対象:新Office 365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business
ライブラリを最初に SkyDrive Pro と同期する際に、SkyDrive Pro ライブラリと別の SharePoint ライブラリのどちらであろうと、同期したライブラリを保存するローカル コンピューター上の場所を変更するオプションが SkyDrive Pro ウィザードに表示されます。
これに気づかなくても問題はありません。同期したライブラリは、常に Windows の [お気に入り] に表示されます。SkyDrive Pro ライブラリは、以下のように SkyDrive Pro フォルダーに表示されます。
同期したその他の SharePoint ライブラリは、SharePoint フォルダーの下の、同期したライブラリの名前が付いたサブフォルダーにあります。
このように、通常は、同期済みフォルダーが保存されるローカル ファイル システム上の場所を気にする必要はありません。
では、「既定の同期フォルダー」にはどのような意味があるのでしょうか。これは主に、バインディングにあります。最初のライブラリを同期すると、以降のライブラリはすべて同じパスで同期する必要があります。上記の例では、SkyDrive Pro ライブラリは c:\users\joelev\SkyDrive @ Contoso に同期されます。ただし、[同期する] をクリックする前に、変更オプションを使用して別の「ルート」パスを選択した場合は、この限りではありません。
このライブラリの選択で既定値を受け入れた場合、次に別のライブラリを同期する際に、「ルート」パスを変更するオプションは表示されません。ライブラリの同期先にすることができるのは、c:\users\joelev\SharePoint\<ライブラリ名> だけです。
では、1 つ以上のライブラリを同期済みで、何らかの理由で別の「ルート」同期フォルダーを選択する場合を考えてみましょう。やり方はいろいろあるでしょうが、ここでは、「My Synced Documents」というフォルダーを作成することにします。この操作を行うことはできますが、やり直しになる部分もあります。SkyDrive Pro ウィザードに変更オプションを再度表示させるには、まず、すべてのフォルダーと SharePoint ライブラリとの同期を停止する必要があります。
すべてのフォルダーと SharePoint ライブラリとの同期を停止するには、Windows の通知領域から SkyDrive Pro メニューを開き、[フォルダーの同期を停止] を選択します。現在 SharePoint ライブラリと同期しているすべてのフォルダーの一覧が表示されます。フォルダーをすべて選択して、同期されないようにします。同期を停止した後も、フォルダーはローカル システム上に残っています。
次に、SkyDrive Pro ウィザードを起動します。「変更」オプションが再び表示されるはずです。ここで、これまで同期していたすべてのライブラリを指定し、最初の時と同じように、再度すべてを同期する必要があります。
既定の同期フォルダーを変更する場合に注意すべき点が 1 つあります。SkyDrive Pro 以外に、SkyDrive for Windows (SkyDrive のコンシューマー版) を使用してファイルの同期を行っている場合、SharePoint ライブラリと SkyDrive Pro との同期に使用しているのと同じ「ルート」フォルダーを使用しないでください。SkyDrive for Windows の既定のルート フォルダーは、c:\users\<ユーザー名>\skydrive です。