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新たなレポート機能で社内の Lync の使用状況を視覚的に把握する

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business

 

(この記事は 2013 年 10 月 3 日に Office 365 Technology Blog に投稿された記事の翻訳です)

 

投稿者: Office 365 チーム、投稿日: 10 月 3 日

 

今回は、Skype チームの Lync Online 担当テクニカル プロダクト マネージャーを務める Tim Woo の記事をご紹介します。

先日、Lync Online チームは、統合された Office 365 管理センターで新たに 3 つの使用状況レポートをリリースしました。これまで、使用状況の指標は Windows PowerShell または REST レポート Web サービスでのみ提供されていました。

 

  • アクティブ ユーザー数 - レポートの対象期間中に Lync にサインインし、ピアツーピア セッションまたは会議に参加したユーザー数。
  • 音声/ビデオ通話の合計時間 - レポートの対象期間中の音声/ビデオ通話の合計時間。
  • 音声/ビデオ会議の合計時間- レポートの対象期間中の音声/ビデオ会議の合計時間。

新しいレポート機能により、社内での Lync Online の使用状況に関する統計情報を、自動的に生成されるグラフィックな表示のレポートを使用して分析できるようになります。5 月にリリースされた Lync Online レポートでは以下の指標が提供されていましたが、今回のリリースによってさらに詳細なレポートの作成が可能になります。

  • ピアツーピア セッション レポート
  • ピアツーピア セッションの合計数
  • IM セッションの数
  • 音声セッションの数
  • ビデオ セッションの数
  • アプリケーション共有セッションの数
  • ファイル転送セッションの数
  • 会議レポート
  • 会議の合計数
  • IM 会議の数
  • 音声/ビデオ会議の数
  • アプリケーション共有会議の数
  • Web 会議の数
  • 電話会議の数

新たなレポートが Office 365 管理センターにロールアウトされた後も、これまで同様 Windows PowerShell を使用して上記すべての指標を取得できます。8 月の Lync Online PowerShell についてのブログ記事を参照してください。開発者の皆様は、カスタムのサービス レポート アプリケーションおよび Web ポータルで Office 365 レポート REST Web サービス (RWS) を利用して Lync Online の使用状況の指標を表示できます。

 

Lync Online レポートの概要

Office 365 管理センター、PowerShell コマンドレット、REST レポート Web サービスのいずれを使用しても、Lync Online で取得する使用状況データの内容は変わりません。

Office 365 管理センター

PowerShell コマンドレット

REST レポート Web サービス

  • アクティブ ユーザー数
  • Get-CsActiveUserReport
  • CsActiveUserDaily
  • CsActiveUserWeekly
  • CsActiveUserMonthly
  • CsActiveUserYearly
  • ピアツーピア音声通話の合計時間
  • ピアツーピア ビデオ通話の合計時間
  • Get-CsP2PAVTimeReport
  • CsP2PAVTimeDaily
  • CsP2PAVTimeWeekly
  • CsP2PAVTimeMonthly
  • 音声/ビデオ会議の合計時間
  • Get-CsAVConferenceTimeReport
  • CsAVConferenceTimeDaily
  • CsAVConferenceTimeWeekly
  • CsAVConferenceTimeMonthly
  • ピアツーピア セッション合計数
  • IM セッションの数
  • 音声セッションの数
  • ビデオ セッションの数
  • アプリケーション共有セッションの数
  • ファイル転送セッションの数
  • Get-CsP2PSessionReport
  • CsP2PSessionDaily
  • CsP2PSessionWeekly
  • CsP2PSessionMonthly
  • 会議の合計数
  • IM 会議の数
  • 音声/ビデオ会議の数
  • アプリケーション共有会議の数
  • Web 会議の数
  • 電話会議の数
  • Get-CsConferenceReport
  • CsConferenceDaily
  • CsConferenceWeekly
  • CsConferenceMonthly

どのレポートをいつ使用すべきか

レポートをどのような方法で入手するかは、人それぞれの好みによりますが、レポートをどのように使用するかによっても異なります。GUI やグラフを使用する場合は、Office 365 管理センターのレポートが最もニーズに適しています。一方、複数のレポートを作成したり、コマンドラインでスクリプトを実行したりする管理者の方には、PowerShell の使用をお勧めします。また、レポートを他のアプリケーションで表示したい場合は、REST レポート Web サービスで Lync Online の使用状況データを取得すると良いでしょう。

レポートの作成方法

使いやすさ

カスタマイズ性

Office 365 管理センター

シンプルかつ対話的に状態や正常性をチェック可能。

低い。対話的なフィルタリング (日付別)、トリガーによるトランスポート ポリシー ルールなど。

レポート作成用 PowerShell コマンドレット

スクリプトが必要。スクリプトベースの IT 管理ツールにより定期的に生成されるレポート向けに正確なデータを取得可能。

高い。スクリプトベースの分析ツールに最適。

REST レポート Web サービス

プログラミングが必要なサービス監視ポータル、またはカスタム サービスや Office 365 以外のサービスとの統合が必要なスコアカード向け。

非常に高い。REST Web サービスでは ODATA2 クエリのフィルタリングを使用できるほか、Microsoft Visual Studio で IDE によるプログラミングも可能です。

どのような方法でアクセスするにせよ、Lync Online レポートを利用すれば社内の Lync Online の使用状況を視覚化し、有効活用できているかどうかを確認することができます。使用率や社員への浸透率が期待していた数値に達していない場合は、Lync Online ユーザーとしての意識を高めたり学習したりする場を設ける必要があります。Lync の学習や活用促進を支援するために、中小企業の方には早速 IM およびオンライン会議に Lync を使い始めることをお勧めします。また、「Lync 2013 Rollout and Adoption Success Kit (RASK英語)」の記事で Lync の普及促進に役に立つヒントや手法を紹介しているので、管理者や IT プロフェッショナルを多数抱える大規模企業の方もぜひご覧ください。

注意: すべての使用状況レポートおよび指標を使用するには Exchange ライセンスが 1 つ必要になります。Office 365 管理センターの使用状況レポートは、Small Business プランおよび Small Business Premium プランを除くほとんどのビジネス向け Office 365 プランでご利用いただけます。

さらに詳しい情報については、以下のページを参照してください。

  • Lync Online のレポート作成用 PowerShell コマンドレット関連資料 (「レポート作成のコマンドレット」セクションの Get-Cs...Report コマンドレット各項を参照)

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj200780(v=exchg.150).aspx

  • Lync Online レポート REST Web サー��ス (RWS)

Office 365 レポート Web サービスについて (英語)

Office 365 レポート Web サービス (英語)

-- Tim Woo

 


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