対象: 旧Office 365 Office 365 for Enterprise, Office 365 for Small Business, Office 365 for Education
投稿者: Michael O'Neill
新しい Office 365 サービスは、世界の 120 を超える市場と 35 を超える言語で提供されています。新しい Office 365 の提供が開始される前にサインアップを済ませたお客様については、最新バージョンへのアップグレードを取り急ぎ進めています。アップグレードの進め方とお客様の準備状況のバランスを取りながら、できるだけスムーズなアップグレードになるよう努めています。当社の広範な顧客ベースに含まれるお客様の規模はさまざまで、垂直市場も多岐にわたるため、すべてのユーザーを同時にアップグレードするようなフリーサイズ的なアプローチは取りません。その代わり、Office 365 の重要な変更についてはお客様に通知を行い、お客様自身に制御を委ねて、ガイダンスを提供するよう努めています。
よく寄せられる質問の 1 つに、「いつアップグレードされるのか」というものがあります。できるだけ早くアップグレードしたいお客様もいれば、準備に時間をかけたいというお客様もいらっしゃいます。お客様に共通することの 1 つとして、すべてのお客様がいつアップグレードされるのかを知りたがっているという点が挙げられます。
現時点で、四分の三を超えるお客様について、新しいバージョンへのアップグレードが完了しているか、または今月アップグレード予定であるという通知を終えています。まだ通知を受けていないお客様についても、今後数か月でほぼすべてのお客様のアップグレードが完了する予定です。できるだけ早く新しい機能を利用したいというお客様には、アップグレード前の環境で新しい Office Web Apps および Office 365 ProPlus クライアントテクノロジをご利用いただけます (詳細については「FAQ」を参照)。この変更についての計画を予定しているお客様を対象に、サービスアップグレードをできるだけシームレスなものにするためにマイクロソフトが行った投資の概要を以下にご紹介します。
通知
自動化されたスケジュール設定システムによってお客様のアップグレードの予定が決まったら、その予定について Office 365 管理ポータルでお知らせし、通知メールを Office 365 の全体管理者にお送りします。最初の通知は、アップグレードが開始される約 4 週間前に提供されるため、必要に応じてアップグレード前の作業を行うことができます。アップグレード日が近づいたら、正確なアップグレード日を記載した電子メールをお送りします。アップグレードガイダンス (以下を参照) に従えば、アップグレードはスムーズなものになるはずです。アップグレードが完了すると、完了通知メールが送信されます。注: これらの電子メールはすべての全体管理者に送信されるため、組織の全体管理者は自身のプロファイルを更新して、定期的にチェックするアドレスを標準の電子メール アドレスとして設定しておく必要があります。
制御
アップグレードの準備により多くの時間をかけたいと考える方もいらっしゃるため、アップグレードを制御するための 2 つの方法を用意しています。
1 つ目の方法は、Exchange と Lync のアップグレードについて、最大 100 人のユーザーで先行アップグレードを行う方法です。これにより、アップグレードが組織にどのような影響を及ぼすかを確認し、新しいユーザーエクスペリエンスのプレビューを行うことができます。初回のアップグレード通知を受信してから、アップグレードの先行アップグレードを行うまでに 3 週間あります。組織でアップグレードの予定を立てる前に、先行アップグレードに参加するユーザーを選んでおくことをお勧めします。注: 選択したユーザーに対して機能の先行アップグレードを行った場合、これらのユーザーを以前の状態に戻すことはできません。
2 つ目の方法として、初回のアップグレード通知メールを受信した後で、アップグレードを延期することができます。注:アップグレードを延期できるのは 1 回限りです。また、新たに希望するアップグレード日を選択することはできません。お客様には延期後 4 ~ 6 週間でアップグレードについてお知らせする予定ですが、それ以降になる場合もあります。アップグレードの延期が、先行アップグレードプロセスを通じてアップグレードしたユーザーに悪影響を与えることはありません。
ガイダンス
サービスアップグレードは、できるだけスムーズに行われるように設計されていますが、必要なアップグレード前の手順をお客様に行っていただく必要があります。管理者はできるだけ早くサービス アップグレード ガイダンスをよく読んで、必要な措置を取るようお勧めします。サービス アップグレード センター では、アップグレード前、アップグレード中、およびアップグレード後のガイダンス、変更管理の通知 (ユーザー向け電子メール テンプレートなど)、アップグレード後に管理者が行う必要のあるその他の作業 (SharePoint サイト コレクションのアップグレードなど) について詳細情報を提供しています。チェックリストによく目を通し、アップグレードの準備が整っていることを確認してください。たとえば、アップグレード後の最大の問題の 1 つは、Outlook の接続とメールフローに関するものです。この問題は、サービス アップグレード前に Office 365 で使用するドメイン ネーム サーバー (DNS) 設定を確認することで回避できます。
このアップグレードが完了したら
このアップグレードにより、マイクロソフトがより頻繁に個々の更新を継続的に提供するための基盤が構築されます。この新たな更新に関するアプローチは、お客様が新しい機能をより容易にかつ迅速に利用できるようにするもので、現在のアップグレード プロセスからの転換を意味します。移行が進むにつれ、お客様は、Office 365 の更新をアップグレードとは別物としてとらえるようになるでしょう。今後の Office 365 の更新については Office 365 技術系ブログを通じてお伝えし、進行中の更新についてお客様が状況を把握できるようにします。
よく寄せられる質問
Q. アップグレードが完了しているかどうかはどうすれば確認できますか。
A. 「サービス アップグレード後の Office 365 を使っているかどうかを確認する 」を参照してください。
Q. まだアップグレードが完了していません。いつアップグレードされるのでしょうか。
A. まだアップグレードが完了していない場合、今後数か月のうちにアップグレードされます。最初の通知は、アップグレードが開始される約 4 週間前に送信されます。アップグレード日が近づいたら、正確なアップグレード日を記載した電子メールをお送りします。
Q. どうすれば今すぐアップグレードできますか。
A. 現時点では、お客様を手動でアップグレードする方法はありません。
Q. アップグレード前に新しい機能を使用できますか。
A. はい。既に、SharePoint Online を通じて最新の Office Web Apps にアクセスできるようになっています。一元管理される Office 365 ProPlus の展開を計画している Enterprise プラン (E3、E4 など) のお客様の場合 (たとえば、ユーザー自身に Office 365 Pro Plus をインストールさせない場合)、アップグレード前にユーザーに最新の Office 365 ProPlus クライアントを展開する ことができます。
Q. アップグレードを延期することはできますか。
A. スケジュールが設定された時点で、サービスアップグレードオプションのページにアクセスして、延期してください。
Q. サービスアップグレードプロセスに関する詳細情報はどこで確認できますか。
A. サービス アップグレード センターをご覧ください。アップグレード前、アップグレード中、およびアップグレード後に関する重要な情報が用意されています。このガイダンスに従うことにより、スムーズなアップグレードが可能になります。
Q. 次回のアップグレードはいつですか。
A. このアップグレードにより、マイクロソフトがより頻繁に個々の更新を継続的に提供するための基盤が構築されます。この新たな更新に関するアプローチは、お客様が新しい機能をより容易にかつ迅速に利用できるようにするもので、現在のアップグレードプロセスからの転換を意味します。移行が進むにつれ、お客様は、Office 365 の更新をアップグレードとは別物としてとらえるようになるでしょう。今後の Office 365 の更新については Office 365 技術系ブログを通じてお伝えし、進行中の更新についてお客様が状況を把握できるようにします。