対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business
(この記事は 2014 年 7 月 11 日に Office Deployment Support team blogに投稿された記事 Using the Office Deployment Tool for Click-to-Runの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)
Office 2013 クイック実行のリリースに伴い、さまざまな Office 2013 のクイック実行製品の展開を支援するツールが作成されました。今回のブログ記事では、クイック実行用 Office 展開ツールの使用方法とカスタマイズ方法についてご紹介します。
手順 1.
下記のリンクから、クイック実行用 Office 展開ツールをダウンロードします。
http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=36778 (英語)
officedeploymenttool.exe を実行すると、Setup.exe と configuration.xml ファイルが生成されます。
手順 2.
configuration.xml ファイルを編集します。
configuration.xml ファイルをテキスト エディターで開くと、以下のような XML データが表示されます。
<Configuration>
<!-- <Add SourcePath="\\Server\Share\Office" OfficeClientEdition="32" >
<Product ID="O365ProPlusRetail”>
<Language ID="en-us" />
</Product>
<Product ID=”VisioProRetail”>
<Language ID=”en-us” />
</Product>
</Add> -->
<!-- <Updates Enabled="TRUE" UpdatePath="\\Server\Share\Office\" /> -->
<!-- <Display Level="None" AcceptEULA="TRUE" /> -->
<!-- <Logging Name="OfficeSetup.txt" Path="%temp%" /> -->
<!-- <Property Name="AUTOACTIVATE" Value="1" /> -->
</Configuration>
コメント マーク <!-- --> で囲まれた内容は実行されません。そこで、まず Add SourcePath から終了タグの </Add> までを囲んでいるコメント マークを削除します。
次に、“\\Server\Share\Office\” を Office ファイルのダウンロード先のパスに変更します (例: “C:\users\admin\desktop\odt\”)。
Office 365 ProPlus のみをインストールする場合は、<Product ID=”VisioProRetail”> から </Product> までを削除して、インストール内容から Visio を除外します。その後、configuration.xml ファイルを保存します。
インストール内容から特定のアプリを除外する場合は、下記のページで説明しているとおり、configuration.xml ファイルに <ExcludeApp ID="x" /> を使用します。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn745895(v=office.15).aspx
追加の製品または別の製品をインストールする場合は、以下のサポート技術情報の記事にクイック実行用 Office 展開ツールでサポートされている製品 ID の一覧が掲載されていますので、参照してください。
http://support.microsoft.com/kb/2842297
インストール内容に別の言語を追加する場合や、インストール内容をさらにカスタマイズする場合は、TechNet の「クイック実行 configuration.xml ファイルのリファレンス」の記事を参照してください。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj219426.aspx
手順 3.
メディアをダウンロードします。
コマンド ウィンドウを開き、Setup.exe ファイルの保存場所にディレクトリを変更します。次に、Setup.exe /download configuration.xml を実行します。
マシンへのソフトウェアのダウンロードが開始されます。この処理には通常 10 分程度がかかりますが、インターネット接続やその他の要因によって、1 時間以上を要する場合もあります。
ソフトウェアのダウンロードが完了すると、コマンド ウィンドウの表示が C:\ プロンプトに戻ります。
手順 4.
ソフトウェアをインストールします。
ソフトウェアをダウンロードしたマシンにインストールする場合は、以下のコマンドを実行してインストールを開始します。
Setup.exe /configure configuration.xml
ダウンロードしたソフトウェアをネットワーク共有に追加して、複数のユーザーがその場所から Office をダウンロードできるようにする場合は、ドメイン コンピューターに「読み取りと実行」、「フォルダーの内容の一覧表示」、「読み取り」の権限が設定されていることを確認してください。ネットワーク共有からインストールする方法の詳細については、以下のブログ記事を参照してください。
http://blogs.technet.com/b/odsupport/archive/2012/11/20/office-2013-installation-hangs-at-10-percent-when-installing-from-a-network-share.aspx (英語)