対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Business
10 月に、中小規模企業向けの新たなプランである Office 365 Business ファミリーが発表されました。Office 365 Business ファミリーは、25 名までの Office 365 Small Business と 300 名までの Office 365 Midsize Business をひとつに統合したもので、300 名までライセンスを購入することができます。
メール、ファイル共有、オンライン会議のみに機能を絞った 「Office 365 Business Essentials」、Office Standard 相当で Office 365 ProPlus よりも安価な 「Office 365 Business」、そして Office 365 Business + Office 365 Business Essential の機能をすべて持った「Office 365 Business Premium」の 3 つのプランがご利用いただけます。それぞれ、月極めと年間契約が存在します。
これに加えて、今回の Office 365 Business ファミリーにはもうひとつ大きな特徴があります。それは、Office 365 Enterprise と同一テナントで購入できることです。いままでの Office 365 Small Business ファミリーや Office 365 Midsize Business は、それぞれ専用の種類のテナントとなっており、他のファミリーの製品は同じテナントで共存できず、人数が増えた場合は、より上限人数が多い上位のテナントに変換する必要がありました。Office 365 Business ファミリーはそんなことはなくなりました。以下の画面のように、Office 365 Enterprise を利用しているテナントから購入することも可能です。
Office 365 Business ファミリーの製品は、1 つのプランあたり最大 300 ライセンス (ボリュームディスカウントなし) までしか購入できませんが、たとえば以下のような買い方が可能です。
- Office 365 Business 300 ライセンスと Office 365 ProPlus 700 ライセンスを購入して、合計 1,000 ライセンスをひとつのテナントで供給。
- Office 365 Business 300 ライセンス (年契約) と Office 365 Business 300 ライセンス (月極め) を購入して、合計 600 ライセンスをひとつのテナントで供給。
- Office 365 Business ライセンスと Visio Pro for Office 365 や Project Pro for Office 365 をひとつのテナントで供給。
- Office 365 Business Premium と Office 365 E3 を一つのテナントで供給。
ただし、Office 365 Business ファミリーに含まれている Office クライアントは、一部のエンタープライズ向け機能に対応していませんので、Office 365 Enterprise の機能と組み合わせる際はご注意ください。