対象: 新Office 365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business
Office 365 チームのテクニカルプロダクトマネージャとして ID と購買関係を担当している Paul Andrew がお届けします。
マイクロソフトではお客様からのフィードバックに常に耳を傾けています。今回、お客様がより簡単に Office 365 プランの中でプラン切り替えができるようにする仕組みをアナウンスします。ビジネスが大きくなるにつれ、お客様が Office 365 サブスクリプションを切り替える柔軟性が必要であることを理解しています。
Office 365 管理センターの「ライセンス」ページに移動して、「プランの切り替え」リンクをクリックしてください。新しいプランを選択して購入すると、ユーザーは新しいサブスクリプションが自動的に割り当てられます。切り替え元のサブスクリプションで契約の残り分の費用が還元されます。
今回は、予定されているもののうちの最初の更新で、単純明快で問題が起こらないものに限定しています。今回の更新では、すべてのプランが切り替え元になれるわけではなく、各々のサブスクリプションに対して有効な切り替え先が提示されます。将来的にはこの機能を拡張する予定です。このページでは、政府機関向け、教育機関向けも含めた企業向け Office 365 のサービスプランの違いを説明しています。
どのプランに切り替えられるか
お客様は、プランファミリの中のより高度なプランに切り替えることができます。前までは、プランに切り替えはお客様が手作業でユーザーライセンスの割り当てをし直して、Office 365 サポートに電話をして元のサブスクリプションをキャンセルする必要がありました。新しいプラン切り替えウィザードにより、多くのプラン切り替えはサポートへの電話やライセンスの手動での再割り当てが必要なくなりました。プランの切り替えリンクは、サブスクリプションに切り替え先のターゲットプランが存在しない場合には表示されません。
また、ヘルプ記事「Office 365 のプランやサブスクリプションは切り替えられますか」を見ると、新しい自動処理の方法と従来の手動プロセスとサポートからの支援による方法の両方でプランを切り替える方法が記載されています。今回は、300 ユーザー以下のサブスクリプションにしかプラン切り替えウィザードが利用できないことに注意してください。
以下が、今回の更新でプランの切り替えができるようになったプランの一覧です。
現在利用可能
元のプラン | 移行先のプラン |
---|---|
Small Business P1 | Small Business Premium P2 |
Enterprise K1, Exchange Online (Plan 1), Lync Online (Plan 1), Lync Online (Plan 2), SharePoint Online (Plan 1) | Enterprise E1, Enterprise E3, Enterprise E4 |
Enterprise E1, SharePoint Online (Plan 2), Exchange Online (Plan 2) | Enterprise E3, Enterprise E4 |
Education A1 | Education A2, A3 |
Education A2 | Education A3 |
Exchange Online Kiosk | Enterprise E1, Enterprise E3, Enterprise E4, Enterprise K1, Exchange Online (Plan 1), Exchange Online (Plan 2) |
プランを切り替えるには
どのようにプランを切り替えるかについてみてみましょう。最初に、Office 365 管理センターのライセンスページを選択します。これにより、現在のサブスクリプションプランの一覧が表示され、切り替えが可能なサブスクリプションは以下に表示されている通り、右側に「プランの切り替え」リンクが表示されます。
「プランの切り替え」をクリックすると、切り替え先に指定できるプランが表示されます。
新しいサブスクリプションを選択すると、お支払いの詳細が表示されるので、購入プロセスを完了します。プランの切り替え作業により、元のサブスクリプションで契約の残り分がある場合は費用が還元されます。
プラン切り替えウィザードがお支払いの詳細した後、新しいサブスクリプションの発注が行われます。新しいサブスクリプションが自動で追加され、すべてのユーザーライセンスの再割り当てが行われます。これらの手順には少し時間がかかる可能性がありますが、このページでしばらくお待ちいただき、ブラウザーの更新ボタンを押さないでください。切り替えプロセスが完了したら、元のサブスクリプションはキャンセルされます。
このプロセスが完了すると、Office 365 アカウントは新しいサブスクリプションで利用することができるようになり、サブスクリプション開始日も新しいものになります。
より多くの切り替えオプションを準備中です
マイクロソフトでは将来的に追加のプランも扱えるように計画中です。今年の後半には、プランファミリをまたいで切り替えができるようにプラン切り替えウィザードを更新する予定です。
元のプラン | 移行先のプラン |
---|---|
Small Business P1 | Midsize Business Enterprise E1 Enterprise E3 Enterprise E4 |
Small Business Premium P2 | Midsize Business Enterprise E3 Enterprise E4 |
Midsize Business | Enterprise E3 Enterprise E4 |
SharePoint Online Kiosk | Enterprise E1, Enterprise E3, Enterprise E4, Enterprise K1, SharePoint Online (Plan 1), SharePoint Online (Plan 2) |
参考情報
プランを切り替える方法や、どれからどのプランに切り替えが可能かについては、以下の Office 365 ヘルプ記事で説明されています。
プランの切り替えに関してよく寄せられる質問
Q. 300 ユーザー以上いる場合は、どのようにプランの切り替えができますか。
A. ヘルプ記事「Office 365 のプランやサブスクリプションは切り替えられますか」に記載されている内容に従って切り替えてください。
Q. プラン切り替えウィザードはどのお客様が利用できますか。
A. マイクロソフトのWebサイトから直接ご購入されたお客様で、300ユーザーよりも少ないお客様は、該当するサブスクリプションについてプラン切り替えウィザードをご利用できます。
マイクロソフト ボリュームライセンス、もしくは通信会社等経由で購入した場合は、今回はプラン切り替えウィザードを利用することができ���せん。これらのお客様は記事「Office 365 のプランやサブスクリプションは切り替えられますか」で紹介されている従来から手動プロセスを行っていただく必要があります。
Q. Office 365 試用版から切り替えられますか。
A. いいえ。試用版からは利用できません。購入したサブスクリプションが切り替え元になっている必要があります。
Q. アドオンサブスクリプションのある Office 365 プランを利用しています。プランとアドオンを切り替えられますか。
A. いいえ。アドオンのあるプランは切り替えられません。
Q. Office 365 サブスクリプションのユーザーの一部分だけ切り替えてすべては切り替えたくないというようにできますか。
A. いいえ。一度にサブスクリプション全体が切り替えられる必要があります。複数のサブスクリプションをお持ちの場合、プラン切り替えウィザードを実行したほうのサブスクリプションのライセンスが割り当てられたユーザーのみが切り替えられます。