対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Business, Office 365 Education
(この記事は 2014 年 11 月 19 日に Office Blogs に投稿された記事 Secure and sync with Information Rights Management on OneDrive for Businessの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)
今回は、Office 365 チームのテクニカル プロダクト マネージャーを務める Shobhit Sahay の記事をご紹介します。
今日、OneDrive for Business 上には何百万件ものドキュメントが保存されており、ユーザーの共同作業や作業効率の向上にお役立ていただいていますが、機密性の高いドキュメントにはさらなる保護が必要になる場合があります。そのときには Office 365 に用意されている Information Rights Management (IRM) 機能を使用すると、情報の暗号化およびインテリジェント ポリシーの適用によって、指定した内部および外部のユーザーのみがドキュメントを「操作」できるようになるため、情報セキュリティを確保することが可能です。
たとえば、受信者に編集と印刷の操作を許可する一方で、他のユーザーへの転送は禁止するように設定できます。このポリシーはドキュメントそのものに設定されるため、ドキュメントがまさに送信中であっても、また、ユーザーのノート PC、モバイル デバイス、USB キーなどに保存されていても、このポリシーが適用されます。IRM では、電子メール、SharePoint Online ライブラリ、個々の Office ドキュメントなど、さまざまな種類のファイルに対してポリシーを適用できます。
保護されたドキュメントの安全な同期
しかし、クラウドからデータを移動する際にも、情報の安全性を保つ必要があります。そこで、このたび OneDrive for Business で IRM によって保護されたドキュメントを安全に同期できるようにしました。IRM による保護は、Office Online 上でファイルを開くときにも、ローカル フォルダー上で開くときにも常に機能し、両方の場所でファイルを編集しても引き続き設定が適用されます。詳細については、次のビデオをご覧ください。
(Please visit the site to view this video)
—Shobhit Sahay
よく寄せられる質問
Q. 今回発表された機能はいつリリースされますか。
A.この機能は、現時点では一部のテナントでのみ有効化されており、今後 4 ~ 6 週間以内に全世界でリリースされる予定です。今すぐ各テナントで IRM を有効化したいとお考えで、早期フィードバックをお寄せいただけるお客様は、担当のアカウント マネージャーまたは TAM 経由でお問い合わせください。なお、この機能を使用するには、サーバー側で有効化するだけでなく、クライアント側でもこちらのページ (機械翻訳)で公開されている Office 15 の最新の更新プログラムをダウンロードし、インストールする必要があります。
Q. IRM による保護をライブラリに適用する方法を教えてください。
A. IRM による保護をライブラリに適用する手順については、IRM に関する Office のサポート記事 (英語)をご覧ください。
Q. IRM の購入方法を教えてください。
A.Microsoft Azure Rights Managementは Office 365 Enterprise E3 プランと E4 プランに含まれていますが、単体でもご購入いただけます。
Q. この機能は OneDrive for Business でのみ利用可能ですか。それとも、その他のサイト ライブラリも対象になりますか。
A. OneDrive for Business のほか、IRM が有効化されているお客様組織内のライブラリが対象です。