Quantcast
Channel: Microsoft Office 365 Community
Viewing all articles
Browse latest Browse all 566

Office 365 ガレージ シリーズ: Office 365 ProPlus の管理者向け最新機能と今後リリースされる共有コンピューター サポートの紹介

$
0
0

対象: 新Office365 Office 365 Enterprise

 

(この記事は 2014 年 5 月 14 日に Office Blogs に投稿された記事 The Garage Series for Office 365: Updates to Office 365 ProPlus for admins and first look at upcoming shared computer supportの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

先日、Jeremy は再び Curtis Sawin と共に、Office 365 ProPlus およびクイック実行の管理者向け最新機能の概要を紹介しました。InfoPath や Access などのアプリケーションを Office スイートのインストール対象から除外したいというお客様のために、管理者向けの新しいプロセスを取り上げています。また、クイック実行ソフトウェアの更新プロセスがどのように機能するかを詳しく説明し、リリースが予定されている共有コンピューターのライセンス認証機能についてもお伝えしました。

 

(Please visit the site to view this video)

 

今回ご紹介するビデオは、私が特に面白いと考えているトピックについてお話します。私は、膨大な数の PC に対し、自動化機能を使用してソフトウェアを配布できる、展開、構成、および管理用のツールの価値を誰よりも高く評価しています。ガレージ シリーズ第 1 期のブログ記事のアーカイブ (英語)では、エンタープライズ ソフトウェア配布ツール、デスクトップ イメージ、展開のタスク シーケンスなどを使用した Office 365 ProPlus とその新しいクイック実行パッケージ タイプの展開について、多くの記事をご覧いただけます。

 

そして今回は、管理者の皆様から寄せられた多くの重要なご要望に基づいて、クイック実行モデルに変更が適用されたことについてお伝えします。クイック実行では、インストール対象から除外したい Office アプリケーションを選択できるようになりました。また、ソフトウェア更新を効率的に管理できるように、新たにグループ ポリシー制御が追加されました。このほか、更新プロセス自体が合理化されています。今年後半には、リモート デスクトップ サービス (RDS) を使用した Office 365 ProPlus の展開が可能になります。

不要な Office アプリケーションをインストール対象から除外

多くの企業では、利用中のソフトウェアやサービスに応じて、Office スイートの特定のコンポーネントを無効にする必要があります。一般的な例として私がよく耳にするのは Access と InfoPath です。企業の Exchange チームがデスクトップの Outlook バージョンを管理している場合や、既存の通信システムが対応していないために Lync を使用できないという場合もあります。従来の Office MSI パッケージでは、Office カスタマイズ ツールや構成ファイルを使用する以外にユーザーが利用できるアプリケーションを制御する方法がありませんでしたが、これからは、クイック実行用 Office 展開ツールの更新版 (英語)および 2014 年 5 月以降の Office ビルドでも制御できるようになります。

 

Office 展開ツールをダウンロードしたら、既定の configuration.xml ファイルで以下のように「ExcludeApp ID」を指定して、使用しないアプリケーションをインストール対象から除外することができます。名前付け規則は、実行可能ファイル名と一致している傾向がありますが、MSACCESS などの場合は、以下に示すように名前が若干短縮され「Access」となります。

 

 

上図の configuration.xml を使用して Office クイック実行のビルドをインストールすると、スイート全体から Access、InfoPath、OneDrive for Business を除いてインストールが行われます。同様の構成ファイルを使用して Office アプリケーションを 1 つだけインストールすることもできます。Office 展開ツールを Office 365 ProPlus 以外の Office 製品のインストールにも使用したいという方もいらっしゃるかと思いますが、もちろん Office のすべてのクイック実行バージョンでご利用いただけます。MSI バージョンは Office Professional Plus 2013 および Office Standard 2013 のボリューム ライセンス バージョンのみで使用可能です。その他すべての Office 2013 バージョンではクイック実行を使用できます。

Office 365 ProPlus 向けリモート デスクトップ サービスおよび共有コンピューターのサポート

このたび、リモート デスクトップ サービス (RDS) または共有コンピューターを利用する企業のお客様向けのサポートを���始することを発表しました。Office 365 ProPlus 向けの共有コンピューター ライセンス認証は、2014 年の後半にリリースされる予定です。RDS を有効化した Windows Server 2008 R2 以降への Office 365 ProPlus のインストールをサポートします。一意の Windows ユーザー プロファイルを使用してユーザー間でコンピューターを共有する場合にも有効です。

 

RDS (2008 年に名称が変更される以前は「ターミナル サービス」) または共有ワークステーションを使用している場合、現在の Office 365 ProPlus サブスクリプション ライセンス認証モデルを利用するのは問題があります。RDS を使用している場合、RDS ロールが有効化された Windows Server に Office 365 ProPlus をインストールして実行することは技術的に不可能です。共有の物理クライアントまたは仮想クライアントの場合、サブスクリプション ライセンス認証は PC や Mac をプライマリ ユーザーに割り当てるため、複数のユーザーが組織を出入りするたびにライセンス管理の問題が発生します。

