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Office 365 インポート サービスで電子メールのアーカイブの移行が簡単に

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対象: 新Office365 Office 365 EnterpriseOffice 365 BusinessOffice 365 Education

(この記事は 2015 年 5 月 7 日に Office Blogs に投稿された記事 Making email archive migration easier with the Office 365 Import Serviceの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

大規模な移行プロジェクトは決して容易に行えるものではなく、特に電子メールのアーカイブ データをクラウドに移行するのは非常に困難です。2 年前、マイクロソフトは PST キャプチャ ツールをリリースしました。このツールは、組織内に散らばった PST ファイルを検出し、1 か所に収集してから、そのコンテンツを Exchange Online メールボックスにアップロードします。これにより、電子メールのアーカイブ データの移行作業はかなり楽になりました。しかし、作業自体がどんなに単純になったとしても、数十から数百テラバイトのデータを既存のインターネット接続を使用して転送する作業にはコストと時間がかかります。実際、お客様やパートナーからは「インターネット経由でのデータ転送に時間がかかるため、移行作業に何年もかかってしまう」という相談や問い合わせが絶えず寄せられていました。

しかし、もう心配はありません。このたび、新しい Office 365 インポート サービスのパブリック プレビュー版がリリースされました。このサービスには、PST ファイルの Exchange Online メールボックスへのインポートをスピードアップする 2 つのオプションがあります。

  • オプション 1: 比較的小さなデータセットをお持ちのお客様向けのオプションです。PST ファイルをマイクロソフトのサーバーにアップロードすると、自動的に Exchange Online メールボックスにインポートされます。
  • オプション 2: 比較的大きなデータセットをお持ちのお客様向けのオプションです。PST アーカイブ ファイルをハード ドライブにコピーし、マイクロソフトのデータセンター宛てに送付してください。後はマイクロソフト側でハード ドライブ内の PST ファイルを内部サーバーにコピーし、メールを Exchange Online メールボックスにインポートします。

どちらのオプションでも、マイクロソフトの高スループットかつ低レイテンシの内部データセンター ネットワークを使用します。プレビュー期間の終了までに、より正確な転送速度を公開する予定です。

インポート サービスは簡単に利用可能です。Office 365 管理センターに初めてログインすると、左側のナビゲーション バーに [IMPORT] タブが表示されます。ここから [IMPORT] ページにアクセスし、新しいドライブ送付ジョブやネットワーク アップロード ジョブを作成できます。

Office インポート サービスの詳細については、こちらの TechNet 記事をご覧ください。

― Danny Popper (Office 365 情報保護チーム、プログラム マネージャー)

 

よく寄せられる質問

Q. データはどうなるのでしょうか。

A. Office 365 インポート サービスは、バックグラウンドで Azure Import/Export サービスを利用しています。データをアップロードする、またはハード ドライブを送付すると、データは一時的に Microsoft Azure ファイル ストレージにステージされ、その後 Exchange Online メールボックスにインポートされます。ハード ドライブはすべて BitLocker で暗号化され、ドライブとは別に BitLocker キーが送信されます。これにより、輸送中にドライブが紛失・盗難に遭った場合にもデータを保護することができます。さらに、各ファイルを Azure RMS ベースの暗号化によって保護する予定です。こちらの機能は、プレビュー期間中に提供を開始します。ハード ドライブをマイクロソフトのデータセンターに送付するオプションを選択した場合、Azure へのデータのコピーが完了した後、ハード ドライブをお返しします。

Q. プレビューの対象となるのはだれですか。

A.一般法人向け Office 365、Office 365 Education、マルチテナント対応の Office 365 Government (政府機関向けの料金プラン) をご利用のお客様が参加対象となります。現段階では、Office 365 Dedicated と Office 365 Government Community Cloud のお客様は参加対象外です。さらに、プライマリ メールボックスがオンプレミスでホストされ、アーカイブ メールボックスが Exchange Online でホストされているクロスプレミスのアーカイブをお持ちのお客様も参加対象外となります。マイクロソフトではこうしたお客様にもできるだけ早い時期にご参加いただけるように鋭意準備を進めています。現段階で参加対象外のお客様は、PSTImportPreview@microsoft.comまでご連絡ください。準備が整いましたら通知をお送りします。

プレビューは現在、北米、ヨーロッパ、アジア太平洋地域のテナントを対象に提供されています。ブラジル、日本、オーストラリア、中国でも可能な限り速やかに提供を開始する予定です。

Q. サービスの料金について

A. プレビューへの参加は無料です。価格の詳細については、フル リリース時に発表する予定です。

Q. 詳細はどこで確認できますか。

A.こちらの記事をご覧ください。ハード ドライブの送付とネットワーク アップロードを行うための詳細な手順や、よく寄せられる質問が掲載されています。

Q. 今後、他の種類のデータも追加されるのでしょうか。

A. はい。今後このサービスを拡大し、Office 365 でサポートされるデータの種類を増やしていく予定です。

 


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