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Office 365 向けのメール保護レポートを活用する

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business

 

サービス: Exchange Online, Exchange Online Protection

 

あなたがメールシステムの管理者である場合、エンドユーザーが送受信しているメールについてのレポートを詳しく見たいことがあるかもしれません。Exchange 管理センターでもある程度の情報を見ることはできますが、Excel にデータを落として詳しく分析したり、スナップショットを保存しておきたい場合、便利なツール「メール保護レポート (Mail Protection Report)」がありますのでご紹介します。

 

メール保護レポートは以下の場所から無料でダウンロードすることができます。

 

Mail Protection Reports for Office 365 - 日本語

 

このレポートでは、以下のような内容について Exchange Online から Webサービス API を使ってデータを取得して、Excelの最新のグラフ機能やスライシング機能を使ってビジュアルに分析できるようにします。

  • メールトラフィック概要
  • スパム検知数および詳細
  • マルウェア検知数および詳細
  • トランスポートルールのヒット数および詳細
  • データ損失防止ポリシーのヒット数および詳細

システム要件 

Windows 7/Windows Server 2008  以上

.NET Framework 4.5

Microsoft Excel 2013 (Excel 2013 の分析機能の新機能を利用しているため)

 

実行者に必要な権限

Exchange Online または Exchange Online Protection で「レポートの表示」権限が必要です。Office 365 の全体管理者であればこの権限は持っています。 

 

セットアップの開始

  1. 上記のリンクから MailProtectionReports_v2_ja32.msi または MailProtectionReports_v2_ja64.msi をダウンロードします。これらの MSI を実行するとセットアップが始まります。

     
  2. ライセンス条項に同意して [Next] をクリックします。

     
  3. ご利用のサービスをいずれか選択します。(Exchange Online または Exchange Online Protection)

     
  4. システム要件を満たしているかどうかがチェックされます。Excel 2013 と .NET Framework 4.5 がインストールされていないと先に進めません。

     
  5. [Install] でインストールを開始します。

     
  6. インストールが完了したら [Finish] をクリックします。

 

インストールが完了すると、デスクトップに以下のようなアイコンが作成されます。

 

レポートの初回起動

  1. レポートアイコンをはじめて起動すると、以下のような「Microsoft Office カスタマイズインストーラー」のダイアログボックスが表示されます。ここで [インストール] をクリックします。

     
  2. すると、シートの内容が日本語化され、[クエリ]ボタンと[更新]ボタンがシート上に表示されます。

 

 

レポートの実行

レポートは [クエリ]ボタンをクリックすることで条件を設定して実行できます。一度クエリを設定したら次からは[更新]ボタンをクリックするだけで最新の情報に更新することができます。

 

  1. いずれかのシートにある[クエリ]ボタンをクリックすると、[Office 365 にサインイン]ダイアログボックスが表示されますので、レポート表示権限 (管理者権限) のあるユーザー名とパスワードを入力して [ログイン]をクリックします。

     
  2. クエリの内容を設定します。クエリ実行日から過去XX日間という設定もできれば、特定の間隔のデータを取得することもできます。設定したら [OK] をクリックします。

     
  3. データが取得されるまでしばらく待ちます。

     
  4. データの取得が完了したら [OK] をクリックします。これで、すべてのシートのデータが更新されています。

 

ブックには、概要ワークシートと詳細ワークシートの 2 種類のワークシートがあります。概要ワークシートには、グラフ、テーブル、およびスライサーがあります。スライサーを使用すると、グラフとテーブル内に表示されるデータにフィルターをかけることが可能です。スライサーの中のボタンをクリックするとその項目でフィルターがかかります。[Ctrl] キーまたは [Shift] キーを押しながら項目を複数クリックして複数のスライサーを選択するなどの標準的な選択操作を使用することもできます。

 

 

関連トピック

TechNet 記事「Excel レポート作成ワークブックを使用したメール保護レポート


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