対象: 新Office 365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business
(この記事は 2013 年 8 月 27 日に Office 365 Technology Blog に投稿された記事の翻訳です)
投稿者: Office 365 チーム、投稿日: 8 月 27 日
今回は、SharePoint マーケティングチームのシニアプロダクトマネージャーを務める Mark Kashman (@mkashman) と Tejas Mehta (@tpmehta) の共同執筆による投稿をご紹介します。
SkyDrive Proはビジネス用のクラウドストレージです。さまざまなデバイスから、簡単かつ安全にファイルを保存、同期、および共有できます。SkyDrive Pro を使用すると、他のユーザーとリアルタイムに共同作業を行ったり、どこからでも Web ブラウザー上の Office Web Apps でドキュメントを編集したりすることができます。Windows Phone、Windows 8、iOS、Android などの各種デバイスからファイルへのアクセスは、ネイティブの SkyDrive Pro および Office Mobile のアプリケーションで簡単に行えます。SkyDrive Pro は、ビジネス ユーザーがファイル同期ソリューションに求めるスムーズなユーザー エクスペリエンスを実現するだけでなく、業務向けのコンテンツ管理、コンプライアンス、およびコンテンツ管理制御を提供するプラットフォームにサポートされています。
マイクロソフトでは、SkyDrive Pro の継続的なサービス向上に取り組んでいます。現在、SkyDrive Pro アプリは Windows ストアと App Store で公開されています。このたび、皆様の生産性向上をご支援するため、ビジネス向け Office 365 サブスクリプション用の SkyDrive Pro で 3 つの大きな機能強化が発表されました。
- 各ユーザーの SkyDrive Pro のストレージ容量が 7 GB から 25 GB に拡大
- 各ユーザーの SkyDrive Pro のストレージ容量は、既定の 25 GB から最大 50 GB または 100 GB に増量可能
- 他のユーザーが自分と共有しているドキュメントが簡単に見つかる自分と共有ビューを採用
それでは、各機能強化の詳細についてご説明しましょう。
各ユーザーの SkyDrive Pro のストレージ容量が 7 GB から 25 GB に拡大
Office 365 での SkyDrive Pro の既定ストレージ容量が、新規ユーザーと既存のユーザーのいずれも、25 GB になりました。
各ユーザーのストレージの総容量について、詳しく見てみましょう。Office 365 では、SkyDrive Pro のストレージが 25 GB、電子メールのストレージが 25 GB、ユーザーが作成したサイト メールボックスがそれぞれ 5 GB、ユーザーのテナントで使用可能な総ストレージ容量 (Office 365 のビジネス ユーザーの場合は 10 GB + ユーザー 1 人あたり 500 MB 1) を合計したものが、総容量です。お客様自身やお客様の企業において、各作業工程やさまざまな種類のコンテンツで必要となるストレージ容量が増大している場合でも、Office 365 なら十分なヘッドルームを最初から追加コストなしでご利用いただけます。
Office 365 Enterprise プランの場合、Office 365 Enterprise E1、E3、E4 のユーザーのみが、テナントで使用可能な総ストレージ容量に加算されます。キオスク ワーカーおよび外部ユーザーは、含まれません。Small Business および Midsize Business の場合は、ライセンスを所有するすべてのユーザーが、テナントで使用可能な総ストレージ容量に加算されます。
各ユーザーの SkyDrive Pro のストレージ容量は、既定の 25 GB から最大 50 GB または 100 GB に増量可能
SharePoint Online 管理者が、既定の 25 GB では不足するユーザーに対して、SkyDrive Pro のストレージ容量を拡大できるようになりました。段階的に 50 GB または 100 GB (現在の SkyDrive Pro の上限) から選択できます。また、同時に 25 人のユーザーのストレージを調整可能です。ストレージ容量は、テナント全体のプールから割り当てられます。管理者は、企業のテナントのストレージから各ユーザーの SkyDrive Pro に割り当て可能な総容量を、視覚的にわかりやすく確認できます。テナントのストレージが不足している場合は、[記憶域メトリックス] ページ ([サイトの設定] > [記憶域メトリックス]) に移動して [クォータの購入] を選択し、追加購入します。SharePoint Online の追加ストレージの料金は、月額 17 円/GB です。
