対象: Office 365 for Enterprise, Office 365 for Small Business, Office 365 for Education
サービスの優れた点の 1 つは、機能が利用可能になったらそれを提供できることです。Office 365 のお客様は、最新の Office Web Apps 機能を今すぐ確認することができます。Office 365 プレビューを導入したお客様は、既に新機能についてご存じですが、それ以外のお客様は Office Web Apps の新機能については初めてご覧になることになります。この Office 365 のサービス更新に導入された主な新機能については、添付ファイルやドキュメントを Exchange Online および SharePoint Online で操作するとご確認いただけます。
Office Web Apps とは
ブラウザー ベースの Office Web Apps を使用すると、デスクトップ版の Office が利用できるかどうかに関係なく、ドキュメント、プレゼンテーション、スプレッドシート、メモをどこでも表示して、共同作業を行うことができます。
新機能
今回の更新では、コントロールの編集と書式設定の追加、Office Web Apps 全体で一貫した共同編集/共同作業のサポートの追加、およびタブレットでのタッチ対応編集 (英語) を含むデバイスの サポートの拡張に重点を置きました。また、最新のデザイン言語に基づいて Office Web Apps 全体の外観を一新しました。このデザイン言語については、マイクロソフト全体で確認できます。
Word Web App では、コメントの表示と追加に関する新たなサポートが追加されました (英語)。グラフィックス、画像、レイアウトも「忠実」に再現できます。デスクトップ版の Word の一般的な機能 (新しいページ レイアウト ツール、図ツール、および文字カウントなど) をブラウザーから直接使用して、ドキュメントの書式設定やデザインを行うことができます。コメントのサポートに加え、Word Web App の新しい共同編集サポートにより、Web 上での共同作業がより簡単になります。
Excel Web App では、セルの結合、コンテキスト メニュー、列の自動調整、数式の入力補助、フィル ハンドル、オート SUM など、スプレッドシートの基本的な機能を利用できます。再現性の高いグラフ (3D など)、改善されたクエリ テーブルとデータの入力規則のサポート、スライサー機能、インタラクティブなピボット グラフのサポートにより、データを詳細に読み取るための操作および視覚化を行います。
PowerPoint Web Appを使用すると、高解像度のスライド、全画面切り替え、およびコメント表示機能により、デスクトップ上と同様のプレゼンテーションを利用できます。オーディオとビデオの再生がサポートされるようになり、タブレットまたは携帯電話からも利用できます。ドラッグ アンド ドロップがサポートされているため、レイアウト作成が簡単になります。画像の挿入、画面の切り替えとアニメーションの適用、事前にデザインされたテーマの追加などの機能により、洗練されたプレゼンテーションをブラウザーから作成できます。さらに、PowerPoint Web App での新しい共同編集とコメントのサポートにより、クラウドでの共同作業が改善されます。
OneNote Web App の更新: ユーザーはページ上やセクション内の検索機能を利用して、必要なものを簡単に見つけることができます。また、リンク表示が新たにサポートされ、Web から情報へのアクセス性が向上しました。ページ上の好きな場所でクリックして入力するだけで、メモや写真、タグを追加できます。メモは、URL として共有できるようになり、携帯電話、PC、またはタブレットのブラウザーで表示できます。
お届けするのは新機能だけではありません。新しい Office Web Apps 機能およびサービスの更新と展開を簡単に行えるように、バックエンドでいくつかの作業を行いました。その一例としては、Office Web Apps を SharePoint Online から切り離しました。この 2 つのサービスは引き続き連携して動作しますが、Office Web Apps をスタンドアロン サービスとして展開することによって、機能強化の準備ができたら、SharePoint Online の提供サイクルとは別に、こうした強化をお届けすることができます。また、その逆も可能です。
また、すべてのホストに 1 つのサービス センターからサービスを提供することにより、お客様は、Office 365 の一環として提供される Office Web Apps とマイクロソフトのコンシューマー サービスである SkyDrive の間でさらなる一貫性を確保することができます。実際、週末に SkyDrive 版の Office Web Apps の一般提供が開始され (英語)、これにより一般消費者には、Office 365 での展開から数日以内に最新の更新が届けられるようになります。
ブラウザー サポートの変更
この春にお知らせしたように、Office 365 サービスでの IE7 のサポートを終了します。IE7 で最新の Office Web Apps を使用すると、正しく表示されません。新しい Office Web Apps 機能を利用するには、IE8 以上に更新してください。
ここでご紹介したものは、氷山の一角に過ぎません。新しい Office Web App 機能の詳細については、Office Web Apps グループのプログラムマネージャーである Mike Morton のブログ投稿をご覧ください。
内容と時期
お客様は、今すぐこれらの変更を確認することができます。引き続き世界各国で、サービス更新の展開を行います。Office 365 のお客様は全員、来年早々にはすべての Office Web App のメリットを活用できるようになります。