対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business
(この記事は 2014 年 9 月 25 日に Office Blogs に投稿された記事 EWS Managed API for .NET is now open sourceの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)
今回は、Exchange チームのプリンシパル アーキテクトを務める Victor Boctor の記事をご紹介します。
先月、マイクロソフトは Exchange Web サービス (EWS) Java API (英語)を MIT ライセンスの下でオープン ソースとしてリリースしましたが、それ以来コミュニティの皆様からは多数のバグ報告 (英語)やプル要求 (英語)が寄せられるなど、大きく貢献していただいています。今回、マイクロソフトはこの流れをさらに進め、この API の .NET 版である EWS マネージ API をオープン ソースとしてリリースしました。これは EWS Java API とは異なり、オープン ソース ライブラリとして公開される初めての EWS マネージ API です。オープン ソースの EWS マネージ API には、次のようなメリットがあります。
- お客様が関心のあるシナリオを実現するためにバグ修正や機能強化にご協力いただけると共に、現在よりもさらに高度に Exchange と統合させることができます。
- 公式リリースに至らなかった開発用リリースや安定版リリースを利用したビルドにより、不具合の修正や機能強化を行うことができます。
- 最も包括的で最新の実装の API にアクセスできます。また、Java クライアント ライブラリとして参照したり、他のプラットフォーム用の新しいライブラリを作成したりできます。
ソース コードは、現在、この API の主要開発プラットフォームである GitHub の ews-managed-api プロジェクト (英語)でダウンロードできます。このプロジェクトについて、GitHub 上でバグ報告やプル要求などを通じて、コミュニティからご協力 (英語)いただけますと幸いです。EWS マネージ API についての詳細は、EWS マネージ API クライアント アプリケーションの利用開始 (英語)および MSDN の EWS マネージ API のリファレンス (英語)の記事をご覧ください。
Exchange チームでは、引き続き EWS マネージ API の新バージョンのリリースに向けて開発を進めています。マイクロソフトでは、Web からのダウンロードではなく nuget.org (英語)から公式パッケージとして配布することを目指しています。他に先んじて NuGet のサポートが得られるように取り組んでまいりますので、ご期待ください。
マイクロソフトでは、Exchange へのご期待に感謝すると共に、API に関するご意見をお寄せいただくようにお願いいたします。皆様に API をご利用いただき、ますます改良を進めていけることを楽しみにしております。
—Victor Boctor (@vboctor)