対象: 新Office365 Office 365 Enterprise
(この記事は 2014年 7 月 8 日に Office Blogs に投稿された記事 New interactive training for hybrid computing now availableの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)
ハイブリッド コンピューティングは、従来のオンプレミスとクラウド コンピューティングの 2 つのモデルの中間的なソリューションです。ハイブリッド シナリオの展開が適しているのは、既存のオンプレミス環境の ROI を達成する必要がある場合、移行のためにオンプレミスとクラウドを連携させる必要がある場合、またはクラウドへの移行を一度に進める準備が整っていない場合などです。マイクロソフトは、ハイブリッドシナリオを展開するお客様のために、日々、技術革新とガイダンスの提供に取り組んでいます。この取り組みの一環として今回、新しいインタラクティブなハイブリッド コンピューティングトレーニングの提供を開始しました。また、SharePoint に対して、ハイブリッド環境での作業をより簡単に行えるようにするための新たな変更を加えています。
ハイブリッドに関する新しいドキュメントとトレーニング コースの提供
ハイブリッドのトポロジやそれに関連する考慮事項を理解するために役立つ、新しいインタラクティブなトレーニング コースが公開されました。このコースには、3 つのモジュールで構成される 14 のプレゼンテーションが含まれ、これらを通じてオンプレミスとクラウドの共存に関するシナリオやソリューションの概要を包括的にご紹介します。マイクロソフトではハイブリッドへの取り組みの一環としてこれらのコンテンツを随時更新し、内容の充実を図っていく予定です。
SharePoint ハイブリッドのトレーニング コースおよびカリキュラムについては、こちらのプレゼンテーション (英語)とビデオ (英語)をダウンロードしてご確認ください。
また、TechNet のドキュメントを更新し、ハイブリッドに関する情報を追加しました。製品開発に合わせて、ガイダンスの内容も継続的に更新していきます。このハイブリッド関連のドキュメントは、こちらで参照できます。
SharePoint のハイブリッド環境向け機能の強化
2014 年 5 月の累積更新プログラムには、SharePoint 認証サービスのコード変更が含まれています。この変更により、ファームの管理者は OAuth 要求の検証をより適切に制御できるようになっています。OAuth 要求の検証により、オンプレミスのイントラネット外のユーザーはオンプレミスのコンテンツに安全にアクセスできるようになります。たとえば、情報の閲覧権限を持つユーザーが、SharePoint Online (SPO) の組み合わせ検索結果内でオンプレミスの検索結果をクリックすると、イントラネットへのアクティブな VPN 接続または DirectAccess 接続を行わずにドキュメントを開くことができます。これらの変更の詳細については、こちらを参照してください。
今後について
マイクロソフトは、お客様にクラウドをご活用いただき、そのメリットを享受していただきたいと考えております。クラウドでは、より迅速に開発を行い、最新技術をよりスピーディに市場に投入し、Office 365 にしかない計算能力と統合性によって新しいエクスペリエンスを実現することが可能になります。しかしながら、私たちはすべてのお客様が一度にすべての環境をクラウドに移行できるわけではないことも認識しています。こうした理由から、マイクロソフトでは今後も引き続き、累積更新プログラムや 2015 年にリリース予定のオンプレミス環境の提供を通じて、ハイブリッドおよび共存環境のための技術革新に取り組み、トレーニング、資料、ガイダンスを提供していく予定です。
新しい技術にご関心をお寄せのお客様は、ぜひハイブリッド コンピューティングをご活用ください。ハイブリッド シナリオのメリットの詳細については、以下の資料を参照してください。
SharePoint と Office 365 のハイブリッド モデルに関するドキュメント
Hybrid SharePoint 2013 の関連資料のダウンロード
–Bill Baer