 

共有コンピューター ライセンス認証は、Office 展開ツールを使用して Office 365 ProPlus をインストールする際に有効化されます。一度有効化されると、Office はライセンス認証なしでインストールできるようになります。Office を搭載するコンピューターに共有コンピューター ライセンス認証を通してユーザーがサインインすると、Office はそのユーザーが Office 365 ProPlus に割り当てられていることを確認し、そのユーザーがログ アウトするまで Office 365 ProPlus を一時的にライセンス認証します。別のユーザーが同じコンピューターにサインインすると、先にサインインしていたユーザーのライセンス認証がそのまま保持されることはなく、ライセンス認証のプロセスがその都度繰り返し実行されます。これは現在の Office オンデマンドのライセンス認証のしくみですが、共有コンピューター ライセンス認証を使用することにより、Office のインストールは永続化され更新可能になります。Office オンデマンドと同じライセンス認証ロジックが使用されるため、Office 365 ProPlus または Office for Mac のユーザーあたり最大 5 台の PC へのインストール制限にはカウントされません。詳細については、今後公開される最新情報や、当シリーズでご紹介しているデモのビデオをご覧ください。

グループ ポリシーの更新

数週間前、マイクロソフトは、Office 2013 向けグループ ポリシー ADMX テンプレート (英語)の更新プログラムをリリースしました。この更新プログラムは、お客様から要望の多かったコマンドを提供しており、Office 展開ツールの構成ファイルで定義できる設定の幅が広がります。新しいグループ ポリシーでは、以下の設定を管理できるようになりました。

 

  • 更新パス
  • 対象バージョン
  • 更新の期限
  • 更新通知の非表示

 

詳細については、Office 展開サポート チーム ブログの Jalal の記事 (英語)を参照してください。この記事に記載されているすべての項目は、デスクトップ管理者に役立つ設定として構成制御セットに追加されています。

ソフトウェア更新プロセスの改善

Office クイック実行のビルドのエンタープライズ管理者の皆様からは、ネットワークを介した更新のトラフィックをもっと軽減できないかといったご要望も多く寄せられています。クイック実行では常に、ローカル PC で実行されているプログラムと更新パッケージの差分が計算されます。実際、私たちは約 1 年前にこの件について詳細に説明したビデオ (英語)を公開しました。マイクロソフトは、2 月 25 日以降の Office ビルドで、ソフトウェア更新ロジックを大幅に改善しています。ソフトウェア更新プログラムのダウンロード中に接続が失われても、ダウンロードを最初からやり直すのではなく、ダウンロードを再開できるようになりました。また、PC がバッテリのみで動作している場合、電力状態をチェックしてソフトウェア更新が可能かどうか確認されるようになります。さらに、更新パッケージ サイズの縮小にも継続的に取り組んでいます。ソフトウェア更新のサイズ縮小への取り組みについては、今後も情報をお届けしてまいりますのでご期待ください。

お客様の要望への対応

今回追加された新機能の魅力は、即応性の高い技術とクラウドファーストのモデルを採用している点にあります。これにより、マイクロソフトはお客様の要望にこれまで以上に迅速に対応することができるようになりました。今後数か月のうちに、ソフトウェア更新サイズの最適化、ユーザー モードのストリーミング、および共有コンピューター ライセンス認証についてさらに詳しい情報をお届けする予定です。ソフトウェア更新を適用するための基礎的なプロセスなど、さまざまな情報を実際に確認したいというお客様には、当シリーズのビデオをご覧になることをお勧めします。

 

またお会いできることを楽しみにしています。

 

Jeremy Chapman

参考情報

クイック実行用 Office 展開ツール (英語)

 

Office 展開サポート チーム ブログ (英語)

 

ガレージ シリーズのビデオ チャンネル (英語)

 

ガレージ シリーズ第 1 期のブログ記事のアーカイブ (英語)

 

Twitter で @OfficeGarage をフォローする

 

Windows Phoneおよび Windows 8用 Office 365 ガレージ シリーズ アプリ

 

Office “Ignite” オンライン トレーニング

ガレージ シリーズの司会者について

Jeremy Chapman はマイクロソフトの社員で、今後の Office のクライアントおよびサービス配信の最適化を担当するシニア開発リードを務めています。Chapman はアプリケーションの互換性、およびデプロイ自動化ツールとインフラストラクチャの参照アーキテクチャの構築に携わってきており、こうした経験が、最新のクイック実行インストールなど、Office の新しいエンタープライズ機能における優先順位決定の基礎となっています。プライベートでは、自動車改造マニアであると同時に、さまざまな言語に通じています。Curtis Sawin は、長年にわたり、アプリケーション管理、ソフトウェア配布、および早期導入プログラムでの Office 365 の実装に携わってきました。プライベートでは、長距離競泳やアウトドアを楽しんでいます。

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 566

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>