対象: 新Office365 Office 365 Enterprise
(この記事は 2014 年 5 月 15 日に Office Deployment Support Team Blog に投稿された記事 New Application Selection feature offered with the May 2014 update of Office 2013 Click-to-Runの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)
概要
2014 年 5 月にリリースされた Office 展開ツールの更新版および Office 2013 クイック実行の更新版 (ビルド 15.0.4615.1001) を利用すると、管理者はインストール対象から除外するアプリケーションを指定して、インストール環境をカスタマイズできるようになります。
注: 2014 年 5 月以前の Office 展開ツールおよび Office 2013 クイック実行のバージョンでは、アプリケーション選択機能はサポートされません。
詳細情報
Office 展開ツール (英語)と共に提供される configuration.xml ファイルで、ExcludeApp という要素が新しくサポートされます。この要素にアプリケーション名を設定すると、そのアプリケーションはインストール対象から除外されます。以下に、configuration.xml ファイルのサンプルの一部を示します。
<Product ID="O365ProPlusRetail">
<Language ID="en-us" />
<ExcludeApp ID="Access" />
<ExcludeApp ID="Outlook" />
</Product>
全アプリケーションの名前と ID は次のとおりです。
アプリケーション名 | アプリケーション ID |
Access | <ExcludeApp ID="Access" /> |
Excel | <ExcludeApp ID="Excel" /> |
InfoPath | <ExcludeApp ID="InfoPath" /> |
Lync | <ExcludeApp ID="Lync" /> |
OneDrive for Business | <ExcludeApp ID="Groove" /> |
OneNote | <ExcludeApp ID="OneNote" /> |
Outlook | <ExcludeApp ID="Outlook" /> |
PowerPoint | <ExcludeApp ID="PowerPoint" /> |
Project | <ExcludeApp ID="Project" /> |
Publisher | <ExcludeApp ID="Publisher" /> |
SharePoint Designer | <ExcludeApp ID="SharePointDesigner" /> |
Visio | <ExcludeApp ID="Visio" /> |
Word | <ExcludeApp ID="Word" /> |
この要素を追加した configuration.xml ファイルを作成し、以下のコマンド ラインを実行します。
<パス>\setup.exe /configure <パス>\<構成ファイル名>.xml
このコマンド ラインを実行すると、ExcludeApp 要素に指定されたアプリケーションを除いて Office 2013 クイック実行のインストールが行われます。アプリケーションをインストール対象に戻したい場合は、該当するアプリケーションの ExcludeApp ID エントリを configuration.xml ファイルから削除して、上記のコマンド ラインを再実行します。
注: Office 2013 クイック実行のオンライン修復を行うと、システム上のすべてのアプリケーションがインストールされ、configuration.xml ファイルに加えられた設定は上書きされます。