 開発者向けの新しいコミュニティを開設します。

 

Office Graph で情報をインテリジェントに活用

Office Graph は、機械学習を適用して Office 365 全体のユーザー、コンテンツ、会話のつながりをマッピングするインテリジェント ファブリックです。既に Delveなどの機能で活用されているため、この説明に聞き覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。

あらゆる業界や組織に向けてさらにスマートなアプリケーションを開発していただけるように、今回この高度な機能を開発者の皆様に先行公開します。新しい API を使用すると、多種多様な関係性やクエリの結果を把握できます。さらに今後、グラフに独自のデータを追加できるようになります。

本日のプレビューでは、最初の 2 つのシナリオとして、"trendingAround" と "workingWith" を公開します。trendingAround は、Office 365 内のユーザーまたはデータを取り巻く関係性を照会し、情報ネットワーク内でのトレンドを判断するシナリオです。一方、workingWith を使用すると、Office 365 内のさまざまなコンテンツに関する会話を基に、ユーザーどうしの関係や非公式に行われた共同作業を把握することができます。

これらの機能の詳細については、dev.office.com/officegraph (英語)を参照してください。

Excel for iPad でアドインをサポート

間もなく、デスクトップ版とオンライン版と同様に、Office for iPad でもアドインがサポートされます。これにより、皆様が開発した Office アプリケーションを拡張し、iPad を使用する何百万人もの Office ユーザーに提供できるようになります。iPad 向けの Excel を皮切りに、Word と PowerPoint でも近日中にアドインのサポートを開始し、今年後半には Office for Android にもサポートを広げていく予定です。

Excel for iPad 上で実行中の Dun & Bradstreet アドイン

Outlook.com 用のアドインと、統合された企業/コンシューマー向けサービス API

数か月前に Inbox Love (英語)のイベント会場で、マイクロソフトは Outlook.com でアドインをサポートし、コンシューマー向けの Outlook API と企業向けの Outlook API を 1 つに統合するプランについて発表しました。これにより、開発者の皆様は Office 365 用のアプリケーションを、Outlook.com の 4 億人のアクティブ ユーザーにも提供できるようになります。この目標達成も間近となり、今年の夏には Outlook.com 向けアドインの提供を開始します。提供開始時点では、人気の高い次のサービスのアドインがリリースされる予定です。

  • Uber — ミーティングやイベントが行われる会場への移動にタクシーを利用されている方もいらっしゃるかと思います。Uber アドインを使用すれば、1 回のタップ操作でタクシーの手配に関するリマインダーを予定表に追加できます。
  • Boomerang — メッセージの送受信を自由自在に管理しましょう。Boomerang アドインがあれば、今作成したメールを後でタイミングよく送信できるように、送信時間を指定することができます。相手から返信がないとリマインドしてくれる機能や、人と会う約束をするときに空いている時間帯を提案する機能もあります。
  • PayPal — 受信トレイから友人にすばやく送金することができます。

しかし、この Outlook での取り組みは、最初の小さな一歩にすぎません。マイクロソフトは本日、OneDrive と OneNote でも、コンシューマー向け API と企業向け API を統合することを発表します。既に API のプレビュー版が公開されています。

開発者の皆様には、Office 365 の Outlook、Outlook.com、OneNote、OneDrive、OneDrive for Business それぞれの API を集約し、可能な限り効率的にコードを書けるように日々取り組んでいただいていることと思います。API が統合されれば、コンシューマー向けサービスか企業向けサービスかにかかわらず、コードの記述が 1 回で済むようになります。

これらの API の詳細は、以下のリンクからご確認いただけます。皆様のアプリケーション開発にお役立てください。

 

Office 365 の単一の統合 API エンドポイント

マイクロソフトは昨年、Office 365 サービスに関する開発作業をよりシンプルかつ一貫した方法で行えるように、Office 365 の新しい API を複数リリースしました。本日はこうした取り組みの次の一歩として、各種 API サービスに 1 か所からアクセスできる、統合 API エンドポイントの graph.microsoft.com のプレビュー版をリリースします。

この新しいエンドポイントを使用すると、ユーザー情報、ファイル、グループ、サイト、メール、予定表などの Office 365 データに対して簡単に認証とアクセスを行えるようになります。また、すべての Office 365 リソースを照会するために複数のエンドポイントを使用する必要がなくなります。

