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Office Online の新機能 — Insights for Office など

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対象: 新Office365 Office 365 EnterpriseOffice 365 BusinessOffice 365 Education

(この記事は 2014 年 12 月 10 日に Office Blogs に投稿された記事 What’s new in Office Online—featuring Insights for Officeの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

Office Online チームは、マイクロソフトのクラウド サービス全体における統合を強化するために、そして、ユーザーがお気に入りのブラウザーでさらに多くの Office 機能を利用できるよう拡張するために積極的に取り組んでいます。多数の優れた機能が既にリリースされており、現在もさまざまな機能が順次適用されていま す。今回は、Office Online をしばらく使用していないお客様を対象に、ユーザーの皆様から頂いたフィードバックに基づいて構築および実装した更新点についてお伝えします。

Insights for Office

たとえば、作業中のドキュメントにわからない点があり、検索して調べる必要があるとします。このようなとき、作成フ ローが妨げられず、またブラウザーで新たに検索用のタブを開かずに情報を検索できるとしたら、どんなに便利でしょう。Insights for Office を使用すれば、必要な情報を直接 Word Online に取り込むことができ、シームレスに統合されたエクスペリエンスによって OneDrive 内でドキュメントの作業を進めている間にも調査および参照することが可能です。

任意の単語を右クリックして [Insights] を選択すると、Office Online はユーザーの調べたいことを判断し、Bing を使用して Bing Snapshot (英語)WikipediaBing イメージ検索、 オックスフォード英語辞典、Web などのさまざまなソースから関連性の高い情報を取得します。すべての情報は、作業中のコンテンツの隣に見やすい形で表示されます。Insights では、選択した単語について、さっと短時間で調べ物をすることも、詳細情報や興味のある記事をじっくりと読み込むことも可能です。しかもこれらのすべての 操作を Word Online で作業しながら実行できます。

たとえば、ここに「ミズーリ川 (Missouri River)」と「ミズーリ州 (state Missouri)」の両方に言及したドキュメントがあります。どちらの「ミズーリ」を選択した場合にも、Insights for Office はその単語に応じて適切な情報を取得します。

  

ミズーリ州を意味する「Missouri」を選択した場合の Insights の検索結果

ミズーリ川を意味する「Missouri」を選択した場合の Insights の検索結果

Insights を使用する場合は、調べたい単語 (複数の語でも可) を選択して、メニューで [Insights] をクリックします (またはリボンの [Review] タブで [Insights] をクリックします)。また、Office Online には操作アシスト (英語)という機能があり、作業内容に関する情報を探しているときにはこのボックスに単語を入力して検索できますが、このたび、ユーザーの皆様にご活用いただいているこの操作アシスト (英語)でも Insights を利用できるようにしました。調べたい単語をボックスに入力するだけで、Office Online が適切な情報を取得してくれます。現在 Insights for Office は、Word Online で編集表示が選択することで使用可能です ([View] タブをクリックすると、編集表示が選択されているかどうかを確認できます)。

編集表示が選択されていることを確認

Insights for Office の使用方法は 3 とおり

Insights for Office Online の詳細については、Insights for Office Online の紹介記事 (英語)を参照してください。

PDF サポートの強化

テキストが画像として埋め込まれている PDF ドキュメントから、そのテキストを選択またはコピーしなければならない状況を経験したことはありませんか。このようなとき、テキストを画像としてコピーし て済ませる場合が多いですが、テキストを編集可能な状態にするためには手動で書き起こす必要があります。そこで、この問題を解決するための機能を Office Online に導入しました。

以下のスクリーンショットでは、実際に携帯端末のカメラで撮影した写真を例に取り上げていますが、スキャンしたファイルや画像化されたテキストでも同様に実行できます。画像からテキストを直接コピーできるだけでなく、[FIND] ボタンをクリックしてそのテキストを検索することも可能です。

また、[EDIT IN WORD] ボタンをクリックすると、PDF ドキュメントが編集可能な Word 形式に変換され、お好みの Web ブラウザーや Word クライアントを使用してドキュメントを編集できるようになります。PDF ドキュメントを Word 形式に変換するときには、レイアウトと書式が再構築されるため、すべての表、リスト、ヘッダー、フォント サイズなどのプロパティは維持されます。また、Word ドキュメントは新規に作成されるので、元の PDF ファイルに変更が加えられることはありません。

この機能は、法律関連の書類やビジネス文書、科学論文など、テキストが大部分を占めるドキュメントに最適です。プレゼン テーションやカタログのように画像や図が大量に盛り込まれた PDF に対して実行すると、レイアウトや書式設定に関して多少の問題が発生する場合があります。もし、この機能を実行するには複雑すぎると思われるファイルがあ りましたら、まずはお試しいただき、ぜひその結果を [HELP IMPROVE OFFICE] からお知らせください。

 

改ページ位置の表示

ページは、Word で編集を行ううえで欠かせない要素です。ドキュメントをしあげるときや印刷するときはもちろん、執筆中や組み立てる際にも重要な役割を果たします。多くの 人は、ドキュメントの長さをページ数で表したり、「4 ページの 2 段落目」というように、ドキュメントの特定の場所を指すときにアンカーとして使用したりします。また、ドキュメントをきちんと組み立てればさらに強いイン パクトを与えることができるため、しあげについてもこだわりをお持ちの方が多くいらっしゃるかと思います。ドキュメント作成のエクスペリエンスをさらに向 上させるために、Word Online でいくつかの機能強化を実施しました。今回の更新により、ページの終わりがドキュメント内で表示されるようになります。

ページを挟んで分かれている 2 行を移動するときや、ページをまたいだ表を修正するときに、Word Online の編集画面でページの境界が見えるため格段に便利になり、従来の Word と同様にページを操作できるようになりました。

