対象: 新Office 365 Office 365 Enterprise, Office 365 Midsize Business, Office 365 Small Business
(この記事は 2013 年 10 月 14 日に Office 365 Technology Blog に掲載された記事の翻訳です。日本市場向けに一部内容をカスタマイズしています)
投稿者: Office 365 チーム、投稿日: 10 月 14 日
今回は、SharePointマーケティングチームのシニアプロダクトマネージャーを務める Mark Kashman (@mkashman) の記事をご紹介します。
マイクロソフトは今年の 6 月に、SkyDrive Pro for iOS アプリの v1.0 をリリースしました。このアプリを活用することにより、企業のユーザーの皆様は、iPhones や iPad から SharePoint Online に保存されたドキュメントにアクセスし、閲覧できるようになりました。マイクロソフトは、ユーザーへの迅速かつ継続的な技術革新の提供をお約束しており、今回ご紹介する SkyDrive Pro for iOS v1.1 アプリもその 1 つです。
この v1.1 では、ビジネス向け Office 365 のユーザーによるモバイル上でのドキュメント編集が可能になります。外出先にいても、作業対象のドキュメントを元の保存場所である Office 365 の SharePoint Online に置いたまま Word、Excel、PowerPoint、OneNote を通じて編集できるため、管理が容易になります。このような充実した編集エクスペリエンスを提供するために、マイクロソフトは SkyDrive Pro for iOS とその他の Office 関連製品 (Office Web Apps、OneNote for iPhone/iPad) との連携を強化しました。
では、実際にどのような連携が実現されたのか、見ていきましょう。
iPad/iPhone から、SkyDrive Pro 上のファイルを表示、共有、編集する
1. SkyDrive Pro for iOS の最新版である v1.1 がインストールされていることを確認します。
2. SkyDrive Pro for iOS を起動して、Office ドキュメントを開きます。ドキュメントは、iOS に組み込みの Quick Look 機能によって、表示モードで開かれます。
3. 画面右上にあるその他のオプションを示すボタンを選択し、[編集]を選択します。ドキュメントは iOS の標準ブラウザーである Safari 上で、Office Web App によって開かれます。
4. Word ドキュメントの表示と編集、PowerPoint プレゼンテーションの表示、Excel ブックの共同編集が可能です。SkyDrive Pro を利用することで、管理や共有など、すべてのファイルを思いどおりに処理することができます。
5. ファイルを SkyDrive Pro に保存します。これで同僚とファイルを共有して、業務を効率的に進めることができます。
iPad の SkyDrive Pro for iOS から Office Web Apps を起動するには、[編集]を選択
SkyDrive Pro の iPad におけるインストール方法を解説した動画はこちら
OneNote for iPhone/iPad で、SkyDrive Pro 上の OneNote ファイルを直接開く
先日、OneNote for iPhone/iPad アプリに Office 365 のサポート機能が追加されました (英語)。この追加機能と SkyDrive Pro for iOS アプリを活用すれば、SkyDrive Pro 上に保存された OneNote ノートブックを OneNote for iOS アプリから直接表示、編集することができます。ノートブックは、Windows、Windows Phone、Android、iOS といったあらゆる OS のデバイスで、まったく同じ状態で表示されます (インクも例外ではありません)。OneNote のファイルは Office 365 の SkyDrive Pro に接続されたままなので、仕事のメモを 1 つの場所にまとめて保存し、外出先からでも管理することができます。
1. お手持ちの iPhone または iPad に OneNote アプリがインストールされていることを確認します。
Apple ストアからOneNote for iPhoneまたはOneNote for iPadをインストールします。
2. SkyDrive Pro アプリで、フォルダービューからファイルを選択し、[編集]を選択します。
3. ノートブックのレビューや追加を行います。
4. ノートブックを SkyDrive Pro に保存します。
ノートブックを iPad の SkyDrive Pro for iOS v1.1 上の OneNote (上の図を参照) で直接開くには、[編集]を選択
SkyDrive Pro for iOS の次回の更新について、何かご要望はありませんか? 最新版のアプリをお試しいただき、ページ下部のコメント欄でぜひご意見をお聞かせください。将来のアプリ開発に役立たせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
--Mark Kashman
SharePoint 担当シニアプロダクトマネージャー
@mkashman
よく寄せられる質問 (FAQ)
Q: SkyDrive Pro for iOS v1.1 アプリは、Office 365 のどのプランで利用できるのですか。
A: SkyDrive Pro for iOS v1.1 アプリは SkyDrive Pro の使用権を持つビジネス向け Office 365 のユーザーを対象に設計されています。具体的なプラン名としては、Office 365 Small Business (P1)、Office 365 Small Business Premium (P2)、Office 365 Midsize Business、Office 365 Enterprise (E1、E3、E4)、Office 365 Education (A2、A3、A4)、となります。Kiosk ユーザーや外部ユーザーは SkyDrive Pro 個人用ストレージの使用権を持たないためご注意ください。
Q. このリリースは Office 365 Dedicated の加入者も利用できますか。
A. いいえ、利用できません。SkyDrive Pro for iOS v1.1 アプリは、現時点では Office 365 Dedicated プランをサポートしていません。将来のリリースにて、SharePoint Online Dedicated のお客様にも SkyDrive Pro をご利用いただけるよう努めてまいります。
Q. このリリースは SharePoint 2013 オンプレミスを展開している企業も利用できますか。
A. いいえ、利用できません。SkyDrive Pro for iOS v1.1 アプリは、現時点では SharePoint 2013 オンプレミスをサポートしていません。将来のリリースにて、SharePoint 2013 オンプレミスのお客様にも SkyDrive Pro をご利用いただけるよう努めてまいります。
Q. SkyDrive Pro とは何ですか。
A. SkyDrive Pro は、企業でご使用いただけるクラウドストレージです。SkyDrive Pro を使用すれば、あらゆるデバイスからファイルをアップロード、参照、共有することが可能であり、最近使用したファイルへのアクセスも提供されます。また、SharePoint Online で提供されるセキュリティやツールをすべて利用できるので、生産性向上にも役立ちます。詳細については、Office.com サイトのSkyDrive Pro についての動画 (英語)や「SkyDrive Pro とは」の記事をご覧ください。