対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business
新しい Office 365 では、サービスの概要や仕様を説明する「サービスの説明」は TechNet ライブラリで公開されるようになりました。TechNet ライブラリはマイクロソフトの技術文書を公開する正式な場所ですので、今までに比べて、より精度の高い情報をお出しすることができるようになりました。一方、TechNet ライブラリを閲覧するには常にインターネットにつなぎにいかなければならなかったり、特定の時期のスナップショットを保持しておきたいというときに工夫が必要になります。今回の記事では、TechNet ライブラリのスナップショットを取って、それをローカルに HTML ヘルプファイル (*.chm) として保持しておく方法をご紹介します。
Visual Studio の無償ツールを入手する
スナップショットを *.chm で取得しておくには、以下の 2 つのツールを使います。これらは両方ともマイクロソフトの開発ポータルから無料で入手できます。
HTML Help Workshop はあらかじめダウンロードしてインストールを行ってください。
Package This! はWebサイトから[ダウンロード]をクリックして、packagethis.exe をハードディスクに保存してから起動します。
PackageThis! を起動したら、以下の 2 つのことを最初に行ってください。
- [Library]から[TechNet Library]を選択。
- [Locale]から[日本語 (日本)]を選択。
すると、日本語の TechNet ライブラリの目次が左側のツリービューに表示されます。その中で Office 365 サービスの説明のノードにチェックを入れます。(Office および Office 365 > Office 365 > office 365 サービスの説明)
ノードにチェックを入れたら、[Download All]をクリックします。すると、チェックを入れたノード以下のすべての記事のファイルと目次ファイルがダウンロードされます。
※ 最後にエラーが出ることがありますが、[続行]をクリックして無視します。
コンテンツのダウンロードが完了したら、[File]-[Export to Chm file]をクリックして、出力する *.chm ファイルのパスと、タイトルを入力します。
※ タイトルには半角英数字を入れる必要があります。日本語を入力すると目次が正しく出力されません。
[OK] をクリックすると、指定したパスに *.chm ファイルが出力されます。
*.chm ファイルを開くと、TechNet ライブラリの目次構造そのままの文章が起動します。この部分をそっくり *.chm ファイルの中にローカルで持っておくことができ、さらには検索もこのファイルの中で行うことでトピックが探しやすくなるといったメリットがあります。
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