対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business
(この記事は 2014 年 2 月 20 日に The Exchange Team Blog に掲載された記事の翻訳です)
投稿者: Exchange チーム、投稿日: 2014 年 2 月 20日
昨年リリースされた Exchange 2013 には、階層型アドレス帳 (HAB) という機能があり、この機能はオンプレミス環境で構成することができます。
現在では多数のお客様がクラウドの価値を認め、その移行を進めているため、オンライン環境とオンプレミス環境の両方のユーザー エクスペリエンスに一貫性を持たせることは必須ではありませんが、それを望む声があることも事実です。こうした期待に応えるために、このたびマイクロソフトは、世界中の Office 365 ユーザーの皆様に階層型アドレス帳をご利用いただけるようにすることにしました。
これにより Office 365 のテナント管理者は、オンプレミス環境の場合と同じコマンドで、階層型アドレス帳を構成できるようになります。
階層型アドレス帳の構成方法と使用方法の詳細については、Exchange 2013 のヘルプ ドキュメントの「階層型アドレス帳」の項目を参照してください。
よく寄せられる質問
一部のユーザーのメールボックスを Office 365 に移動し、残りのユーザーのメールボックスをオンプレミスのインフラストラクチャに残したままにする場合、すべてのユーザーが同じ階層型アドレス帳を表示できるのですか。
いいえ。ご質問のようなハイブリッド環境のケースでは、階層型アドレス帳が同期されないことがあり、マイクロソフトでは現在その解決にあたっています。この問題は近いうちに解決される見込みです。
Outlook Web App (OWA) ユーザーはこの階層型アドレス帳を使用できますか。
いいえ。現時点では、階層型アドレス帳は Outlook 2010/2013 でのみ使用できます。
Paul Lo