たとえば、この新しい Office 365 グループの REST API は、各種の管理機能 (作成、読み取り、更新、削除などの操作) と、会話、ファイル、イベントに関するコンテンツ操作の両方をサポートします。この API をサードパーティ製アプリケーションで使用すると、Azure Active Directory (AAD) で管理される単一のグループ定義とネイティブな共同作業機能を活用することができます。Office 365 グループ機能は、マイクロソフトが掲げる最先端の共同作業 (英語)のビジョンにおいて重要な位置を占め、チーム内の自己管理、選択した任意のツールでの共同作業に役立つほか、同僚から専門的なアドバイ���を受ける場合にも適しています。Office 365 グループ サービスを使用すると、AAD を通じて管理しながら Exchange と OneDrive で (将来的には Yammer、Skype for Business などの Office 365 サービスでも) チーム メンバーの間で 1 つの認識を共有することができます。

現在はまだプレビューの段階ですが、この新しいエンドポイントの詳細については、dev.office.com/unifiedAPIs (英語)を参照してください。

Skype 開発プラットフォームによる開発

生産性向上のためのアプリケーション開発を支援するには、業務遂行に役立つ共同作業とコミュニケーションの機能を幅広くサポートする必要があります。Skype for Business Server 向けの新しい API と SDK を使用すると、ブラウザーベースのチャット、ファイル共有、音声/ビデオ通話を通じて顧客やベンダー、パートナーと連携できる、企業向けのソリューションを開発できます。今回、パブリック プレビュー版をリリースする新しい Skype Web SDK は、各種コミュニケーション手段 (メッセージング、音声/ビデオ、プレゼンス) をそれぞれのコンテンツやアクティビティに応じて直接統合し、Web に最適化されたエクスペリエンスを構築するための開発者ツールです。こうしたシナリオでは従来、ローカルのデスクトップ クライアントをインストールする必要がありましたが、これからは任意のブラウザーを通じてオンデマンドで利用できるようになります。Windows 10 に含まれる WebRTC のほか、今年後半にリリースされる他のブラウザー全般がサポートされ、ほとんどの一般的なシナリオでプラグインを使用する必要がなくなります。

この新しい Skype 開発者プラットフォームは、ビジネスやコミュニケーションに必要な各種の機能を拡張し、企業や業界を対象としたさまざまなアプリケーションを作成するチャンスを開発者の皆様に提供します。これにより、Skype でつながった 3 億 8,000 万人以上のユーザー ネットワークを初めて生かせるようになると共に、Skype for Business Server のエンタープライズ機能を活用し、インテリジェントでパーソナライズされた、共同作業のしやすいエクスペリエンスを、自社アプリケーションのコンテキスト内で提供できるようになります。ブラウザーやモバイル デバイスを通じて患者が医師と直接話をして予約を取れる日が来るのも夢ではありません。

この開発者ツールはすぐにお試しいただけます。ぜひ新しい開発者向け Web サイト developer.skype.com (英語)にアクセスしてください。開発者の皆様が組織内でツールを開始するために必要なあらゆる情報とコンテンツを揃えています。ご興味のある方は、connect.microsoft.com/UCDEV/skypedeveloperpreview (英語)からプレビュー プログラムに参加して、新しい Web SDK に関するご意見やご感想をお聞かせください。

 

Office 開発者のコミュニティへの参加

開発者様からは、Office 向けの製品とソリューションを開発するにあたり、役立つツールやサポート情報をもっと手軽に入手できるようにしてほしいというご要望が多く寄せられてきました。

そこでマイクロソフトは、新たな Office 365 開発者プログラム (英語)の提供を開始いたしました。

このプログラムでは、Office チームによって Office 向け開発に関する有用な最新情報が掲載されたニュースレターをメンバーの方に毎月配信します。また、Office 365 Developer のサブスクリプション ライセンスが無償提供されるため、すぐに開発作業に取りかかれます。不明点があるときは MVP コミュニティに質問できます。マイクロソフトも積極的に問題点を取り上げ、開発者の皆様から寄せられた解決策をご紹介していきたいと思います。

今すぐ開発をスタート

世界 12 億人の Office ユーザーに製品を提供すると共に、未来のワークスタイルを確立させるうえで、開発者様にとっては今まさに千載一遇のチャンスが巡ってきていると言えます。マイクロソフトの目標は、開発者の皆様が Office 全体の機能とデータを活用して斬新なエクスペリエンスを構築し、ユーザーの生産性向上と成果拡大を実現できるようにすることです。

Office Dev Center では Office プラットフォームでの開発に役立つ豊富な機能を続々と公開しています。これを利用すれば、さらに大きなビジネス チャンスをつかんでいただけるはずです。

新規登録 dev.office.com (英語)にアクセスして [Sign Up] をクリックします。Office 365 向けソリューションを構築する開発者の一員として、日々成長する活発なコミュニティにご参加ください。

開発をスタート dev.office.com/getting-started (英語)にアクセスして Office 開発を始めましょう。


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