対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business
オンライン会議を設定したり参加したりする操作は、従来の Office 365 では Outlook Web App とは別の Lync Web Scheduler というWebアプリケーションを利用して操作する必要があり、またブラウザーから設定したオンライン会議を Outlook が使える環境から閲覧した時に見ることができませんでした。
新しい Office 365 では、Outlook を使う場合と同様の操作感で、これらの操作を Outlook Web App 上からすべて行うことができるようになり、かつ後で Outlook から使える環境から見た時にもオンライン会議への参加ができるようになりました。(サービス更新が 3 月下旬に新しい Office 365 の環境に実施されました。)
オンライン会議の設定方法
- オンライン会議を設定するには、Outlook の場合と同様、[予定表]の画面で[新しいイベント]を作成します。
- 新しいイベントの画面で [オンライン会議] をクリックすると、Lync 会議に参加するための URL がメモ欄に挿入されます。
注: ユーザーは Exchange Online と Lync Online Plan 2 が利用できるライセンスを割り当てられている必要があります。Lync Online Plan 2 が割り当てられていない場合は、[オンライン会議]のリンクは表示されますが、設定はできません。
オンライン会議への参加方法
オンライン会議の設定された予定表を Outlook Web App で開くと、Lync 会議に参加するためのリンクがメモ欄に表示されています。また、[参加]リンクもありますので、これをクリックすることもできます。
Lync 会議への参加リンクをクリックすると、Windows 7/8 もしくは Mac OS X の環境であれば、Lync クライアントがインストールされていなくても Lync Web App を使ってビデオ会議に参加することが可能です。
参加リンクをクリックすると Lync Web App が開きます。
サインインすると、Lync Web App のブラウザーアドインが必要に応じてインストールされた後、ビデオ会議に参加することができます。
参考: Lync クライアントを持っていない場合の別の利用方法 - Lync Basic 2013
Lync Web App を利用する以外に、Lync Online の会議に参加するための方法として、Lync Basic 2013 を使う方法もあります。Lync Basic 2013 では、インスタント メッセージング (IM)、音声通話とビデオ通話、Lync 会議、在席 (プレゼンス) 情報、共有機能が、簡単に使える 1 つのプログラムで提供されます。Lync Basic は、フルバージョンの Lync 2013 クライアントの簡易版ですが、中心となる機能はすべて同じです。ただし、次の機能を使用する場合は、Lync 2013 にアップグレードする必要があります。
- 高度な通話機能: チーム呼び出し、着信の転送、同時呼び出し、ボイス メール、コール パーク、代理呼び出し、応答グループ、リモート通話コントロール (すべての Office 365 サブスクリプションで利用不可)
- 予定表の委任
- ギャラリー ビデオ ビュー
- OneNote の共有
- レコーディング
- スキル検索 (Office 365 では利用不可)
- 仮想デスクトップ インフラストラクチャ (VDI) (Office 365 では利用不可)
Lync Basic 2013 は以下の場所からダウンロードして利用することが可能です。