対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business
(この記事は 2013 年 11 月 19 日に Office 365 Technology Blog に投稿された記事の翻訳です)
投稿者: Office 365 チーム、投稿日: 11 月 19 日
今回は、SharePoint チームのシニア プロダクト マネージャーを務める Mark Kashman (@mkashman) の記事をご紹介します。
新しい SharePoint では、モバイル デバイスでの SharePoint サイトやコンテンツの操作方法 (コンテンポラリ表示 、デバイス チャネル ) と新しいネイティブ アプリ (SkyDrive Pro アプリ (英語) 、SharePoint Newsfeed アプリ (英語) ) において、重要な技術革新がありました。タッチ操作 (英語) は、初期段階から新しい Office の全製品における開発の中核的な領域であり、SharePoint においても例外ではありません。SharePoint では、ますますタッチ操作との統合が進められています。
新しいタッチ デザインが採用されたモバイル ページでは、SharePoint の 2 つの主要コンポーネントである SkyDrive Pro およびサイトの機能が強化されています。画面サイズが 4 ~ 11 インチの小型デバイスから SharePoint Online にアクセスする場合、アプリ形式のインターフェイスが使用されるようになったため、ドキュメントやチーム サイトでの操作が非常に便利になりました。
世界中の Office 365 のビジネス ユーザーを対象に、数週間以内に新しいタッチ デザインのページがリリースされる予定です。
11 インチのタッチ タブレット デバイスで SkyDrive Pro の [マイ ドキュメント] を開いた場合の新しいタッチ デザイン画面
タッチ デザイン インターフェイスの Backstage を 11 インチ画面で表示した様子。Office 365 タイルへのナビゲーション アクセスが表示される
SharePoint 2013 でサポートされているモバイル デバイス ブラウザーの一覧は、こちらを参照してください 。
ここからは、タッチ デザインのページがどのように動作するかを詳しくご説明します。
SharePoint Online と新しいタッチ デザイン インターフェイス
タッチ デザインでは、SkyDrive Pro および Office 365 のサイト用のブラウザーの表示や操作性が刷新され、さらに使いやすくなりました。ドキュメントがタッチ可能な大きなタイルとして画面に表示されるこのアプリ形式のデザインは、先日発表された OWA for iPhone および OWA for iPad に最初に導入されました。SkyDrive Pro とサイトに採用された新しいタッチ デザインでは、タイルにタッチすると、ドキュメント、共有されたドキュメント、フォローしているドキュメントを表示することができます。また、タッチ操作でドキュメントを開いたり、ドキュメントの URL を他のユーザーと共有したりすることもできます。
ドキュメントやサイトのレビューが終了した後に、それを他の人と「共有」する必要が出てくる場合があります。新しいインターフェイスでは、非常に簡単な操作でドキュメントを共有できるようになっています。右上の共有アイコン (下図を参照) をタップし、受信者の電子メール アドレス、アクセス許可のレベル (表示または編集)、サインインの必要の有無を指定するだけで、ドキュメントを簡単に共有できます。これは、Office 365 に導入して以来 Office 365 ユーザーに高く評価いただいている外部共有 と同じ手順です。
タッチ デザインの Backstage ビューからドキュメントを (内部または外部に対して) 共有。ドキュメントの隣に表示されている三点リーダー (…) をタップすると Backstage が開く
新しいタッチ デザインのページは、ほとんどのデバイスに既定で搭載されます。Surface やその他の Windows タブレット、Windows Phone、iPhone や iPad、Android 搭載スマートフォンやタブレットのいずれかを使用している場合、SkyDrive Pro やサイトにアクセスすると、新しいタッチ デザイン インターフェイスが自動的に表示されます。
ナビゲーション
サインイン後にページ左下角のナビゲーション アイコンをタップすると、SkyDrive Pro とサイトを切り替えられるようになります。また、サブスクリプションを保有している Office 365 について、メール、予定表、連絡先などの他のコンポーネントに移動するタイルが表示されます。
左下のアイコンをタップして Backstage にアクセス。ここで表示されるタイルをタップすると、SkyDrive Pro およびサイトに移動できる
小型デバイスに対応したタッチ デザイン
タッチ デザインは、画面サイズが 4 インチから 11 インチの小型デバイスでも最適に操作できるように開発されました。これまでに説明したとおり、ページのユーザー エクスペリエンスは、11 インチより小さいデバイスでも 11 インチのデバイスとまったく同じです。つまり小型デバイスでも、ドキュメントやサイトへのアクセス性に変わりはありません。
下の図は、4 インチ画面でのタッチ デザインを、4 つの一般的な操作の例で示したものです。
タッチ デザイン インターフェイスの Backstage を 4 インチ画面で表示した様子。Office 365 タイルへのナビゲーション アクセスが表示される。SkyDrive Pro のタイルをクリックすると、[自分と共有] ドキュメント ピボットが表示される
SkyDrive Pro のタイルをクリックすると、[ドキュメントのフォロー] ドキュメント ピボットが表示される。サイトのタイルをクリックすると、フォローしているサイトの一覧が表示される
これまでにないモバイル性の実現
今回の発表は、ユーザーの各種デバイスで、Office 365 で中核となる SharePoint のアクセス先 (SkyDrive Pro およびサイト) に対するタッチ操作を大幅に改善するものでした。今後もタッチ機能のさらなる充実に努めてまいりますので、どうぞご期待ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Mark Kashman (@mkashman)
よく寄せられる質問
Q: 新しいタッチデザインのモバイルページを使用できるのは、どの Office 365 プランですか。
A: 新しいタッチ デザインのモバイル ページは、ビジネス向け Office 365 ユーザーの皆様全員にご利用いただけます。具体的なプラン名としては、Office 365 Small Business (P1)、Office 365 Small Business Premium (P2)、Office 365 Midsize Business、Office 365 Enterprise E1/E3/E4、Office 365 Education A2/A3/A4、Office 365 Government G1/G3/G4、Office 365 Enterprise E3 for Nonprofits となります。
Q: 今回の発表は、Office 365 Dedicated の加入者も対象となりますか。
A: いいえ。Office 365 Dedicated プランは独自の独立したインフラストラクチャで管理されているため、今回の更新は適用されません。
Q: 今回の発表は、SharePoint 2013 をオンプレミスで展開している場合も対象となりますか。
A: いいえ。今回の発表は、SharePoint Online の Office 365 サービス インスタンスにのみ適用されます。