対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Business, Office 365 Education
(この記事は 2014 年 10 月 28 日に Office Blogs に投稿された記事 OneNote gets even better on Mac and iOS の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)
今回は、OneNote チームのプログラム マネージャーを務める Omeed Chandra の記事をご紹介します。
秋の深まりと共に、日一日と日が短くなるのを実感する今日この頃です (少なくとも北半球では、ですが)。つまり、この時期、日差しを惜しんで少しでも長く屋外での時間を楽しみたいと思うなら、これまで以上に仕事を手早く終わらせなければならないというわけです。そんな思いにお応えすべく、iPhone、iPad、Mac 向けの OneNote の更新版が本日公開されました。今回のリリースでは、さまざまな情報の整理や作業効率の向上に役立つ、いくつもの新機能が用意されています。
ご利用のクラウド ストレージ サービスから iPhone や iPad の OneNote にファイルを追加
OneNote は、プロジェクトや授業、先々の旅行などについて、PDF や Office ファイルを含め、忘れてはならないさまざまな情報を保存するのに最適です。今回、新しい iOS 8 の機能を利用することで、クラウドに格納してある添付ファイルや印刷イメージを、OneNote から切り替えることなく簡単に挿入できるようになりました。
この機能を利用するには、iOS 8 をインストールし、クラウド ストレージを利用している必要があります。OneNote for iPad の場合は、[Insert] をタップしてから、[File] または [PDF Printout] のいずれかを選択します。OneNote for iPhone の場合は、ページの任意の場所をタップしてキーボードを立ち上げ、キーボード上部のコマンド バーにある紙クリップのアイコンをタップします。ここで、ご利用のクラウド ストレージ サービスを選択すると (一覧に表示されない場合は [Location] をタップします)、ファイルをノートに挿入することができます。
セクションのパスワード管理と Touch ID によるロック解除
OneNote for Windows では、プライベートな情報が他人の目に触れないように、ノートブックのセクションをパスワードで保護できる機能が以前から提供されています。OneNote for iPhone、OneNote for iPad、および OneNote for Mac については、先日、パスワード保護された既存のセクションのロック解除が行えるようになりましたが、新たにパスワード保護されたセクションを作成したり、パスワードを変更、削除したりするには、Windows PC で作業しなければなりませんでした。しかし今回、こうした作業がすべて Apple デバイスから直接実行できるようになりました。たとえば、クリスマスの買い物リストを Mac で作成したら、プレゼントの中身を好奇心旺盛な友人や家族に知られないようにパスワードで保護しておき、買い物に行った先で iPhone からリストを確認することができます。
iOS 8 を実行しており、かつ Touch ID 対応のデバイスを利用している場合は、もう 1 つの便利な機能が利用できます。パスワード保護されたセクションを指紋認証でロック解除できるようになったのです。セクションのロックを解除するためにパスワードを入力する際、Touch ID のスイッチをオンにすれば、それ以降は指紋認証を利用してセクションのロックを解除できるようになります (ただし、パスワードを忘れないようにしてください。パスワードを変更、削除するとき、または別のデバイスからセクションのロックを解除するときには、パスワードが必要になります)。
iPhone でのページの移動と並び替え
これまでマイクロソフトには、外出先でもノートを自由に整理できるように iPhone 向けの強力な整理機能を求める声が数多く寄せられていたため、今回そうしたご要望にお応えしました。任意のセクションでページ一覧をプルダウンすると、最終の同期時刻と [Edit] ボタンが表示されます。[Edit] をタップすると、ページを並べ替えたり、別のセクションにページを移動したり、サブページを作成したりすることができるので、ノートをよりわかりやすい形で整理できるようになります。たとえば、クイック ノート機能でアイデアを書き留めたり、興味のある Web ページをクリップしたりしておいて、後で別のセクションに加えるような場合に、特に便利な機能です。
SharePoint Server のノートブックを Mac で開く
先ごろ、OneNote for Mac では、Office 365 のビジネス ユーザーが SharePoint Online または OneDrive for Business 上に保存されているノートブックを開けるようになりました。しかし、一部の企業では、今でも SharePoint Server をオンプレミスで利用しており、これらのサーバーに保存されているノートブックを開けるようにしてほしいとのご要望が数多く寄せられていました。今回のリリースでは、対象となる Office 365 サブスクリプションをご利用の場合に、OneNote for Mac、OneNote for iPhone、および OneNote for iPad で SharePoint Server のノートブックが開けるようになりました。
今回の更新版では、これまでご紹介してきた新機能のほか、既存の機能についても改善が行われており、ユーザーの皆様からお寄せいただいた問題点に対処しています。たとえば、先月リリースされた iOS 8 向け共有拡張機能についてはいくつものバグが修正されているほか、iPhone 6 や 6 Plus といった大きめの画面で OneNote がより見やすく表示されるように改善が施されています。
今回私たちが自信を持ってお届けする更新機能が、皆様のお役に立てることを心より願っています。また、いつものお願いではありますが、マイクロソフトでは皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。OneNote のさらなる機能向上に向けてご協力くださいますよう、よろしくお願いいたします。たくさんのご意見をお待ちしています。