また、ドキュメントのページ数と現在のページ番号がステータス バーに表示されます。ここを参照して、ドキュメントの長さを確認したり、特定ページの段落を探したりすることができます。これで、ガイドラインに沿ったド キュメント作成が簡単に行えるようになりました。ページをうまく利用すれば、より洗練されたドキュメントを簡単に作成できます。

記号の挿入

ドキュメントの作成中に、キーボードの標準レイアウトでは割り当てられていない記号の挿入が必要になったことはありませ んか。たとえば、他社についての文書を作成しているときに、著作権記号「©」や、他国の通貨記号「£」、「€」を使用する場合もあるでしょう。このような ときには、Alt キーとの組み合わせで入力する方法や、検索エンジンから他のコンテンツを表示させてそこから特殊記号をコピーする方法などがよく使用されています。しか し、Office Online でもっと簡単に記号を入力できないのでしょうか。

このような声が多数のお客様から寄せられていたため、ドキュメントやプレゼンテーション、ノートなどに簡単に記号を挿入できるように、現在 [Insert] タブに [Symbols] ギャラリーを実装するプロセスを進めています。

 こ のギャラリーでは、Word での使用頻度の高い記号を挿入できます。[Insert] タブで [Symbols] ギャラリーを開いてお望みの記号をクリックするだけで、その記号が現在のフォントでドキュメントに挿入されます。また、この機能は Word Online だけではなく、PowerPoint Online や OneNote Online でも使用可能です。

最初のバージョンのギャラリーにはすべての記号を含めることができなかったため、必要な記号が見当たらない場合もあります。このため、どの記号が必要かを皆様からお伺いしたいと考えています。必要な記号がギャラリーで見当たらない場合は、ギャラリー下部の [Request a New Symbol] ボタンをクリックしてお知らせいただけますと幸いです。

 

 

 

 

操作アシスト

操作アシストは、Office Online に以前から導入されていた機能で、作業を効率的にすばやく進めるためによく使用されています。皆様もきっと活用した経験がおありでしょう。しかし、この機 能にはまだ多くの可能性が残されているはずです。現在もお客様から頂いたご意見を基に、引き続き改善策を模索しています。最近もいくつかの機能を操作アシ ストに追加しましたので、以下にご紹介します。

Insights についての段落で既にご説明したとおり、興味のある単語を操作アシスト ボックスに入力して、さまざまな情報にアクセスできるようになりました。これに加えて、2 つの機能が追加されています。

まずは文字カウント機能です。ご存知のように、Word Online には以前からドキュメント内の単語数を表示する機能があります (数値はブラウザー ウィンドウの左下隅に表示されます)。しかし、大勢の方が操作アシストで文字カウント機能について調べていたため、この機能を操作アシストに追加すること にしました。ご使用の言語で操作アシスト ボックスに「文字カウント」や「文字数」などと入力すると (操作アシストではお客様の使い慣れた言葉で入力していただけます)、文字カウントのコマンドが結果として表示されます。このコマンドをクリックすれば、 その場で単語数を確認できます。

もう 1 つの変更点は、さらに広範に効果をもたらすもので、複数のコマンドに対して影響を及ぼします。操作アシストに、リボンで直接使用可能なコマンドだけではな く、サブメニューに格納されているコマンドも表示されるようにしました。たとえば、ドキュメントの用紙サイズを A4 に変更したい場合、これまでは [Page Size] のサブメニューをクリックする必要がありましたが、これからは「サイズ A4」などの文字列を入力するだけで、操作アシストが [A4 Page Size] コマンドをドロップダウン メニューに直接提示してくれます。この機能により、ユーザーが意図するコマンドにこれまで以上に簡単に、すばやく効率的にたどり着けるようになります。も ちろん、引き続き操作アシストで [Page Size] コマンドを使用することも可能で、A4 以外のオプションを簡単に確認できます。

 

Office Online についてのご意見をお聞かせください

Office Online チームは、本製品についての皆様からの貴重なご意見をお待ちしております。マイクロソフトでは、機能強化に役立つご意見をお送りいただくために、さまざまな方法をご用意しています。これまでと同様に、マイクロソフト コミュニティのフォーラムに質問していただくか、Word Online、Excel Online、および PowerPoint Online の [Help Improve Office (英語)] から個人的にフィードバックをお送りいただくことも可能ですが、今回は新たな方法を導入し、さらに効率的にアイデアやご提案をお寄せいただけるようになりました。

Word Online (英語)Excel Online (英語)、および PowerPoint Online (英語)のそれぞれのフィードバック フォーラムでは、Office Online コミュニティの他のメンバーが投稿したアイデアをいつでもご覧いただけます。また、下のスクリーンショットにあるように、[Enter your idea] ボックスにはお客様のアイデアを入力することができます。入力すると、関連性の高い他のアイデアが表示されます。また、アイデアへの投票機能も実装されて おり、ご自身のアイデアにも投票していただけます。投票は 10 回まで可能で、アイデアを 1 件投稿するごとに 3 票が追加されます。お客様が投票したアイデアが実現された場合、その票は返却されます。

すべての投稿にコメントすることはできませんが、頂いたご意見やご提案はすべて拝見しています。皆様のご要望に効率的に対応できるように、どのような機能をご希望されているのか、その理由も添えて詳しくお聞かせいただけますと幸いです。ご意見がございましたら、Word Online (英語)Excel Online (英語)PowerPoint Online (英語)のそれぞれの UserVoice をご利用ください (OneNote については OneNote の UserVoice (英語)からどうぞ)。

今回ご説明したすべての機能は、既に展開作業が開始されています。ぜひ www.office.comからお試しください。


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