対象: 旧Office 365 Office 365 for Enterprise, Office 365 for Small Business, Office 365 for Education
新Office 365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business
Exchange Online 利用開始時に、ユーザーのメールボックスの既定のフォルダーが英語になっていることがあります。
受信トレイ ---> Inbox 送信済みアイテム ---> Sent Items 送信トレイ ---> Outbox 下書き --> Drafts 削除済みアイテム ---> Deleted Items 迷惑メール --> Junk Email メモ --> Notes |
Outlook や Outlook Web App でみると、以下のように表示されます。
このような場合、エンドユーザーとしては、以下の方法で表示を日本語に変更することができます。
- Outlook Web App にログインします。
- 画面右上の[]-[オプション]をクリックします。
- オプション画面で、[設定]-[地域]を選択します。
- [言語]に「日本語 (日本)」を選択し、[指定した言語に一致するように既定フォルダーの名前を変更する]にチェックを入れ、[保存]をクリックします。
これで、フォルダー名が以下のように復旧します。
管理者として、このようになる状況を未然に防ぐには、新しく作成したユーザー メールボックスの言語をあらかじめ設定しておきます。それには、PowerShell で以下のようなコマンドを実行します。Set-MailboxRegionalConfigurationコマンドは、user@contoso.com というユーザーに対して、あらかじめ言語を日本語に設定します。
Set-MailboxRegionalConfiguration -Identity user@contoso.com -Language ja-jp |
複数のユーザーがいる場合は、以下のように実行します。
Import-CSV users.csv | Set-MailboxRegionalConfiguration -Language ja-jp |
ここで、users.csv には以下のように記載しておきます。一行目はフィールド名で "Identity"としておきます。
|
これで、user1.contoso.com、user3@contoso.com、user4@contoso.com に対して、あらかじめ言語設定を行います。