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Office 構成アナライザー ツール (OffCAT) バージョン 1.2 へのアップグレード

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business

 

(この記事は 2014 年 3 月 18 日に Exchange Team Blog に投稿された記事 Upgrade to Office Configuration Analyzer Tool (OffCAT) version 1.2の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

1 年前の 2013 年 3 月 8 日、最初のバージョンの OffCAT がリリースされました。それから 12 か月の間に、OffCAT チームは新バージョン (1.1) をリリースし、260 以上の新しい検出ルールと 250 以上のバグ修正/機能強化を含む、多数のルール ファイル更新プログラムを公開してきました。現在、ダウンロード数は 10 万 を超えています。そんな中、マイクロソフトは最新のバージョン 1.2 (英語)をリリースしました。

 

OffCAT バージョン 1.2 には数多くの新機能、診断ルール、修正が含まれていますので、ぜひバージョン 1.2 をインストールして、追加された機能をお試しください。

 

症状ベースの問題レポート

検出された問題のリストを含むレポートの有用性を高めるために、既定のレポート ビューでは リスト内の問題が症状別に分類されるようにしました。OffCAT によって検出されるすべての問題には、1 つまたは複数の症状がタグ付けされるため、関連性の高い問題をすぐに見つけることができます。

 

 

顧客からレポートされた問題に最も近い症状だけを表示したい場合には、[Filter]コントロールをクリックしてチェック ボックスをオン/オフにすることで、レポート内に表示させる症状を選択可能です。

 

 

フィルターは、[Filter] コントロールの右隣にあるコントロールをクリックするだけで、簡単に解除することができます。

 

 

CalCheck.log ファイルを開くリンク

スキャン中に CalCheck が問題を検出した場合、CalCheck.log ファイルが %Temp% フォルダーにあれば、スキャン レポートに [Open CalCheck log]リンクが表示されます。このリンクをクリックすると、問題が検出された会議に関して、CalCheck.log ファイルにのみ記録されている詳細情報をすぐに確認できます。

 

 

Office Alerts

すべてのお客様に目を通していただきたい重要な情報を掲示するために、[Scan]ページ下部に専用のスペースを新設しました。ここから、更新プログラム、最新ニュース、サポートライフサイクルなどの情報を確認していただけます。

 

 

これらの通知をクリックすると、OffCAT レポート上で問題をクリックするときと同じように、内容の説明と、詳細情報を掲載している記事へのリンクが表示されます。

 

 

KMS クライアントライセンス認証ツールボックス

また、[Scan] ページには [KMS client activation]リンクが表示されます。このリンクをクリックすると、KMS クライアントのライセンス認証の問題を解決するさまざまなツールを提供する OffCAT の新しいセクションに移動します。

 

 

このリンクをクリックすると、新しい [KMS Client]画面が表示され、そこで KMS のライセンス認証に関する既知の問題の大部分を解決することができます。

 

 

OffCAT のわかりやすい UI を通じて情報を確認できるようになったため、Ospp.vbs スクリプトを実行する必要はなくなります。

 

.zip へのエクスポート

実施した OffCAT スキャンを他のユーザーに確認してもらうときには、新しいエクスポート オプションを使用することをお勧めします。なぜかというと、OffCAT の結果には、CalCheck により検出された問題に関するエラーや警告も含まれています。こうしたエラーや警告は、CalCheck.logファイルへの参照を含んでおり、.zip オプションを使用して OffCAT レポートをエクスポートした場合にのみ、このログ ファイルを相手のユーザーに渡すことができるためです。

 

 

スキャン インポート時のドラッグ アンド ドロップ

[Import scan] をクリックした後、確認したい .xml ファイルを参照する、という手順を踏む必要はありません。該当ファイルを直接 [View or Import Scans] 画面にドラッグ アンド ドロップすれば、瞬時にレポートを表示することができます。定期的にスキャンをインポートするユーザーの皆様は、この機能によって作業時間を節約できるでしょう。

 

スキャンの管理性向上

大量のスキャン リストを円滑に管理できるように、[View or Import Scans] 画面に、スキャン リストの検索や、ワンクリック削除のほか、スキャン削除の効率を向上させる複数選択コントロールなどといった新機能を追加しました。

  • スキャン リストの検索

    [View or Import Scans] ページに多数のスキャン リストがある場合でも、虫眼鏡アイコンの左隣にある検索ボックスを使用すればスキャンを検索できます。

     

  • ワンクリック削除

    [View or Import Scans] 画面でリスト内の任意のスキャン上にポインターを合わせてから右端の赤い [X] をクリックすると、ワンクリックでそのスキャンを削除できます。

     

