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組織内の別の SharePoint テナントにアクセスする際に必要なライセンス

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対象: 新Office365 Office 365 EnterpriseOffice 365 BusinessOffice 365 Education, Office 365 Midsize Business, Office 365 Small Business

 

SharePoint Online テナントを組織内、もしくは関連会社内で複数持っていることも最近は多くなってきました。たとえば、組織全体で全社ポータルの SharePoint Online を展開しており、一部門や関連会社で用途特化の SharePoint Online を持っている場合などです。オンプレミスの CAL の場合は、CAL を持っているユーザーは組織内、もしくは関連会社内の複数の SharePoint Server にひとつの CAL でアクセスできました。オンラインの場合も、似たような考え方が成り立ちますが、問題になるのは、SharePoint Online テナント側で作成されるユーザーはそれぞれのテナントで SID が異なり、技術的に別々のユーザーとなり別々のライセンス付与が必要になってしまう点です。このような場合には以下のように考えます。組織内にテナント A とテナント B の SharePoint Online があった場合の想定です。

  • テナント A の SharePoint Online ユーザーがテナント B に SharePoint Online のフル機能アクセス権が必要な場合、テナント A のユーザーはテナント B に別途ライセンスが必要になります。
  • テナント A の SharePoint Online ユーザーがテナント B に SharePoint Online の外部共有機能で付与されるアクセス権が必要な場合、テナント B から「メール招待状」をテナント A の SharePoint Online ユーザーに送付することで追加ライセンスなしで利用できます。ただし、テナント A のユーザーが SharePoint Online ライセンスを持っていない、もしくはどのテナントにも属していない (つまり SharePoint Online ライセンスも持っていない) 組織内/関連会社のユーザーにはメール招待状を送って招待することはできません。これらのユーザーはテナント B にSharePoint Online ライセンスが必要です。

※ 図中で緑色は追加のライセンスがいらないパターン、オレンジ色はライセンスが必要になるパターン

 

「メール招待状」機能は、もともと外部ユーザーに対して SharePoint Online にアクセスするための招待状を送るための機能です。外部ユーザーは自社または関連会社の従業員、請け負い業者、社内エージェントではないユーザーです。組織内/関連会社のユーザーは SharePoint Online にアクセスするためにはライセンスが必要になります。

外部ユーザーは、共同作業を行うために自分を招待した SharePoint Online 顧客の使用権限を継承します。つまり、組織が E3 Enterprise プランを購入し、エンタープライズ機能を使用するサイトを構築する場合、外部ユーザーには、自分が招待されているサイト コレクション内でエンタープライズ機能を使用または表示する権限が付与されます。外部ユーザーは、サイトの操作全般を実行する拡張プロジェクト メンバーとして招待できますが、組織内の有料のフルライセンスを持つユーザーとまったく同じ能力を持つわけではありません。外部ユーザーができることとできないことの詳細を参照してください。

 


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