対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business
(この記事は 2014 年 8 月 12 日に Office Blogs に投稿された記事 Office 365 APIs using AngularJS standalone websites—samples shippedの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)
今回、Office 365 API を使用する Office 365 への通信に AngularJS フレームワークを使用したスタンドアロン Web アプリケーションの 2 つの新しいサンプルが提供されました。1 つは Andrew Connell (@AndrewConnell) と Scot Hillier (@ScotHillier) によって作成された研究プロジェクト追跡ツールで、もう 1 つは Dan Wahlin (@DanWahlin) と Spike Xavier (@staticvoidmain) によって作成された経費追跡ツールです。これらのツールのシナリオでは、実用的な例で Office 365 の活用方法をご紹介し、Visual Studio によって完全なソリューションをエンドツーエンドで構築する方法を示しています。サンプルの各リポジトリには独自の開発者テナントでシナリオを実行するための手順を示したセットアップ ガイドが (GitHub マークダウン ファイルとして) 含まれるほか、Channel 9 ビデオを視聴することもできます。
研究プロジェクト追跡ツール
研究プロジェクト追跡ツールのシナリオでは、研究プロジェクトを作成した後、Outlook のメール アプリやブラウザーのブックマークレットから研究へのリンクを取り込むことができます。取り込んだ研究は、タスク ウィンドウ アプリを使用することで参考文献として Word ドキュメントに挿入できます。このサンプルは、Word および Outlook アプリケーション向けに、ASP.NET MVC 5 プロバイダーによってホストされた 2 つの Web サイトと、AngularJS スタンドアロン Web サイトを使用して作成されました。研究プロジェクトのデータはすべて SharePoint リストに格納されます。コードは、https://github.com/OfficeDev/Research-Project-Code-Sample (英語)をご覧ください。
経費追跡ツール
経費追跡ツールのシナリオでは、各従業員に発生した経費を追跡することができます。このシナリオのデータは SharePoint リストに格納され、Office 365 API によって AngularJS スタンドアロン Web アプリケーションにフェッチされます。コードは、https://github.com/OfficeDev/SP-AngularJS-ExpenseManager-Code-Sample (英語)をご覧ください。
Office 365 API の利点
上記のサンプルはいずれも、スタンドアロン Web アプリケーションおよびモバイル デバイス アプリケーションから呼び出すことができる Office 365 API を使用した、新しい Azure Active Directory の認証方法を活用したものです。Office 365 API は、OneDrive for Business、メール、予定表、連絡先、サイト、ユーザー/グループだけでなく、既存の SharePoint クライアント側 API (英語)に対しても呼び出すことが可能なため、より高度な SharePoint シナリオを実行できます。Office 365 API に関する追加のドキュメントについては、MSDNをご覧ください。
ご協力をお願いします
上記のシナリオを改善するためのご意見がありましたら、ぜひお気軽にプル リクエストを送信して、ご協力をお願いします。今後の参考とさせていただきます。新進のモバイル デバイス アプリケーションの開発者の皆様からのご意見もお待ちしております。たとえば、Office 365 API Android SDK を使用して Android のネイティブ アプリからスキャンした領収書を直接送信し、従業員レコードに対する経費として利用するなど、上記のシナリオとの統合案などをお寄せください。
GitHub.com/OfficeDev (英語)には他にも多数のコード サンプルを掲載していますので、ぜひご覧ください。
先日、Microsoft Virtual Academy (英語)のコースで Office 365 開発入門セッションのライブ ストリーミングを行いました。このセッションは、数週間以内にオンデマンドで提供される予定です。また、すべてのスライド、デモ コード、ハンズオン ラボについても、GitHub.com (英語)から入手してご利用いただけます。