  • 複数選択のコントロール

    以前のバージョンの OffCAT では、スキャンを削除する際、1 つ 1 つ削除する方法か、[Delete all] ですべて削除する方法しか提供されていませんでした。OffCAT バージョン 1.2 では、選択したアイテムを削除できるようになりました。リスト上で、各スキャンの左隣にあるチェックボックスをオンにしてスキャンを選択してから、[Delete selection]をクリックすると削除できます。

     

Office 365 ユーザー向け参考資料の最新リスト

左側のパネルで [Office 365 Resources]リンクをクリックすると、Office 365 の問題を解決するうえで最も役立つ参考資料の最新リストが表示されます。

 

 

すべての新機能の詳細については、\Microsoft OffCAT フォルダー内またはダウンロード センター (英語)にある、最新の ReadMe ファイルをご覧ください。

 

 

OffCAT バージョン 1.2 のインストール

以前のバージョンの OffCAT と同様、バージョン 1.2 は以下の 2 つの方法で、Microsoft ダウンロード センター (英語)からインストールできます。

  • OffCAT.msi
  • OffCAT.zip

 

OffCAT.msi

ほとんどのお客様は、Microsoft ダウンロード センターから入手した OffCAT.msi ファイルを使用して OffCAT をインストールします。この方法で OffCAT バージョン 1.0 または 1.1 をインストールしたお客様は、以下が OffCAT バージョン 1.2 をインストールする最短の手順です。

  1. 現在インストールされているバージョンの OffCAT を起動します。
  2. 下図のプロンプトが表示されたら ([Check for updates on startup]をオンにしている場合に表示されます)、[Update the tool in place]オプションを選択します。

     

     

    OffCAT の左側のパネルから [OffCAT Updates]をクリックし、次に [Check for updates now]をクリックしてください。

    Microsoft ダウンロード センターから OffCAT.msi ファイルがダウンロードされ、起動された後、インストールを開始する準備が整います。

     

     

    旧バージョンの OffCAT は、OffCAT バージョン 1.2 のセットアップ プロセスによって自動的に削除されるため、バージョン 1.2 に更新する前に手動で削除する必要はありません。

  3. 更新が完了したら、スタートメニューまたはスタート画面のショートカットから OffCAT を起動します。

 

OffCAT.zip

.zip ファイルをダウンロードして、以前のバージョンの OffCAT を「インストールした」場合には、次の手順で、OffCAT バージョン 1.2 をコンピューターにインストールすることができます。

  1. 以前のバージョンの .zip ファイルから解凍された OffCAT ファイルを含むフォルダーを検索して削除します。
  2. OffCAT ダウンロード ページ (英語)にアクセスします。ダウンロードするファイルを選択するように促すメッセージが表示されたら、OffCAT.zip を選択します。

     

     

  3. OffCAT.zip から新しいフォルダー内にファイルを解凍します。
  4. 新しいフォルダー内の OffCAT.exe を使用して OffCAT バージョン 1.2 を起動します。

 

OffCAT のコマンドラインバージョン

ユーザーに手動で OffCAT を実行させたくない場合には、OffCAT のコマンドライン バージョン (OffCATcmd.exe) を実行することによって、ユーザーのコンピューターをスキャンすることができます。

 

OffCATcmd.exe 用のすべてのコマンドライン スイッチについては、ReadMe_OffCATv1.2.docxファイルで (例を挙げながら) 詳しく解説しています。

 

OffCAT のグループ ポリシー

OffCAT バージョン 1.2 では、企業の設定で制御できるように多くのユーザーが望んでいる機能に対して、グループ ポリシー管理を引き続きサポートします。既に OffCAT バージョン 1.1 のグループ ポリシー テンプレートを使用している場合は、特に変更作業は必要ありません。ただし、OffCAT バージョン 1.0 のグループ ポリシー テンプレートを使用している場合、または現在 OffCAT ポリシーを使用していない場合は、Microsoft ダウンロード センターの OffCAT のページ (英語)から OffCATv12.adm をダウンロードしてください。

 

OffCAT で利用できるすべてのポリシーについては、ReadMe_OffCATv1.2.docxファイルに詳しく解説されています。

 

OffCAT バージョン 1.2 の関連ドキュメント

Microsoft ダウンロード センターから、OffCAT ツールに関する詳細なユーザー ガイドをダウンロードできます。OffCAT ツールをインストールして使用する前に、このドキュメントをご一読されることを強く推奨します。

 

ReadMe_OffCATv1.2.docx ファイル (英語)

 

注: この ReadMe は、OffCAT.msi インストール ファイルと OffCAT.zip ファイルにも含まれていますので、ダウンロード センターからダウンロードする必要はありませんが、OffCAT をインストールする前にこのドキュメントをお読みになりたい場合には、ダウンロード センターからダウンロードできます。

 

Greg Mansius


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