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最新のパブリック フォルダーの規模拡大と機能の充実化

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Midsize Business

 

(この記事は 2014 年 6 月 9 日に The Exchange Team Blog に掲載された記事 Modern Public Folder Scale Improvements and More の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

数ヶ月前、私はオースティンで開催された Microsoft Exchange Conference に初めて参加しました。そのカンファレンスでお会いしたすばらしい人々や、耳にした音楽が非常に印象的でしたが、中でもパブリック フォルダーをご愛用いただいているお客様とお話ができたことは、大変有意義でした。パブリック フォルダーは Exchange Server の古くからある機能の 1 つですが、このパブリック フォルダーで引き続き重要かつ独自性の高い共同作業のシナリオがサポートされることを、MEC に参加されたお客様には再確認していただけたことでしょう。当日、私は大規模で複雑なパブリック フォルダーを利用している複数のお客様とお話をする機会があり、企業全体のビジネス プロセスの一部はパブリック フォルダーに非常に依存しているという実状について意見を交わすことができました。

MEC に参加されたお客様からは、Exchange の最新のパブリック フォルダーでは規模を拡大し機能を充実させてほしいというご要望をいただきました。以下は、パブリック フォルダー チームが優先して対応すべきお客様からの要望のベスト 3 です。

  1. 規模の拡大
  2. OWA での予定表と連絡先のサポート
  3. パブリック フォルダーのレポート ツールの改善

規模の拡大についての最新情報

MEC での意見交換で判明したように、最新のパブリック フォルダーでの規模拡大は最優先事項です。マイクロソフトは既にパブリック フォルダーの大幅な規模拡大を行っており、合計フォルダー数が 10,000 に制限される根本的な原因となっていた設計上の制限を取り除き、規模拡大の新たな道を開きました。フォルダー数が 10,000 に制限される主な原因は、パブリック フォルダー階層の同期にありました。階層の完全同期を改善して、環境内のフォルダー数の増加に伴って規模を拡大する増分同期を可能にしました。また、ストレージを最適化して、実行状態のパブリック フォルダーに対する処理のパフォーマンスも向上しました。

パブリック フォルダー数の上限引き上げ

これは嬉しいお知らせですが、最新の更新に関連して、今後数カ月の間にリリースされるパブリック フォルダーで上限が引き上げられることになりました。7 月上旬までに、Office 365 の合計フォルダー数の上限が 100,000 に増加します。大規模なオンプレミス版をご利用のお客様に対しては、CU6 のリリースでこの上限をさらに拡大する予定です。オンプレミス版のお客様の上限をどこまで拡大できるかにつきましては、CU6 のリリース日が近づいて参りましたら最新情報をお知らせします。

パブリック フォルダーの規模拡大についての取り組みはまだ始まったばかりです。マイクロソフトはこの取り組みを推し進め、フォルダー数の上限を少なくとも 100 万まで拡大することを目指しています。また、移行機能を改善したり、多くのユーザーがより多くのパブリック フォルダー メールボックスを利用してさらに多くのデータを保存できるようにしたりすることも検討しています。

CU6 でのリリースとなる理由

パブリック フォルダーの規模の拡大は簡単には実現できません。拡大のための調査や修正には長い時間が必要でした。また、相互に依存関係にある機能について複数のチームで作業していたので、この更新を CU5 のスケジュールに間に合わせることができませんでした。このような理由から、先にも述べましたように、オンプレミス版のお客様に関しては CU6 で規模の拡大を実現する予定です。一方、Office 365 のお客様は、パブリック フォルダーの規模拡大に必要な改善がすべて適用されたコードがリリースされしだい、ご利用いただけるようになります。このサービス更新は 7 月上旬を予定していますが、Office 365 のさまざまな更新プログラムと同様に、一部のテナントに対しては、サービスの更新が世界的に展開されるのを待たずにリリースされる予定です。CU6 のスケジュールにつきましては別のブログ記事でご紹介し、パブリック フォルダーの更新の次回リリースに関する最新情報と併せてお知らせします。

その他の要望

規模拡大の更新の次には、OWA での予定表や連絡先のパブリック フォルダーのサポートを予定しています。スケジュールはまだ確定していません。またそれに続いて、パブリック フォルダーの管理を支援する管理ツールの提供を予定しています。ぜひご期待ください。

Exchange チームは、難問の解決に日々取り組んでいます。Exchange 2013 のパブリック フォルダーは、実績のあるメールボックスの設計を取り入れて再設計されており、お客様がパブリック フォルダーを利用して Office 365 に移行できるようにするためのソリューションを提供しています。お客様のご要望にお応えできるように、マイクロソフトは引き続き努力して参ります。MEC では、貴重なご意見を賜りまして誠にありがとうございました。Exchange ブログでは、今後も、最新情報をいち早くお届けします。

Kanika Ramji
Exchange パブリック フォルダー担当プログラム マネージャー


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