SharePoint Online 管理者は、ユーザーの SkyDrive Pro のストレージ容量を 25 GB から 50 GB または 100 GB に拡大できます。
他のユーザーが自分と共有しているドキュメントが簡単に見つかる自分と共有ビューを採用
過去に同僚があなたと共有した文書やフォルダーを探すのに手間取った経験はありませんか。[自分と共有] の採用により、SkyDrive Pro では 1 つのビューにすべてを表示できるようになったため、重要なアイテムを見失う心配がなくなりました。
[自分と共有] ビューに表示されるドキュメントやフォルダーは、他のユーザーの SkyDrive Pro に格納されているか、標準のチームサイトのドキュメントライブラリで共有されているものです。何らかのドキュメントが共有されると、共有元のユーザーから付与されたものと同等のアクセス許可が SkyDrive Pro 内で付与されます。つまり、ドキュメントの閲覧、編集、共有、ダウンロードなどが可能で、自分の SkyDrive Pro にネイティブに保存されている場合と変わりません。
SkyDrive Pro の左側にあるナビゲーションウィンドウの [ドキュメントのフォロー] の下に、[自分と共有] が表示されます。
[自分と共有] の詳細については、Office.com を参照してください。
他の機能強化と併せて SkyDrive Pro をさらに活用
SkyDrive Pro サービスの継続的な機能強化の一環として、SharePoint Online の全体のファイルアップロード制限を 1 ファイルあたり 2 GB に引き上げ、また、ごみ箱の既定の保持期間を 30 日から 90 日に延長しました。さらに、新しくプロビジョニングされた SkyDrive Pro ライブラリでは、バージョン管理を既定が有効化され、最新の 10 バージョンを保存するようにしました。これにより、重要なドキュメントを紛失することを防止できます。これらのサービス向上は SkyDrive Pro およびチーム サイトのドキュメントとデータに適用されます。これらの機能強化の詳細やその他の情報は、今後、SharePoint Online での制限引き上げに関する記事でお伝えする予定です。
保存、同期、共有に最適なサービスである SkyDrive Pro を、どんどんご活用ください。この記事を読み終えたら、お手元のアイテムをアップロードしてみてはいかがでしょう。
SkyDrive Pro の詳細については、こちらを参照してください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
SharePoint マーケティングチーム、���ニア製品マネージャー
Mark Kashman、Tejas Mehta
@mkashman | @tpmehta
追加情報
- Office.com「SkyDrive Pro とは」
- Office.com「SkyDrive Pro に関する 5 つの質問 (英語)」
- SharePoint ブログ「Windows 用 SkyDrive Pro クライアントをリリース (英語)」
- Office 365 技術系ブログ「Office 365 サブスクリプション版 SkyDrive Pro for iOS と Windows 8 ストアアプリがリリースされました」
よく寄せられる質問
Q. SkyDrive Pro では、1 ユーザーあたりのストレージ容量はどのくらいですか。
A. SharePoint Online のストレージ容量は、既定で 25 GB、最大で 100 GB です。オンプレミスでは、既定で 100 MB に設定されていますが、IT 管理者により変更可能です。
Q. SkyDrive Pro のストレージは、追加購入できますか。
A. はい。月額 17 円/GB でご購入いただけます。購入分はテナントにプールされるストレージに追加されます。その後、特定のエンド ユーザーに、25 GB から 50 GB または 100 GB の範囲で割り当てることができます。
Q. 今回の発表内容は、Office 365 Dedicated プランのサブスクライバーにも適用されますか。
A. いいえ。Office 365 Dedicated プランは、独立した別のインフラストラクチャで管理されているため、今回の発表内容は適用されません。
Q. Windows 用 SkyDrive Pro 同期クライアントで同期処理が可能なドキュメントの最大数は、いくつですか。
A. 個人用のドキュメントライブラリでは 20,000 まで、チームサイトでは 5,000 まで可能です。
Q. Windows 用 SkyDrive Pro 同期クライアントでは、"差分同期" を使用しますか。
A. はい。Windows 用 SkyDrive Pro 同期クライアントでは Office ドキュメント キャッシュを使用しており、Excel、Word、および PowerPoint のファイルの場合は差分のみを同期します。