Quantcast
Channel: Microsoft Office 365 Community
Viewing all articles
Browse latest Browse all 566

Rights Management のライセンス条項 (企業および ISV 向け)

$
0
0

対象: 新Office365 Office 365 Enterprise

 

(この記事は 2013 年 11 月 8 日に Microsoft Roghts Management (RMS) Team Blog に投稿された記事の翻訳です)

 

皆様、こんにちは。

 

既にご存知のとおり、Microsoft Rights Management サービス (RMS) が大幅に更新されました。これに際して、「何に費用がかかりますか」、「製品 X を所有している場合、製品 Y も別途必要ですか」など、ライセンス条項の詳細について、多数のご質問が寄せられています。そこで今回、企業タイプ別に条項をまとめました。この記事は、Azure RMS サービスを対象としており、AD RMS サービスのライセンス条項は変更されていません。内容が重複する部分がありますが、ご了承ください。また、ご不明な点がありましたら、いつものように、お気軽にお問い合わせください。

 

Office 365 基盤を利用している企業

  • 簡単に言うと、E3/E4/A3/A4 のユーザーは Azure RMS を使用できます。

 

詳細

  • Office 365 では、多様な情報保護機能の基盤として Azure RMS を使用しています。
  • Azure RMS は、ユーザーサブスクリプションライセンスとして提供されます。
  • RMS が統合されたすべてのアプリケーションは、Azure RMS の各ユーザー サブスクリプションの適用範囲として使用可能です。
  • 他の企業と共有する場合、「個人用の RMS」(http://portal.aadrm.com、英語) は無料で使用できます。
  • 著作権で保護されたコンテンツは無料で使用できます。
  • コンテンツを保護するには、ライセンスが必要です。
    • 他ユーザーの「代理として」コンテンツを保護する場合にも、通常のコンテンツ保護と同様に、ライセンスが必要となる点に注意してください。たとえば、SharePoint IRM が有効化されたドキュメント ライブラリと Exchange のトランスポート ルールを使用すると、多数のユーザーに対してファイルを保護することになります。この場合、それぞれに RMS のライセンスが必要です。このしくみがなければ、従業員数 20 万人の大企業でも、Exchange のライセンスを 1 つ所有するだけで DLP (データ損失保護) を実行できるようになってしまいます。このしくみが理にかなったものであることをご理解いただけますと幸いです。
  • 小規模企業の場合は、Office 365 ポータルから Azure RMS をご購入いただけます。
    • Office 365 E3/E4 および A3/A4 の各 SKU には Azure RMS の機能が含まれていて、追加料金なしでご利用いただけます。
    • 他の Office 365 SKU (K1、E1、A1、P1、P2 など) では、アドオンとして Azure RMS を使用できます。
    • Azure RMS の支払い方法は、月額制および年額制から選択できます (年額制の展開は現在のところ保留されていますが、利便性向上のため今後導入する予定で、親となる SKU (E1 など) と同様のものとなります)。
  • 大規模企業のお客様がご購入される際には、マイクロソフトの販売担当者にお問い合わせください。スタンドアロン型 Azure RMS は、マイクロソフトの企業向けボリュームライセンスプログラム (EA/EAS/EES) の 11 月版料金表に記載されています。

 

