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EOP のバルク メール処理機能が強化され、クリスマス シーズンの迷惑メールのブロックに対応

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対象: 新Office365 Office 365 EnterpriseOffice 365 BusinessOffice 365 Education

 

(この記事は 2014 年 11 月 24 日に Office Blogs に投稿された記事 Block spam this holiday season with the new enhanced bulk mail experience in EOPの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)
 

今回は、Exchange Online チームのプログラム マネージャーを務める Chris Nguyen とテクニカル プロダクト マネージャーを務める Shobhit Sahay の記事をご紹介します。

ニュースレターやクーポンの電子メールが何度も繰り返し届いて、わずらわしく思うことがありますが、特にクリスマス シーズンにはこのようなスパム メールの量が大幅に増加します。マイクロソフトは、先日、未知の脅威から保護するために Exchange Online Protection (EOP) を進化させることをお約束し、現在も継続的に取り組んでいますが、このたびその一環として EOP に強化されたバルク メール処理機能を導入しました。この新機能により、Exchange 管理センターにシンプルで直観的な制御機能が追加され、冒頭に述べたようなバルク メールを簡単にブロックできるようになります。Exchange Online では、新しいバルク メール処理機能により、フィルタリングされたメールの割合がここ数か月と比較して 16% も増加しました。


バルク苦情レベル (BCL) を利用したバルク メール処理の強化により、受信トレイに届くスパム メールの量が大幅に削減されます。

 

バルク メール (または「グレー メール」) とは、迷惑メールと問題のないメールとの中間に位置するもので、あるユーザーにとっては必要でも、別のユーザーにとっては不要と思われるようなメールを指します。バルク メールの例としては、ニュースレターや SNS の更新通知、広告メールなどがあります。今年、マイクロソフトは EOP のバルク メール検出機能を大幅に強化し、バルク苦情レベル (BCL)という評価を導入しました。この値は、バルク メール送信元から届いたメールに割り当てられるもので、苦情が寄せられる可能性を表します。普段どのようなメールを送信しているのかは、バルク メール送信元によって異なります。BCL の値が低い場合、そのメールの送信元は全般的に問題のない内容のメールを送信していて、バルク メールではない可能性が高いことを示しています。BCL の値が高い場合はその逆です。今回の更新では、この BCL 評価を使用して、バルク メールのフィルタリング レベルをお客様のニーズに合わせて手早く構成できるようになりました。

BCL とは、そのメールに対する苦情が寄せられる可能性を示す値です。バルク メール送信元が普段どのようなメールを送信しているのかに基づいて割り当てられます。

 

強化されたバルクメール処理機能を有効化する方法

この機能を使用するには、Exchange 管理センターで [protection]、[content filter] の順にクリックし、次に既存のコンテンツフィルターポリシーの編集 ( )または新規作成 ( ) を選択します。[spam and bulk email actions] タブで [Mark bulk email as spam] チェックボックスをオンにして、スパムとしてマークするしきい値を設定します。

既定のビューでバルク メール フィルターを有効化したときの画面

 

この機能が有効化されている場合、しきい値と同じかそれ以上の値が割り当てられたメールには、スパム メールの処理として指定されたアクションが適用されます。このしきい値は、そのメールの BCL 値に基づきます。たとえば、しきい値に 5 を選択した場合は、BCL 値が 5 以上のメールがスパムとして扱われます。

全般的なバルク メール対策強化の一環として、既定の設定で BCL 値が 7 以上のメールをスパムとしてマークするように指定し、スパム メールとして扱うバルク メールの量を大幅に増やしています。お客様のニーズに合わせてこのしきい値を設定し、フィルターの強度を調整することも可能です。

スパムとして扱うメールのしきい値を指定できます。BCL 値が指定したしきい値と同じかそれ以上の場合、該当するメールはスパムとしてマークされます。

 

バルク メールは、ユーザーにとって非常に厄介なものとなる場合があります。受信するバルク メールの量を管理するうえで、お客様にこの機能をご活用いただけますと幸いです。また、マイクロソフトはお客様のニーズにさらにお応えするために、今後もスパム対策サービスを引き続き開発してまいりますので、こちらにもぜひご期待ください。

—Shobhit Sahay (@shobhitsahay88)、Chris Nguyen

 

よく寄せられる質問

Q. この機能はいつ公開されますか。

A.この機能は、ロール アウトが開始されています。早期導入を希望されるお客様は、お客様のテナントで機能を有効化させていただくことも可能ですので、アカウント チームにお問い合わせください。

Q. しきい値を上げずに、この機能でスパムと判定された電子メールを受信するには、どのようにすればよいですか。

A.バルク メールであるかどうかの判定は非常に主観的なものであるため、特定のユーザーが特定のメールを受信したいという場合もあるでしょう。このようなときは、「メッセージがスパムとしてマークされないようにする方法」の記事に記載された手順に従ってください。

Q. バルクメールの高度なスパムフィルターオプションに変更はありますか。

A.今回導入された新機能はこの設定に替わるものですので、Exchange 管理センターからは利用できなくなります。

Q. この機能には PowerShell を使用できますか。

A.はい。HostedContentFilterPolicy コマンドレットの MarkAsSpamBulkMail および BulkThreshold の各パラメーターを使用して構成できます。

Q. バルクメールに関する詳細情報はどこで確認できますか。

A.バルク メールの詳細については、以下の記事を参照してください。


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