対象: 新Office 365 Office 365 Enterprise, Office 365 Midsize Business, Office 365 Small Business
だいぶ前になりますが、SharePoint 2010 時代に SharePoint Online で利用できるサイトテンプレートについてこのブログでご紹介しました。いまは多くのお客様が SharePoint 2013 で SharePoint Online をご利用だと思いますので、今回は 2013 バージョンのご紹介をします。
SharePoint 2013 で利用できるサイトテンプレートは、SharePoint 2010 で利用できたものと比べると簡略化されており、利用実績をベースにユーザーのコアなニーズにこたえるようにしています。
以下では利用できるサイト テンプレートのタブごとにまとめています。
* を付けたテンプレートは SharePoint 管理センターからサイトコレクションを作成するときにのみ選択できます。(通常のサイトからのサブサイトの作成時には選択できません。)
** を付けたテンプレートは特定の種類のサイトコレクションのサブサイトとしてのみ選択できます。
*** を付けたテンプレートは追加のライセンスが必要です。
グループ作業 | |
チームサイト グループで共同作業する場所です。 | ブログ アイデア、見解、専門知識などを投稿し、閲覧者がコメントを入力できる個人またはチーム用のサイトです。
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プロジェクト サイト プロジェクトの管理および共同作業のためのサイトです。このサイト テンプレートでは、プロジェクトに関連するすべての状態、コミュニケーション、成果物が 1 か所にまとめられます。 | コミュニティ サイト コミュニティ メンバーが共通の関心のあるトピックについて意見を交換する場所です。メンバーは、カテゴリを検索したり、ディスカッションを人気の高い順で並び替えたり、ベスト リプライの投稿のみを表示したりして、内容を閲覧し、関連性の高いコンテンツを見つけることができます。メンバーは、コミュニティに参加することで評価ポイントを獲得します。コミュニティには、ディスカッションを始める、ディスカッションに返信する、投稿を「いいね!」と評価する、ベスト リプライを指定するなどして参加します。
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開発者向けサイト* Office 用アプリを構築、テスト、および発行するための開発者向けサイトです。 | |
エンタープライズ | |
ドキュメント センター 企業のドキュメントを一元管理するためのサイトです。 | レコード センター このテンプレートを使用して、レコード管理用のサイトを作成します。レコードの管理者は、サイトにアップロードされたファイルが自動的に仕分けされるようにルーティング テーブルを構成できます。このサイトでは、レコードのリポジトリ追加後の削除と変更についてのルールを設定することもできます。
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ビジネス インテリジェンス センター ビジネス インテリジェンス コンテンツを SharePoint に表示するサイトです。 (あらかじめサイトコレクションの機能で SharePoint Server 発行インストラクチャのアクティブ化が必要です) | エンタープライズ検索センター エンタープライズのさまざまなニーズに合わせて検索することに重点を置いたサイトです。このサイトには、検索ボックスを備えたウェルカム ページがあり、このボックスを使って、4 つのタイプの検索 (一般的な検索、ひとの検索、会話の検索、ビデオの検索) を行うことができます。他のタイプの検索クエリを実行できるように、新しい検索結果ページを追加してカスタマイズすることもできます。
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基本検索センター 基本的な検索機能の提供に重点を置いたサイトです。このサイトには、ユーザーに検索結果ページを示す検索ボックスを備えたウェルカム ページと、高度な検索のページがあります。この検索センターはナビゲーションに表示されません。 | Visio プロセス リポジトリ Visio プロセス図を表示、共有、および保存するためのサイトです。バージョン管理機能付きドキュメント ライブラリや、基本フローチャート、部門連係フローチャート、および BPMN 図のテンプレートを備えています。(次のバージョンでは削除されることが決まっています)
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電子情報開示センター* 法的事項や調査のためにコンテンツの保管、検索、エクスポートを管理するサイトです。(説明ビデオがご覧いただけます) | チームサイト - SharePoint Online の構成* 組織のメンバーが、サイトの編集や新しいサイトの作成、外部ユーザーとのサイトの共有を行えるように構成されたチーム サイトです。
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個人用サイトのホスト* 個人向けのサイト (個人用サイト) とパブリックのユーザー プロファイル ページをホストするために使用されるサイトです。このテンプレートは、User Profile Service Application ごとに 1 度だけ準備してください。(通常、このサイトテンプレートを使うことはありません。)
| コミュニティ ポータル* コミュニティを検索できるサイトです。 |
電子情報開示ケース** このテンプレートは、電子情報開示ケースを作成します。ユーザーは、データを保存またはエクスポートできる場所を作成します。(電子情報開示センターのサブサイトとして作成が可能です) | |
発行 | |
発行ポータル* インターネット用サイトまたは大規模なイントラネット ポータルの開始サイト階層です。このサイトは、独自のブランドに合わせて簡単にカスタマイズできます。この開始サイトには、ホーム ページ、サンプルのプレス リリース サブサイト、検索センター、およびログイン ページが組み込まれています。通常、このサイトには投稿者よりも多くの閲覧者がいます。また、承認ワークフローを使用した Web ページの発行にも使用されます。
| エンタープライズ Wiki*/** ユーザーの知識情報や全社で共有したい情報を発行するためのサイトです。1 か所に集約された便利なコンテンツ編集機能によって、共同編集、ディスカッション、プロジェクト マネジメントが可能です。(発行サイトのサブサイトとして作成が可能です) |
発行サイト** Web サイトを展開したり、Web ページを迅速に発行するための空のサイトです。投稿者はページの下書きバージョンで作業を行って、このバージョンを発行し、閲覧者に表示されるようにすることができます。このサイトには、Web 発行リソースの保存用に、ドキュメント ライブラリと画像ライブラリが用意されています。(発行ポータルのサブサイトとして作成が可能です) | ワークフロー付き発行サイト** 承認ワークフローを使用し、スケジュールに従って Web ページを発行するためのサイトです。サイトには、Web 発行リソースの保存用に、ドキュメント ライブラリと画像ライブラリが用意されています。既定では、このサイトの下位に作成できるのは、このテンプレートを使用したサイトのみです。(発行ポータルのサブサイトとして作成が可能です) |
Duet Enterprise | |
SAP ワークフロー サイト すべてのユーザー業務タスクを集約する SAP ワークフロー サイト。そのワークフローに関連する他の Web パーツを追加できます。 | |
その他 | |
Project Web App*** Project Online ライセンスを購入している場合に利用できます。(説明用ビデオをご参照いただけます) |
以下のサイトテンプレートは SharePoint 2013 では利用できなくなりました。(理由は TechNet 記事に記載されています)
- Express チームサイト
- 会議ワークスペース
- グループワークサイト
- 連絡先管理 Web データベースなどの Access Web サイト (Access アプリの形式が変わったため)
- ドキュメント ワークスペース
- 個人用設定サイト
エンドユーザー向けのサイト作成マニュアルがご利用いただけますのでご活用ください。
SharePoint 2013 サイトの作成時のテンプレート選択やデザイン選択などについては、ビデオでも操作手順を詳しく見ることができます。以下のビデオをご参照ください。