オンプレミス基盤を利用して、Azure RMS を使用している企業

  • オンプレミス環境の企業でも、従来の ADRMS サーバーの代わりに Azure RMS を使用できます。
  • オンプレミスバージョンの Exchange および SharePoint では、RMS コネクタを使用します。RMS コネクタは、追加料金なしで使用可能です。
  • Azure RMS は、ユー���ーサブスクリプションライセンスとして提供されます。
    • Core CAL のアクセスライセンスをお持ちのお客様は、Enterprise Agreement (EA) を通じて Azure RMS を購入する必要があります。
    • ECAL (Enterprise Client) のアクセスライセンスをお持ちのお客様、または RMS CAL をお持ちのお客様は、割引対象となっている「ステップアップ」 SKU をご購入いただくと Azure RMS のライセンスをご利用いただけます。Azure RMS のサブスクリプションには、AD RMS のオンプレミス使用権が含まれています。
  • RMS が統合されたすべてのアプリケーションは、Azure RMS の各ユーザーサブスクリプションが適用されるので、使用可能です。
  • 他の企業と共有する場合、「個人用の RMS」(http://portal.aadrm.com、英語) は無料で使用できます。
  • 著作権で保護されたコンテンツは無料で使用できます。
  • コンテンツを保護するには、ライセンスが必要です。
    • 他ユーザーの「代理として」コンテンツを保護する場合にも、通常のコンテンツ保護と同様に、ライセンスが必要となる点に注意してください。たとえば、SharePoint IRM が有効化されたドキュメント ライブラリと Exchange のトランスポート ルールを使用すると、多数のユーザーに対してファイルを保護することになります。この場合、それぞれに RMS のライセンスが必要です。このしくみがなければ、従業員数 20 万人の大企業でも、Exchange のライセンスを 1 つ所有するだけで DLP (データ損失保護) を実行できるようになってしまいます。このしくみが理にかなったものであることをご理解いただけますと幸いです。
  • 小規模企業の場合は、Office 365 ポータルからご購入いただけます。Office 365 とは別に、スタンドアロン型 Azure RMS を購入することが可能になりました。
  • 大規模企業のお客様がご購入される際には、マイクロソフトの販売担当者にお問い合わせください。スタンドアロン型 Azure RMS は、マイクロソフトの企業向けボリューム ライセンス プログラム (EA/EAS/EES) の 11 月版料金表に記載されています。

 

ソリューション パートナー

ソリューションパートナーの皆様は、他の企業に対してデータの保護操作を実施する必要があります。この場合、ソリューション パートナーは、Azure Active Directory の構成の一部として、各社が所有するライセンスの使用 (BYOL) を顧客に依頼することになります。条項にあるとおり、マイクロソフトでは、企業が「RMS と統合されたアプリケーションやサービスを使用」するための権利に対して一度だけ料金を支払うという方法を採用しています。

 

たとえば、ある CAD 企業が仮想の「建設会議室」を構築し、3 社での共同作業に使用する場合を考えてみましょう。ファイルは、他社で使用するために CAD 企業が保護します。この場合、CAD 企業は他社の「代理として」 Azure RMS でファイルを保護することが許可されています。参加している各企業では、この会議室に参加するユーザー全員分のサブスクリプションを購入する必要があります。この方法での実装を検討している場合は、AskIPTeam@microsoft.comまでご連絡ください。個々の場合に合わせて対応いたします。上記のパターンは、「仮想会議室」のようなサービスのほとんどに適用されます。この機能は、きっと皆様のお役に立てることと思います。無料で対応可能であればそれに越したことはありません。

 

また、パートナーが多数の企業 (または多数の仮想ルーム) に対して RMS サーバーの役割を担う「大規模ソリューション提供」モデルは存在しないことに注意が必要です。現在は SPLA ADRMS のライセンス条項で実現可能ですが、同一の RMS ルート セキュリティ キーが複数の企業のデータ保護に使用されることになるため、この方法は推奨していません。各仮想ルームは、ルート セキュリティ キーが異なる個別の Azure RMS テナントにすることをお勧めします。これにより、Azure RMS サブスクリプションが無効化されるなどの重要な操作によって、残っているすべての保護対象コンテンツが無効になる可能性があります。繰り返しになりますが、お客様の企業のサービスに RMS を実装する場合は、必ず AskIPTeam@microsoft.comまでご連絡ください。個々の場合に合わせて対応いたします。

 

ご不明な点がありましたら、マイクロソフトの販売担当者までお気軽にお問い合わせください。担当者と RMS チームが連携して、お客様をサポートします。RMS チームに直接ご質問される場合は、AskIPTeam@microsoft.com までご連絡ください。その際には、必ずマイクロソフトの販売担当者のアドレスを CC に追加するようお願いいたします。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

Dan (RMS チーム)

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 566

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>