対象: 新Office 365 Office 365 Enterprise, Office 365 Midsize Business, Office 365 Small Business
Lync Online は、PC があれば遠隔地ともすぐに音声や映像、資料などを共有しながら臨場感のあふれるオンライン会議を始めることができる便利なツールです。このツールは、組織内の Lync Online のライセンスを持つユーザー同士でオンライン会議を行うことができるだけでなく、ライセンスを持たない組織外のユーザーをオンライン会議に招待することも可能です。(※ 組織内のユーザーはオンライン会議への参加に最低 Lync Online プラン 1 相当のライセンスが必要です)
たとえば、普段から付き合いのある遠隔地の取引先ともオンライン会議を行うことができます。オンライン会議を外部のユーザーと行うには、オンライン会議へのリンクがついた会議出席依頼を、招待するユーザーに送信します。Outlook の予定表から [新しいLync会議]をクリックして会議を作成します。
その際、外部のユーザーの PC や Mac に Web カメラやマイクが付いている場合、音声や映像を交えた会議を行うことができます。2013 年の新しい Office 365 では、外部のユーザーは Lync Web App という仕組みで、ブラウザーベースで音声や映像を交えた会議に参加することができます。
外部ユーザーの会議への招待方法
組織内ユーザーの招待と何ら変わるところはありません。変わるのは、組織内ユーザーのアドレスの代わりに、一般的な電子メールアドレスを宛先に入れるだけです。
Outlook から招待する場合は予定表の画面から [新しい Lync 会議] をクリックすると、Lync 会議に参加するためのリンクが生成された会議出席依頼が作成されます。これを組織外のユーザーに送付すれば完了です。
Outlook Web App から招待する場合も同様に簡単です。予定表の画面から[新しいイベント]を作成して、[オンライン会議の設定]をクリックします。すると、Lync 会議に参加するためのリンクが生成された会議出席依頼が作成されます。これを組織外のユーザーに送付すれば完了です。
会議出席依頼を受け取った組織外ユーザーの会議への参加手順
組織外のユーザーは必ずしも Exchange や Outlook を利用しているとは限りませんので、受信した会議出席依頼は、普通のメールとして受信することになるでしょう。
メールを受信したら、Lync 会議に参加したい場合は、受け取ったメールに記載されているLync 会議へのリンク URL をクリックします。
すると、Lync Online のページがブラウザーで開きます。参加するときに会議の中で表示するユーザー名 (任意の名前でOK) をテキストボックスに入力して [会議への参加]をクリックします。
初回の参加時には、Lync Web App プラグインのインストールを求められます。プラグインダウンロードのメッセージが表示されたら[実行]してください。
すると、Lync Web App プラグインのインストーラが走り、インストールは一瞬で完了します。
Lync 会議の画面がブラウザー内で表示されます。初回の場合、プラグインを信頼済みにするか聞かれる場合は[許可]をクリックしてください。
初回の場合は、プラグインがファイアウォールに対してアクセス許可を求めるダイアログボックスも表示される場合があります。その場合は[アクセスを許可する]をクリックします。
すべて正常に完了すると、下記のようにゲストとしてブラウザーの中でビデオ会議に参加できます。
注: Windows XP および Windows Vista では、音声とビデオはご利用できませんのでご注意ください。